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2017年1月30日 (月)

エンカーナシオンはレジー・ジャクソンになれるか

 インディアンスが3年総額6000万ドル(約70億円)で獲得したエドウィン・エンカーナシオン内野手との特異な出来高契約で、私は35年前にエンゼルスとレジー・ジャクソンが結んだ契約を思い出した。

 今回のイ軍との契約は年間観客動員が200万人に達した場合、100万ドル(約1億2000万円)を手にするという。1994年に新球場がオープンしてから、01年まで455試合連続満員札止め記録を作ったものの近年、観客動員で苦戦。15年まで減少に歯止めがかからず、ア・リーグを制した昨季でさえ30球団中28位の159万1667人(イ軍より少ないのはアスレチックスとレイズ)にとどまった。

 このオフのフリーエージェント市場で目玉だった昨季打点王の加入で、早くも年間予約席は急激に売り上げを伸ばしているという。

 かつてはそんな付帯条件は少なくなかった。最も成功したのが通算563本塁打を放ったジャクソンだった。81年オフ、ヤンキースからFAとなると、ア・リーグ西地区5位、ストライキで短縮されたシーズンながら144万1545人の動員に終わったエンゼルスと3年契約。36歳の年齢もあってか、年俸は90万ドル(当時のレートで約2憶3000万円)に抑えられた。

 しかし、オートリー・オーナーと結んだ付帯条項には「240万人以上の観客を呼んだら、その超過分1人につき50セント(当時約125円)を支払う」があった。

 奮起したジャクソンは前年の15本塁打からタイトル奪取の39本塁打。地区優勝に導き、観客数は280万7360人。40万人を超える歩合で、約20万4000ドル(約5000万円)の出来高を受け取った。

 シーズン終了後、ジャクソンは「私は2つのミスをした。一つはロード観客数、そして新記録のボーナスも付け加えるべきだった」。同年の観客数は、エンゼルスが世界一になった翌年の03年に更新されるまで20年も最多記録だった。=随時掲載= 

 2017年1月12日掲載

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蛭間 豊章

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