牧場便り~第3回~
またまた1週間ぶりの更新となります西山です。いよいよ明日は皐月賞ですね。ちなみに昨年4月に牧場を訪問して取材した馬からは
リアルスティール、ドゥラメンテ、ブライトエンブレム、ベルーフ、ベルラップと5頭がエントリー。僕のPOG指名馬も出走しますので、例年以上に力が入っております!
と、みなさんに興味のない話はこれくらいにして、来年のクラシックホース候補の紹介に参りましょう。まずはドラフト1位で消えること必至の注目馬。リアルスティールの全弟です。
プロディガルサン(牡、父ディープインパクト、母ラヴズオンリーミー)
この血統は2歳上のラングレーから牧場で見続けていますが、雰囲気があるというか毎年、良い馬だなあと感じます。当然、牧場サイドの評判も良く、「この1、2か月でガラッと変わってきた。体重も20~30キロ増えてきて走り方が良くなった。スピードとキレは兄(リアルスティール)を彷彿とさせますね」とノーザンファームの林さんは期待感たっぷりに説明してくれました。
兄2頭は栗東の矢作調教師が管理していましたが、この子は美浦の国枝厩舎に所属する予定です。牧場から戻って国枝調教師に話を聞くと、「良い馬だよ。順調に来ているみたいだし、夏くらいに使ってもいいかな」とデビュー時期について教えてもらいました。馬主は金子真人ホールディングス。このオーナー&調教師のコンビと言えば、アパパネが思い出されますし、楽しみしかない馬ですね。故障などなく、無事にデビューを迎えて欲しいと切に願っています。
実は国枝厩舎には、ルージュバックの半弟も入厩予定なんです。桜花賞は残念な結果に終わってしまいましたが、能力が高いのは間違いない。弟も要注目です。
ケーブルグラム(牡、父ディープインパクト、母ジンジャーパンチ)
「ラヴズオンリーミーの方はスラッとしているが、こちらは筋肉質な感じの馬体。走るのは分かっているし、無理せず秋くらいのデビューになるかな」と国枝調教師。馬主は姉と同じキャロットファーム。今年同様、来年も関東馬の躍進を支える存在となってくれるのではないでしょうか。
コメント