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2019年10月 7日 (月)

ウルトラ女王の底力

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 本日も6日に開催された札幌マラソン(報知新聞社など主催)をリポートします。走り始めると記録がぐんぐん伸び、あっという間に福岡国際や大阪国際女子などのトップ大会に出場するレベルに達する人がいます。その典型的なケースが女子ハーフの部を1時間18分7秒で制した藤澤舞さん(45)=エクセルAC=です。
 この日は序盤から独走。20~30代の選手に6分以上の大差をつける圧倒的な脚力を見せつけました。「前半は同じペースの男性についていった。後半はほぼ1人になったけど、河川敷の向かい風もなく走りやすかった。自己ベストに数秒届かず、ちょっと残念」と余裕十分でした。
 今年は連戦連勝の藤澤さん。フルマラソンは洞爺湖、千歳JAL国際、かすみがうら、函館を、ウルトラ100キロはサロマ湖で頂点に。得意の100キロでは世界大会に9回出場。来月はヨルダンで開催されるアジアオセアニア100キロ選手権に、10度目の日本代表として出場する予定です。
 中学校ではバレー部、高校ではテニス部に所属。2007年にダイエット目的で走り始めると、一気に才能が開花しました。現在は札幌市内の病院の非常勤職員として勤務。最近は週1回のスピード練習に取り組み、昨年の洞爺湖は2時間44分20秒で走りフルのベスト記録を更新しました。
 「ハーフは苦しいから苦手」と言いながら、先週は旭川ハーフマラソンを1時間19分26秒で優勝。159センチ、45キロのきゃしゃな体には途方もないスタミナが詰まっています。

 写真=女子ハーフの部を制した藤澤さん

2019年10月 6日 (日)

秋晴れ 札幌マラソン

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 第44回札幌マラソン(報知新聞社など主催)が6日に開催され、ハーフと10キロの部にエントリーした約1万2000人が真駒内公園から豊平川、繁華街のすすきの、大通公園などを駆け抜けました。
 昨年は大型の台風接近のため、金曜日の午後に中止が決定。今年は快晴、スタート時の気温も12度と絶好のコンディションに。メイン種目のハーフは正月の箱根駅伝を目指す東海、東洋、帝京などの大学生たちがトップ集団を形成し、彼らにつられて市民ランナーのペースも上がっていきます。
 北国の大会ですが、ゴールしたランナーのほとんどが汗だく。来月以降、本州などのフルマラソンに出場する人には真剣なトレーニングの場となったようです。
 
 写真=真駒内公園から豊平川に向かう10キロのランナー

2019年9月11日 (水)

白山白川郷 特別ルール

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 第7回白山白川郷ウルトラマラソンが8日に開催され、約1100人が世界遺産の白川郷合掌造りの集落から全長33.3キロの白山白川郷ホワイトロード(旧名称は白山スーパー林道)、日本ジオパークに認定されている白山手取川ジオパークを駆け抜けました。
  数あるウルトラマラソンの中で、屈指の難コースとされる白山白川郷。標高約500メートルのスタート地点から、同1445メートルの20キロ地点まで一気に上り、その後は河川部の海抜0メートルまで下っていきます。
 ゴール間近では日本海に沈む美しい夕日を見ながら走れますが、この日は台風15号の影響で快晴、気温も32度まで上昇。夕方18時の気温が30度前後という予報だったため、安全を考慮して「特別ルール」が適用されました。50キロを超える第3~5関門を制限時間内に通過し、その時点で走ることをやめたランナーも「フィニッシャー」と見なされるもので、完走メダルと記録証は後日、郵送されるそうです。
 その関門と制限時間は以下の通り。
 第3関門=59.8キロ 13:30
 第4関門=66.3キロ 14:30
 第5関門=85.3キロ  17:00 ※スタートは5:00

 「事前に注意を呼びかけていたので、熱中症になって救急搬送された方は1人だけ。100キロの完走率は昨年が65%で今年は39%と急減しましたが、無理をせず自重して走っていた人が多かったと思います」。大会を運営するランナーズウェルネス社の担当者はホッとした表情でした。

 写真=白川郷合掌造りを背にスタート(上)。白山白川郷ホワイトロードを通過するランナー(下)
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2019年9月 4日 (水)

東京マラソン「狭き門」

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 来年3月1日に開催される東京マラソン2020のエントリーが締め切られ、各カテゴリーの申込者数は下記の通りです。
 ▼一般 エントリー数
 マラソン=29万3275人 当選倍率約11.12倍
 10km=691人 当選倍率約1.72倍
 ▼ONE TOKYOプレミアムメンバー エントリー数
 2万4487人 当選倍率約8.16倍
 ▼都民 エントリー数
 3万2758人 当選倍率約32.75倍

 このほか、RUN as ONE - Tokyo Marathon 2020(準エリート国内・海外・学生、一般)、チャリティランナー、エリート(マラソン100人、車いす30人 12月上旬から募集開始予定)が加わり、全体のマラソン定員は3万7500人となります。
 今回、新設された都民エントリー(東京都居住者)はいきなり30倍を突破。ONE TOKYOプレミアムメンバー及び都民エントリーで落選した方は、一般エントリーに自動的にエントリーされますが、今年も「狭き門」は変わらないようです。

 写真=銀座を通過するランナー(今年3月の東京マラソン)

2019年8月18日 (日)

風雨のフィナーレ

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 北海道を縦断する「TRANS・YEZO」(トランス・エゾ)は17日、第14ステージ(浜頓別~宗谷岬 60.7キロ)を終え、2週間の行程が閉幕しました。
 台風10号通過に伴う暴風雨の中、一行は浜頓別からひたすら北上。襟裳岬から500キロ地点を経て9キロ続く直線道路へ。オホーツク海沿いに出てからは砂浜を2キロ走る予定でしたが、海が荒れて波が高かったため砂浜は回避。初日の4日に通った宗谷丘陵を上り、眼下に見える日本最北端の宗谷岬を目指しました。
 今大会の制限時間内完走者は、宗谷岬と襟裳岬を往復する「アルティメイト・ジャーニー」(1102.4キロ)の田畠実さん=204時間13分=、襟裳岬から宗谷岬までの「toそうや」(556.4キロ)の根本孝寿さん=98時間8分=の2人。最終日は根本さんが先行してましたが、ゴール手前で田畠さんが追いつき一緒にゴールしました。

 写真=強風の宗谷岬に到着した参加者たち

2019年8月16日 (金)

仲間と思い出作り

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 北海道を縦断する「TRANS・YEZO」(トランス・エゾ)は、いよいよ最終盤。15日の第12ステージ(旭川大~美深温泉)は2週間の行程中、最長の98.3キロを走りました。
 この日は午前3時にスタートし、制限時間は午後10時までの19時間。長丁場だけに見所はたくさんあって、ピップエレキバンのロケ地として話題になった比布駅(JR北海道・宗谷本線)、作家・三浦綾子の作品名になった塩狩峠を通過します。和寒から風連、東雲峠を越え、そば畑やひまわり畑を眺めて美深の街へ。ラスト10キロは第2ステージで河口部を走った天塩川を何度かまたいでゴールの美深温泉を目指しました。
 23回目を迎えた今回は33人がエントリー。全国からリピーターが集う中、地元・北海道からは宮村達郎さん(67)が7度目の出場です。
 宮村さんは札幌市が拠点のURC(ウルトラ・ランナーズ・クラブ)会長で、サロマ湖100kmウルトラマラソンに32回出場して26回完走した大ベテラン。今年初めてサロマ湖エントリーを見送り、トランス・エゾの宗谷岬と襟裳岬を往復する「アルティメイト・ジャーニー」(1102.4キロ)に備えてきました。
 「3年前に出た時、身内に不幸があって4日間抜けた。それが心残りで、もう1回、アルティに挑戦したかった」とか。もっとも体調不良の日もあり、制限時間内に完走できない日もありますが、「気心の知れた仲間と過ごせて楽しよ。毎日、思い出を作りながら走ってるんだ」。あと2日。宗谷岬に向かって前進します。

 写真=通算900キロ地点を通過した宮村さん(左端)

2019年8月15日 (木)

メロン&スイカ 農園エイド

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 北海道を縦断する「TRANS・YEZO」(トランス・エゾ)は、2週間の行程中、最も美しいロケーションを迎えました。
 13日の第10ステージ(新得温泉~富良野 79.8キロ)は、狩勝峠を越えて故高倉健さんの主演映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地として有名な幾寅駅(JR根室本線)へ。その後、樹海峠を越えて老節布経由で富良野に向かいます。ゴールの5キロ手前では笠原農園さんの「豪華メロン&トマト」エイドが最高でした。
 14日の第11ステージ(富良野~旭川大 69キロ)は、中富良野からパノラマロード江花、ジェットコースターの道へ。美馬牛では新田農園さんの「スイカ、じゃがいも、11種のプチトマト」エイドを堪能=写真=。そして、絵はがきのような景色が続く美瑛のパッチワークの丘を通過し、心暖まる1日となったようです。

2019年8月13日 (火)

大会が一番の練習

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 北海道を縦断する「TRANS・YEZO」(トランス・エゾ)は12日、第9ステージ(大樹町~新得温泉 93.3キロ)を終えました。
 コースは大樹町から236号線を北上し、幸福駅(広尾線の廃線に伴い1987年2月に廃駅)を経由後、大正から十勝大平原の農場地帯を横切り十勝清水を経て新得温泉へ。今大会で2番目に長い距離のため、一行は午前3時にスタート。眠さと闘うステージですが、天候は肌寒いぐらいのナイスコンディション!もっとも、意識を遠のかせる長~い一本道や砂利道があり、注意力が必要とのことです。
 さて、宗谷岬と襟裳岬を往復する「アルティメイト・ジャーニー」(1102.4キロ)の部の出場者は、どんな準備をしてきたのか気になるところ。9回目の出場の田畠実さん(61)=富山県=が春以降に走ったレースは下記の通りです。
 3月=淡路島一周マラニック(約146キロ)
 4月=チャレンジ富士五湖116キロの部(85キロでリタイア)
 5月=長崎橘湾岸スーパーマラニック173キロの部(80キロでリタイア)、野辺山100キロ
 6月=飛騨高山100キロ、サロマ湖100キロ
 7月=みちのく津軽ジャーニーラン263キロ
 「大会に出ることが一番の練習」という田畠さん。毎月、各地に出向いて8月の「1102.4キロ」に備えてきました。

 写真=幸福駅で休憩する田畠さん(右から2人目)

2019年8月11日 (日)

宗谷岬へ北上556.4キロ

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 北海道を縦断する「TRANS・YEZO」(トランス・エゾ)は11日、襟裳岬から宗谷岬を目指す後半戦に入りました。
 前日の10日には「toえりも」(宗谷岬―襟裳岬 546.0キロ)を終えた人と、翌11日からの「toそうや」(襟裳岬―宗谷岬 556.4キロ)に出場する人の歓送迎会が行われ、楽しい一時だったようです。
 11日の第8ステージは襟裳岬から太平洋を右手に黄金道路を北上し、広尾町から内陸部に入り大樹町までの74.5キロ。早朝時にはTシャツではいられないほど冷え込み、逆に広尾からの内陸部では灼熱の太陽が照りつけましたが、午前の冷気がそのまま残って走りやすいコンディションでした。
  
 写真=太平洋沿いを快調に進む参加者

2019年8月10日 (土)

牧場の緑と競走馬にウットリ

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 「TRANS・YEZO」(トランス・エゾ)は9日、第6ステージ(富川―浦河、84.5キロ)を終了。コースは富川から新冠、静内のサラブレッド牧場=写真=を通過後、太平洋岸沿いを南下し、三石を経て浦河がゴールです。
 この日は夜中に降り続いた大雨がスタート時にはやんだものの、ひどい強風に見舞われました。それでも午後には日が照りだし、牧場の緑と美しいフォルムの競走馬の姿に皆さん、癒されたそうです。
 本日10日は第7ステージ(浦河ー襟裳岬、53.8キロ)。宗谷岬から襟裳岬までの「toえりも」(約546.0キロ)が終わり、11日からは襟裳岬から宗谷岬までの「toそうや」(556.4キロ)に入ります。

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