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2015年10月24日 (土)

土曜の府中より 

こんにちは。牧野です。東京競馬場では更新できず、自宅に持ち帰ってパッチパチとなりました。

たまには、マジメな話から。今月14日の紙面のコラムでも載せたですが、環太平洋経済連携協定、いわゆる「TPP」について。交渉に参加した12か国が今月5日に大筋合意したという報道を見られた方も多いと思います。軽種馬に関して言えば、妊娠馬の輸入の際にかかっていた340万円の関税が即時撤廃され、競走馬に関しても段階的に16年目に関税を撤廃することが決まったんです。

直近の3年間では、海外から輸入した競走馬は170頭(うち妊娠馬7頭)。TPP参加国に限って見れば、米国が119(同3頭)、豪州が8(同1頭)となっているようです。関税が撤廃されることで、外国産馬の導入が進むのは間違いないと思われます。二ノ宮調教師の計らいもあって、6月ぐらいに美浦へ遊びに来たニュージーランドのある生産者に聞いたところ、「いまはニュージーランドから主にシンガポールや香港に馬がたくさん輸出されているけど、将来的には日本にもたくさん売り込みたい。ガハハハァ」と市場開拓に希望を持っているようでした。

長い低迷期を迎える日本の生産者にとっては、厳しい状況かもしれませんが、複数の生産者からは「だからと言って輸入が大幅に増えるとは限らない」という声も。関税が撤廃されても、輸送費が300万円前後がかかるそうですし、トレンドのタピット産駒なんかは価格が上昇するばかりで手が届かない。それよりも、輸入に携わっているある生産者は、「妊娠馬の関税がかからなくなったことで、これまでより繁殖の導入がより進み、血の入れ替えが進むメリットがある。これは中小の牧場にとってもいいこと」と指摘していました。輸入牝馬の子供が数多く活躍しているのは、POGファンならご存知でしょう。輸入した子供たちの血から、海外の客を喚起できる商品が提供できれば、競馬サークルにとってTPPは悪い話じゃない。POG的には、輸入牝馬の動向をより注視することになると思っています。

本日は開催日なので、いつも通り新馬戦を中心に振り返りましょう。

まずは東京5Rの芝2000M。ディープ2頭の一騎打ちかと思われましたが、勝ったのはリスペクトアース(牡、父マンハッタンカフェ)。1000M通過が65秒8という超スローペースをまんまと逃げ切りました。「逃げるつもりではなかったのですが、スタートが速かったので、ハナに立つ形となりました。いい感じの走りでした」と戸崎J。体も余裕がありそうでしたし、まだ上積みも見込めそう。

1番人気のマウントロブソン(牡、父ディープインパクト)は2着。ルメールによれば、「走る馬だけど、ペースが遅すぎた。大きいストライドで長い脚を使える」とのこと。3着はロジインパクト(牡、父ディープインパクト)で、内田Jは「なかなか前に行けなかった」とコメント。序盤から行き脚がつかなかったですし、使っていけば良くなりそうな感じのニュアンスでした。4着がタイセイヴィクター(牡、父ヴィクトワールピサ)。蛯名Jによれば、「能力はありそう。まだ子供っぽいところがあるし、使っていけば良くなりそう」とのことでした。

続いては、オッズ的に大混戦だった東京4Rの芝1600Mへ。勝ったのは7番人気のファイアクリスタル(牝、父ネオユニヴァース)でした。「まだ余裕ある体つきだったし、頭の高いフォームで、追い出してからどうかと思っていましたが、その感じで勝つんですから、まだ上積みがありそう」と田辺Jは今後に手応え。

半馬身差の2着に入ったのはフェイズベロシティ(牝、父キングカメハメハ)で、戸崎Jによれば、「フットワークは軽いけど、直線でフラフラしていたし、左に行く感じだった。その辺りが解消してくれれば」とのこと。3着はライトリーチューン(牝、父マンハッタンカフェ)。蛯名Jは「そんなに出て行かなかった。おとなしい馬。内容は悪くなかったので、使っていけば良くなりそう」とのことです。

1番人気のステイインハート(牝、父ステイゴールド)は6着でゴール。吉田豊Jは「落ち着いていたし、馬の後ろで折り合っていた。使っていけば、シュッと脚を使えそう」と感触は悪くない。ヘラルドスクエア(牝、父キングカメハメハ)は5着でしたが、Mデムーロがクラブ担当者に「ボク、これで(騎乗が)終わりじゃない?」と乗り替わりを心配していたようで(笑)。「スタートは出なかったけど、素直な馬。これぐらいの距離が合っている」とのこと。7着はエターナルブーケ(牝、父マンハッタンカフェ)で、福永Jによると、「すごく乗りやすい馬。狭いところで躊躇するところがあったけど、距離が長くなればもっと良さを発揮しそう」とのことでした。

そして……。ワタクシの注目馬シャリオドール(牝、父ヴィクトワールピサ)は12着に敗れました。少しガッカリしたんですが、ルメールからは、「乗りやすいし、競馬を覚えてくればもっとやれそう。距離はこれぐらいがちょうどいい」と悲観する様子はない。戸田調教師も「ようやく体が絞れてきたところだし、気持ちも前向きになってきたばかり。走ってくると思うよ」と前向きにとらえていました。これからだと信じています。

未勝利戦も1鞍だけ触れておきましょう。東京3Rの芝1800Mは、5番人気のダイワリアクション(牡、父シンボリクリスエス)が鼻差勝ちでしたが、ワタクシの本命馬ミヤビエンブレム(牡、父マンハッタンカフェ)は追撃及ばず、惜しくも2着に敗れてしまいました。悔しそうな福永Jでしたが、「ゴール板のところだけ負けていた。コントロールしやすい馬だし、長い距離でやれそう」と感触は良さそうでした。

最後にアイビーS(東京・芝1800M)も取材してきました。

勝ったのはマイネルラフレシア(牡、父ジャングルポケット)でした。新馬戦後の鞍上がかなり手応えをつかんでいたのを思い出したのはレース後でして(汗)。「いいポジションで上手に走れていたし、ゴーサインを出したら瞬時に反応してくれた。まだ余裕もありましたし、先々まで楽しみ」と柴田大Jは期待を膨らませているようでした。

敗者からは、3着のヒプノティスト(牡、父クロフネ)については、柴田善Jが「最後は手前を替えっぱなしだった。気持ちの面で難しいところがありそう」とのこと。4着のスターオブペルシャ(牡、父ダイワメジャー)は、北村宏Jが「ゲートの駐立は我慢できていたけど、寄られて後方のあの位置になってしまった。ペース的に間に合わなかった」とのこと。1番人気のアドマイヤビスタ(牡、父ネオユニヴァース)は5着。ルメールは「反応が良かったけど、最後は同じ脚いろになってしまった。距離は長いのでマイルぐらいがちょうどいい」とのことでした。6着はアメリカンヘブン(牡、父Gio Ponti)で、福永Jが「少しイレ込んでいた。乗りやすい馬。そんなに負けていないんだけど……」とのこと。

2番人気のレプランシュ(牡、父ディープインパクト)は、スローペースで後方から最速タイの33秒7で追い上げましたが、7着までがやっと。内田Jによれば、「もっとやれると思ったんだけど……。ゲートは出なかったね。中団くらいでという指示だったんで、スタートから出していったけど……。最後は伸びている」とのことでした。

今日はここまでですが、参考までにプチ情報も。東京競馬場で久々に会った友道厩舎の大江助手から、「牧野さん、うちの馬、無印ですか。状態はかなりいいですし、けっこうやれると思ってるんですよ」とアドバイスを受けた馬は、菊花賞に出走するスティーグリッツ。この話を聞いて買うか、買わないかは自己責任ですが(笑)、ワタクシはサトノラーゼンから勝負します。では、お休みなさい。

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