牧場便り~第6回~
こんちには。西山です。最近、知り合いから「POG情報を教えて」というメールが頻繁に来るようになりました。
僕自身もそうですが、皆さんのドラフトも近づいてきていることでしょう。少しでもお役に立てるよう、1頭でも多くの取材した馬の情報をお届けしたいと思います。今日は東京競馬場でヴィクトリアマイルカップが行われることもあり、今回は牝馬特集にしたいと思います。
ヴィブロス(牝、父ディープインパクト、母ハルーワスウィート)
ヴィクトリアマイルCを連覇したヴィルシーナの全妹になります。「性格はよく似ていますが、乗り味は姉よりも柔らかいですね」とノーザンファームの日下厩舎長。今年の牧場巡りをした中で、たくさんの馬を見てきましたが、個人的にはかなり好印象を受けた馬です。
チェッキーノ(牝、父キングカメハメハ、母ハッピーパス)
こちらはコディーノの全妹にあたります。「牧場に来た時はきゃしゃでしたが、ずいぶんと良い感じに成長してきています。まずは兄姉と同様に新馬戦で好結果を出して、次につなげて欲しいですね」と日下厩舎長。半姉のカービングパスも期待された良い馬でしたし、引き続きチェックしておきたい1頭です。
アドヴェントス(牝、父ジャングルポケット、母アドマイヤサンデー)
アヴェンチュラ、トールポピー、フサイチホウオーなど、活躍馬を多数出している母の産駒。関西の厩舎のイメージが強かったのですが、今年は美浦の堀厩舎に入厩予定です。「これまでのきょうだいと比較すると、馬体はコンパクトですが、気性はいいですね。柔らかいし、瞬発力がありそう」とノーザンファームの岡厩舎長。
ロゼリーナ(牝、父キングカメハメハ、母ローズバド)
毎年、POGでは注目が集まるバラ一族。「小柄な馬ですが、素軽い動きをします。成長を促しながら、秋くらいに入厩出来れば」とノーザンファームの岡厩舎長。全兄のローズキングダムのような活躍をしてくれるか、期待したいところです。
ココファンタジア(牝、父ステイゴールド、母ココシュニック)
半兄のステファノスは、5月に香港のGⅠに遠征して2着。間違いなく走る血統です。「スピードタイプです。体がひと回り大きくなれば、さらに楽しみですね」とノーザンファームの野崎厩舎長。所属は関西の友道厩舎です。
エッジースタイル(牝、父ハービンジャー、母ランズエッジ)
全姉はロカ。「姉と走りが似ていて、大きな跳びをするタイプ。今の段階では姉より早くデビュー出来そうです」とノーザンファーム空港の中川厩舎長。姉は春の段階で重賞未勝利でしたが、常に差のないレースをしていましたし能力は確か。妹にも注目していく必要があるでしょう。
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