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2015年2月27日 (金)

春の息吹を感じさせないオープン戦日程(第801回)

Aaaa_2 先週末からプロ野球のオープン戦が本格化してきた。今週はナイトゲームも行われるというが、土曜、日曜の日程を見て驚いた。3球場すべてがドームでの本拠地で行われるのだ。天候に左右されない、選手のコンディション作り、そして移動の面などの利点によって決められた日程だろう。しかし、どうなんだろう。昔のように、九州から北上する桜前線のように、九州、四国から徐々に北上し関東地方で開催されるときは、春がもうすぐという季節感のあるオープン戦の雰囲気が無くなってきている。

 今年組まれている95試合で各球場のフランチャイズ球場以外で行われるのは23試合(最初の9試合はキャンプ地で行うため、実質14試合)。こ の地方試合の減少はドーム球場が多くなってからの傾向でもある。10年前の2005年も111試合中29試合になっているが、1995年は112試合40 試合もあった。1985年までさかのぼると133試合中54試合、1975年などは109試合のうち53試合とほぼ半分が、普段、生のプロ野球が見られな い地方都市で開催されていたのだ。

 読売ジャイアンツを例に出すと、かつては後楽園球場が、社会人の大会で使用していたこともあって 1985年などは、鹿児島、宮崎、大分、小倉、平和台、熊本、松山、高松、日生、西宮、大阪、岡山、甲子園、神宮、横浜、津、西武、後楽園、前橋、宇都 宮、水戸、浜松、静岡で開催。本拠の後楽園では1試合だけでフランチャイズ以外でも14試合行うなど、見事に九州、四国、近畿を回って関東にという全国行 脚でファンを引きつけていた。また、前橋―宇都宮―水戸と3連戦で行うオープン戦恒例だった北関東シリーズ。近年は公式戦で2球場で行うようになったもの の、東京ドーム完成後の1988年以降のオープン戦では、2都市になり、1都市になり今では消滅してしまった。

 今季のジャイアンツの オープン戦開催球場は、那覇、那覇、東京ドーム、東京ドーム、札幌ドーム、札幌ドーム、京セラドーム、京セラドーム、甲子園、長崎、ヤフオクドーム、ヤフ オクドーム、西武ドーム、QVCマリン、横浜、東京ドーム、東京ドーム、東京ドーム。キャンプ地の那覇を除くと、地方ゲームは3月10日の長崎でのソフト バンク戦1試合のみ。地方球場でも公式戦は開催されるが、オープン戦ののんびりムードはファンとの交流としてはもってこい。私も高校時代の1971年に大 宮市営球場で行われたヤクルト・阪急のオープン戦を生観戦。阪急のダリル・スペンサーの大男ぶりにびっくりした思い出がある。

 写真は 1971年3月9日の報知新聞5面の記事。岡山県総社市に完成した市民球場で行われた大洋・近鉄戦ながら、市の人口の4分の1近い8000人が詰めかけた 風景を報じている。Jリーグの全国展開に比べて、人気挽回策に手をこまねいているのが日本プロ野球。オープン戦の地方試合は採算が合わないための減少傾向 とも言われている。しかし、テレビで見るプロ野球選手をじかに触れ合える機会でもある。近年、選手とファンの距離が離れつつあるようなプロ野球界にとっ て、もう一度地方ファンの開拓の手助けになると思うのだが。

コメント

私の住んでいる県では今年公式戦の地方開催どころかオープン戦すらありません
こういうのがプロ野球人気低下の一因だと思います
高校野球が人気なのは第一に身近であるからではないでしょうか

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蛭間 豊章

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