牧場便り~第5回~
少し更新の間隔があいてしまい、申し訳ありません。西山です。
今日は東京競馬場でNHKマイルCが行われます。昨年はPOGで指名していたミッキーアイルが勝ち、レース当日が誕生日だったこともあり、最高の1日となりましたが、今年は我が軍団のエントリーはなし。冷静に仕事に徹するつもりです(笑)
9日に行われた京都新聞杯は、ディープインパクト産駒が上位1~3着を独占。4着トーセンバジルを始め、ハービンジャー産駒も4頭出走していたのですが、やはり京都競馬場ではディープ産駒の方が一枚上でした。とは言え、今年の3歳が初年度で、重賞にこれだけの数の産駒を送り出すだけでもすごいこと。重賞ウイナー(ベルーフ=京成杯)も輩出しましたし、今後も要チェックしていくべき種牡馬だと思います。と言うことで、今回は同産駒を特集します。
サンクロワ(牡、父ハービンジャー、母サンヴィクトワール)
まだ代表産駒と呼べる活躍馬を送り出していない母ですが、半姉にあたるサンソヴールは、未勝利にこそ終わったものの、取材した感触がすごく良かった馬。当時はオークスを勝ったヌーヴォレコルトと遜色のない評価を受けていた牝馬だったことを覚えています。この子は「折り合いに心配のなさそうなタイプだし、ビュッとキレそうな脚もある」とノーザンファームの林さん。所属は姉と同じ美浦の斎藤誠厩舎で、馬主はG1レーシングの予定。個人的に狙ってみたいと思っている1頭です。
母グローリアスデイズ(牝、父ハービンジャー)
この子の祖母にあたるグレースアドマイヤは皐月賞馬ヴィクトリー、重賞3勝を挙げたリンカーンなどを送り出した名牝。「ハービンジャー産駒は洋芝適性があるんじゃないかと思っているので、札幌開催を目標にやっていくつもりです」とノーザンファームの日下さん。馬体重は4月の段階で460キロ。所属は美浦の菊沢厩舎の予定です。
母ディナシー(牝、父ハービンジャー)
祖母はトゥザヴィクトリーという良血馬です。シンボリクリスエス産駒の半兄にダートで3勝を挙げているヴェルデホがいますが、こちらは芝向きとの評価でした。「見栄えのする馬体。まだ成長途上ではありますが、軽い走りをするし、楽しみです」とノーザンファームの岡さん。所属は栗東の角居厩舎。馬主は野田みづきさんなので、冠名は「ミッキー」になるのでしょうかね。こちらは、秋頃のデビューを目標に調整されるようです。
母チャイナドール(牝、父ハービンジャー)
今回、紹介した父産駒の中では、最も早くデビューしそうなのが、この子です。「牧場に来た時からしっかりとした馬で、極めて順調に来ています。ハービンジャー産駒の割には筋肉量が多く、ストライドも大きい。早くから楽しめそうかなと期待しています」とノーザンファームの日下さん。4月段階の馬体重は472キロで美浦の小笠厩舎に所属予定。馬主は「トーセン」でおなじみの島川隆哉さんです。
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