賢い娘がいるんです: 報知競馬ブログ「現場発!POGブログ」

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2015年8月22日 (土)

賢い娘がいるんです 

こんにちは。今日は会社でTVを見ながら、PAT購入で一喜一憂している牧野です。

毎日のように事件、事故が起きるせいか、10日前に中国で起こった天津の爆発事故もすっかりフェードアウトしそうな感じも。ワタクシが初めて足を踏み入れた海外の地が天津港だったので、何となく気になっていたんですが…。

ワタクシが海路で渡航した1997年秋当時は、立派なフェリーターミナルもなく、いまにも倒れそうなさびついた建物が並ぶ寂れた港。入管の役人は横柄な態度でチョー偉そうに振る舞い、屋外には両替を求める胡散臭い人が群がっている。港から離れて街のトイレに入れば、仕切りもなく地面に掘った穴が数箇所ある粗末な小屋。もちろんトイレットペーパーはなし。石炭燃料から出た煙で上空は薄暗い雲で覆われ、タイムスリップしたような感覚に陥ったのは、いまでも忘れません。ところが、TVの映像を見る限り、共産党の一大プロジェクトでグレードアップした天津港は記憶にある面影すらない。さすがに20年以上も経てば変わるのも当然でしょうが、TVに映る被害者家族を蔑ろにする役人の横柄な態度だけは不変でした(笑)

本日は、ある母と子のお話を中心に取り上げさせて下さい。それは、来週30日の新潟・芝1200Mで出走を予定しているアンナトルテ(牝、父エンパイアメーカー、母クーヴェルチュール)について。母クーヴェルチュールは07キーンランドCなど短距離で5勝を挙げた快速馬。奥村武調教師が国枝厩舎の助手時代に携わっていた馬として、当時もいろいろ取材した記憶が蘇ってきます。母子の違いを聞いて見ると、奥村師は「顔は母とそっくりだけど、母に比べると、すごい扱いやすい」と手のかからない子供に関心しきり。さらに聞けば、出生時から母親を煩わせることがなかった賢い娘だったとか。

母は癇性が強いタイプで、繁殖入り後は育児放棄するようなダメ親だったらしいんです。初子のプラリネ(牝、父アドマイヤムーン)から、ガトーオペラ(牡、父タイキシャトル)、ペルージャ(牝、父マツリダゴッホ)と3頭が中央でデビューしたんですが、すべて未勝利か未出走。幼少期の愛情が足りなかった影響なのか、競走馬としては全く結果を残せなかったんです。ところが、4番目のこの子は父のDNAが勝ったのか、驚くべき才能を持っていたという。「牧場スタッフの話だと、産まれたときから母を怒らせない術を知っている頭の良い馬だった」と奥村師。母親の気分を察しながら、気に入られようと振る舞う娘の姿は涙ぐましいものがある。この賢い子供の影響で、母は子育ての楽しみを覚えて、積極的に育児に関心を持つようになったようです。

親の心子知らずとは完全に逆パターン(笑)。人間でも幼少期に親の愛情を受けて育った子供と、そうでない子供では違うなんて話も耳にしますが、子供が親を更生したなんて話は人間界では聞いたことがない。そんな賢い子供なので、「人に対しても従順なので扱いやすい」と奥村師は生い立ちから、この馬の特徴を話してくれました。

では、能力はどうなのか? 入厩前の放牧先では、新馬勝ちしたヒプノティストと同じぐらい調教が進んでいた組で仕上がりは上々とのこと。軽い発熱でデビューが一度は見送られましたが、「追い出してからも重心の低い走りをするし、距離も十分対応できそう。(先月の)競馬の週に軽い熱が出て無理させなかったが、今は問題ない」と奥村師の感触はかなり良さそう。決してヒダカBUの宣伝でもなければ、麻雀のツモ力が低下しているクラブ担当者Tを喜ばせるわけでもありません。ただ、競馬の一ファンとして、アンナトルテに注目しています。

1頭の話でかなり長くなってしまいましたが、奥村厩舎では除外で出走が延びていたアウアウ(牝、父カネヒキリ、母ネネグース)が、9月13日の中山・ダート1800で仕切り直しするそうです。

あとは、来週の新潟2歳Sに出走するロードクエスト(牡、父マツリダゴッホ)についても触れておきましょう。初戦は上がり3ハロン33秒2の末脚で快勝。上位人気に支持されそうな1頭だと思われます。木曜日に田辺Jを背にWコースで3頭併せ。古馬のラスヴェンチュラス相手に併入に持ち込んでいました。「並ぶとムキになってしまうところがあるので、あまり気が入りすぎないように回ってきたけど、しまいの脚はしっかり。いいものを持っていると思う。上積みも十分ありそう」と辛口の田辺Jにしては上々の評価でした。

最後に土曜の新馬戦から。新潟・芝2000Mでデビュー戦を飾ったケルフロイデ(牡、父キングカメハメハ)は前評判通りの結果に。鞍上のデムーロも好感触の様子だったと聞きますし、「これが将来的に一番良くなるかも」と加藤征師の見立て通り、結果を出してくれました。次は放牧に出して様子を見るとのこと。

新潟・芝1400Mを勝ったタンタラスノオカ(牡、父アッミラーレ)の激走?は想像もしていなかった(笑)。当初乗るはずだった某騎手が「(調教で)乗りたくないよ~」という気の難しい馬だったんですが、あっさり岩田Jが乗って勝ってしまいました。分からんもんです。

今日はここまでですが、来週も美浦から情報をお届けします。

コメント

マサさん、こんにちは。返事が遅れて申し訳ないです。アフェクテューズに関しては、マサさんのコメント以降に何度か情報を出しておきましたが、日程は決まりかねているところです。進展があれば、ブログで報告しますので、お待ち下さい。

高校野球大好きさん、こんにちは。遅くなって申し訳ないです。暑さについてですね。馬運車内はエアコンがついていますが、厩舎は消費電力の制限で全馬房にエアコンが付けられません。ミストや葦簀などを使って、暑さ対策はしていますが、課題はあると思います。

アンナトルテについて書かれた匿名希望の方へ。こちらこそ、いつもありがとございます。当ブログの内容について批判する方もいらっしゃるので、こういうコメントを頂くと我々のやりがいもあるというもんです。今後も、仕事の合間を縫って、ためになる情報を提供できるように頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

牧野さん、こんばんは手塚厩舎のアフェクテューズですが再入厩舎してから情報がでないんですが何か情報あれば教えてもらえますか。

牧野さん、こんにちは。
お盆が明けて大分涼しくなった気がします。
競走馬は、暑さに弱いと思うのですが、
早朝の調教時間はともかく、
厩舎内や馬運車内はどうなってるのでしょう?
前から気になってました。。

いつも楽しく拝見させていただいております。
(特に前段の競馬にあまり関係無いような話を・・・笑)

大のお気に入りアンナトルテの話があり、とても嬉しくコメントを書かせていただいている次第です。
お馬さん達の競馬に関係ないお話もまた趣がありますね。

まだまだ暑さ厳しい季節、お体をお大事にご自愛ください。
これからも楽しく、ためになる、記事を心待ちしております。

※名前とメアドの公開は無し、でお願いします。

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