宮厩舎2歳情報 6月6日
みなさん、おはようございます。きょうも2歳情報をお送りしたいと思います。
昨年はニンジャでの新馬戦Vが強く印象に残ります。宮調教師が「走るよ」と強くプッシュしてくれたのが緑ゼッケン542番の馬、ラーストチカ(牝、父スウェプトオーヴァーボード、母イソノスワロー)です。兄は昨年、新潟2歳Sで勝ったモンストール。日本ダービーにも出走しました。2つ上の兄はトラストワン。2勝を挙げクローバー賞でも2着になっています。上の2頭がいずれも2勝。その上、重賞勝ちもあり、妹にかかる期待も大きくなります。「動きがいいし、新馬勝ちが期待できる。いいモノを持っていそう」とトレーナーは力を込めます。5月15日に入厩して順調に調整。きょう、水曜にもゲート試験を受けるようで、結果に注目したいと思います。
次に緑ゼッケン482番の馬、コパノフウタ(牡、父コパノフウジン、コパノフロスティ)について。父は08年のシルクロードSなどスプリント重賞で2着3回のコパノフウジン。宮調教師が管理し、その初子を手がけることになります。コパノフウジン産駒は今年デビューの10年生まれが初年度産駒で、未登録馬を含めても3頭だけ。そのうちの1頭、と書くと先週、新馬勝ちしたタガノゲルニカの子、タガノハピネスのケースが頭に浮かんでしまいます。こちらも活躍を期待したいところ。「気の勝った馬。450キロほどだね」とトレーナー。入厩したのは5月4日。5月30日に藤岡康騎手が乗ってゲート試験に合格。前進気勢が旺盛で、父のように短い距離でいい走りを見せてくれそうです。23日に阪神の新馬(芝1200メートル)でデビュー予定。コパノフウジンは04年にデビュー戦で2着でしたが、フウタ君には勝ってもらい、初めの一歩で”父超え”を果たしてほしいです。
3頭目は写真の緑ゼッケン497番の馬、ワイドワンダー(牡、父グラスワンダー、母ビビアンアロー)です。この名前を聞くと、どうしてもアンタレスSなど重賞3勝のダートホース、ワイルドワンダーを思い出してしまいます。話がそれました。ワイドワンダーの方は5月8日に入厩し、30日にゲート試験に合格しています。「500キロ近い好馬体。奥がありそうだね」と話す宮調教師。将来性を評価しているようです。気になるデビュー戦については「阪神の最後かなあ」とのこと。24日の新馬(芝1800メートル)を中心に検討しているようで、正式決定を待ちたいと思います。
最後は緑ゼッケン507番の馬、ブライトグローリイ(牡、父グラスワンダー、母ニシノフジムスメ)です。母のニシノフジムスメは06年に忘れな草賞でV。カワカミプリンセスが勝ったオークスで5着になりました。こちらは5月9日に入厩。ゲート試験にはまだ合格しておらず、慎重に調整が進められています。「今、具合が良くなっているところだね。これから徐々に進めていきたい」とトレーナーは話していました。母に続く活躍はできるのでしょうか。注目していきたいと思います。
では、また次回。
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