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大会レポート

2018年6月18日 (月)

日光ウルトラ 満点「走り旅」 

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 本日も17日に開催された第2回日光100Kmウルトラマラソンをリポートします。
 世界遺産の日光東照宮、日光山輪王寺、日光二荒山神社、いろは坂、中禅寺湖、日光江戸村、鬼怒川温泉、東武ワールドスクウェア、日光杉並木街道。コース上には次々と名所が現れ、見て聞いて感じる「走り旅」の要素が強い大会です。
 ランナーたちは、そんな大会にどんな印象をもったのでしょうか。初めて参加した4人の感想を紹介します。
 
 ◆100キロの部
 塩川茂樹(47=9時間15分43秒、神奈川県)「いろは坂を終えてからも鬼怒川方面、杉並木が上りでつらかった。一方、エイドが多く、ボランティアの皆さんに励まされてありがたかった」
 満永章月(48=9時間31分7秒、群馬県)「いろは坂を自分の足で走って上れて感激。でも下りの衝撃はすごかった。中禅寺湖や江戸村、杉並木などの観光名所を1日で回れて得した気分です」
 ◆62.195キロの部
 桑原玲子(58=7時間36分46秒、栃木県)「地元の大会なのでラン友3人で参加。鬼怒川や杉並木を眺められ、故郷の素晴らしさを改めて感じられた。半日かけた地元旅はよい体験でした」
 川辺貴宏(44=8時間35分55秒、茨城県)「初ウルトラです。つらい時間が長くて右太ももの裏側が痛くなったけど、スタッフやボランティアの方々が盛り上げてくれて安心して走れました」
 (敬称略、記録はネットタイム)

 写真=いろは坂を下る100キロの部のランナー

2018年6月17日 (日)

日光100Kmウルトラ

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 第2回日光100Kmウルトラマラソンが17日に開催され、100キロと62.195キロの部にエントリーした約2000人が日光市内を駆け抜けました。
 午前4時30分に号砲が鳴った100キロのランナーは、日光市霧降スケートセンターから日光東照宮、日光山輪王寺、日光二荒山神社の参道へ。その後、いろは坂から中禅寺湖畔までの標高差約700メートルを一気に上り、いろは坂を下った後は鬼怒川へ。途中、江戸ワンダーランド日光江戸村と東武ワールドスクウェアに立ち寄り、終盤は日光杉並木街道がコースとなります。
 世界遺産の二社一寺に加え、名所や温泉地を巡るコースは見所満載。その一方、スタート直後は下って上って下り、いろは坂の上りと下り、ゴール手前数キロは上って下って上りと、過酷なアップダウンが待ってます。
 昨年は日差しがきつくなって給水所が大忙し。起伏に苦しむランナーが多かったこともあり、難所のいろは坂は中盤から序盤に変更されました。今年は小雨で気温も20度以下と、走りやすい天候となりました。
 第1回大会をリニューアルした日光ウルトラを明日もリポートします。

 写真=中禅寺湖畔を走るランナー

2018年6月13日 (水)

日体大記録会

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 第264回日本体育大学長距離競技会が9日と10日、横浜市青葉区の同大健志台陸上競技場で開催されました。
 この競技会は1966年ごろ、同大の世田谷深沢校舎時代に始まった伝統のある長距離部門の記録会。年10回ほど行われ、全国各地の高校や大学、社会人の有力選手が集まり、自己ベストを狙うには最適の大会とされています。
 9日の男子1万メートル・最終10組には、4月にコニカミノルタを退社しプロランナーに転向した神野大地(24)が出場し、29分9秒48で日本人トップの6位に入りました。競技会は一般の方も無料で見学できます。しかもトラック内まで入ってエリートランナーの息づかいも聞き取れるとあって「ライブ感」は満点です。
 10日は雨中のレースとなりましたが、男子5000メートル29組を午前9時から午後7時前まで消化=写真=。半世紀以上、記録会を支えてきた大学関係者の熱意に敬意を表します。

2018年5月28日 (月)

立山、黒部川、富山湾の絶景

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 本日も27日に開催された「第35回カーター記念 黒部名水マラソン」(報知新聞社など共催)をリポートします。
 スタートした直後は山間部に雲がかかってましたが、しばらくすると雲が消えて残雪の立山連峰が見えてきました。上の写真は、その山々をバックに黒部川沿いを下るランナーたちのショット。日差しも強くなってきた28キロ過ぎ、苦しくなってくる場所です。
 下記は富山県外から初めて参加した人たちのコメント。皆さん、豊かな自然やおもてなしが心に残ったようです。

 紅林幸一(46=3時間2分19秒)「給水所が多いこと、水がおいしくて感心した。冷たい風がすごく気持ちよかった」
 関口幸広(53=3時間23分43秒)「思ったほど勾配がなかった。黒部川の水音、ボランティアの働きが印象に残った」
 新蔵由美(50=4時間11分3秒)「暑い時のフルを経験したくて参加。風が涼しく、立山が見えてうれしかったです」
 工藤初美(45=4時間31分44秒)「山と川、海、田んぼ。ぜいたくな景色を楽しめた。ベストも出せた。来てよかった」
 田口祐介(38=4時間53分22秒)「2キロごとにエイドがあって最高。おいしい水を飲むたびに生き返って完走できた」
 (敬称略、記録はネットタイム)

2018年5月27日 (日)

Qちゃんと柏原さんが応援

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 「第35回カーター記念 黒部名水マラソン」(報知新聞社など共催)が27日、富山・黒部市で開催され、全国から集まった約1万人が残雪の立山連峰や黒部川、富山湾などを望む雄大なコースを駆け抜けました。
 フルのコース上には給水所が22か所、給食所が5か所設置。ゴール後には無料の名水鍋(名水ポークの豚鍋、ズワイガニのカニ鍋)が振る舞われ、「これが楽しみなんだ」というランナーがたくさんいます。
 大会特別ゲストは今年もシドニー五輪・女子マラソンの金メダリスト高橋尚子さん(46)。スタートからゴールまで声を張り上げ、ハイタッチと握手でランナーを激励し続けました。
 そのQちゃんは前日、東洋大時代に箱根駅伝5区で4年連続区間賞に輝いた柏原竜二さん(28)と黒部市総合体育センターでスペシャルトークショーを展開。前日受け付けに訪れた方などが2人の話に聞き入ってました。
 明日28日も黒部名水の様子をリポートします。

 写真=フルの部のランナーをスタート地点のステージで見送る(左から)柏原さんと高橋さん

2018年5月18日 (金)

丸の内 企業対抗リレー

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 企業単位で参加するランニングイベント「ブルームバーグ スクエア・マイル・リレー 東京」が17日、東京・丸の内で開催され、昨年を上回る61 チーム・600人以上のランナーがライトアップされた夜の丸の内・仲通りを駆け抜けました。
 同リレーは1チーム10人で1人1マイル(約1.6キロ)を走り、10マイル(約16キロ)の合計タイムを競います。総合は「Barclays_1」が53分22秒で、男女混合チーム(最低4人の女性と最低1人の男性で構成)は「ICU_wolves」が1時間2分19秒で優勝しました。
 4分31秒の好タイムで個人優勝もゲットした「Barclays_1」の福島洋佑さんは「今回、会社の研修の一環として新入社員とベテラン社員の親交を深めるために参加。仕事以外の目標に向かうことで新たなコミュニケーションが生まれ、一層チームの団結力が高まった。今までにない体験ができた」と大会の良さを語ってました。
 この大会は2007年、ロンドンで初開催。その後、ドバイやニューヨーク、シンガポール、香港、シドニーなど世界10都市で行われてきました。レース後には恒例のアフターパーティーが催され、ほかの企業と健闘をたたえ合い、交流を深めるシーンが見られました。
 
 写真=総合優勝を果たした「Barclays_1」

2018年5月11日 (金)

「川の道」514キロ完走

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 東京湾から日本海までの514キロを駆け抜ける第14回日本横断「川の道」フットレース(4月30日~5月5日開催)に参加した大竹祐人さん(38)=東京都=が、129時間27分20秒で完走(127人中63位)。疲労や睡魔と闘った大会リポートを掲載します。

 私が所属する千代田走友会には、ウルトラマラソンを楽しむ方が多い。私も100キロの大会に何度か出場し、さらに距離の長い大会があることを知った。
 その名も荒川や信濃川が舞台で500キロ超の「川の道」。「やってみたい」という思いがつのり、5年前に参加資格を取得するため「川の道ハーフ255キロ」に挑戦した。しかし、102キロ地点でリタイア。寒さと足裏の痛みで心が折れたことが原因だが、悔しくて泣いた。
 翌年、同レースに再トライ。「あきらめないぞ」と必死で日本海を目指した。最終CP(チェックポイント)で日本海が見えた時は涙があふれた。昨年の自分を超えられ「川の道514キロ参加権」を、ついにゲットした。その後、514キロ完走のために練習を重ねて2016年大会で完走。永久ゼッケン201番を獲得することができた。
 今回は自分だけのゼッケンを付けてもう一度完走しようと、2度目の514キロ挑戦を決意した。
 ルートは東京湾・荒川河口(葛西臨海公園)→荒川遡上(戸田~熊谷~秩父)→上野村→信濃川下降(佐久~小諸・千曲川~信濃川ステージスタート~長野~長岡)→新潟市・日本海海岸→同市・ホンマ健康ランド。
 課題は食事や仮眠の方法。荷物は容量16リットルほどのザックに補給食、レインウエア、防寒着、ライト、マイコップを入れて背負う。食事はCPで補給と補水が可能だが、それ以外はコンビニなどで入手しなければならない。速いランナーは普通にレストランに入るが、私のような遅いランナーにはそんな余裕はなく買った食料を食べながら走った。また、参加者の関係者が私設エイドを開設していて、補給が出きない難所で助けていただいた。
 睡眠は3つのレストポイント(CP8=151.8キロ、埼玉・小鹿野町「両神荘」、CP13=259.6キロ、長野・小諸市「小諸グランドキャッスルホテル」、CP19=393.0キロ、新潟・津南町「旧三箇小学校」)でシャワーを浴びて3時間ほど眠る。それ以外はバス停や地下歩道、道端で15分ほど仮眠をして走り続ける。眠いと意識がもうろうとして蛇行したりするので、睡魔とどう闘うかが攻略ポイントとなる。
 今回で「川の道」はハーフを含めて5度目の出場。多くのランナーと仲間になった。走りながら励まし合って、フェイスブックの特設グループでお互いの生存確認。強者は道中の温泉に入ってビールを飲む。私もいつか、そんなゆとりを持ちたいと思った。
 肉体、疲労、眠気の限界に立ち向かい、自然の猛威に挑む「川の道」。それでも、日本海に着いた時の感動は完走者にしか味わえない最高の瞬間だ。身体が動く限り毎年、参加したい。

 写真=夢の日本海に到達した大竹さん

2018年5月 8日 (火)

さらば萩往還

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 山口100萩往還マラニック大会が2~4日に開催されました。節目の第30回を迎えましたが、大会は今回をもって終了。マラニック、歩け歩けの部に参加した約2000人が走って歩いて別れを告げました。
 250キロの部に参加した福井康太さん(53)は45時間23分8秒でゴール。「自分が走り出した20年ほど前から萩往還は有名で、250キロの距離は特別な感じでいつかは走ってみたい大会でした。昔は子供も小さく参加するチャンスがなかったけど、子供が大きくなって2年前に初めて完踏。今回が最終回で前回の完踏が荒天のためコースが一部短縮されたことから、もう一度と思い参加しました。スタート前に大会会長から終了する理由について説明され、運営の大変さが少し分かった。これまで開催して頂き、走らせてもらった事に感謝です。ありがとうございました」と、しみじみと語ってくれました。
 同じ250キロの部の河野久美子さん(59)は右足痛のため、176.2キロ地点の宗頭で無念のリタイア。141キロの部を含めて8年連続の出場で初めてのDNF体験ですが、「ここで知り合って、ここでしか会えない方がいます。私はダメでも仲間たちを応援したい」と、コース上やゴールで声をからしました。「長い距離を3日間かけて走るから、いろんな人と知り合う機会が多い。私にとっては宝物みたいな大会なんですよ。今年で終わりですが『来年も山口に来て萩往還を歩こうね』と友だちと約束しました」と振り返ってました。
 30年も続いた大会のフィナーレ。超ウルトラマラソンの草分け的存在だっただけに、涙を浮かべて別れを惜しむランナーがたくさんいました。

 写真=後半の萩往還に向かうランナー(倉阪秀史さん提供)

2018年5月 3日 (木)

川内村 感動おもてなし

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 本日も先月28日に開催された「2018川内の郷かえるマラソン」(福島県双葉郡川内村)をリポートします。
 東日本大震災の復興に向け、今年で3回目を迎えた大会は人気が高まってきました。メインのハーフや10キロのスタート時間が12時10分で、東北新幹線・郡山駅からのシャトルバスを利用すれば首都圏から日帰りOK。給水所が多く、小川の前にボランティアを立たせて安全面に配慮するなど、運営面もしっかり。手打ちそばやスムージーなどの給食に加え、カエルの絵が入った完走メダル、県内外から参加した約500人のボランティアの応援など、心のこもったおもてなしは感動ものだとか。
 ハーフの部に出場した菊地猛三さん(71)=東京・八王子市=は1時間52分53秒で、男子70歳以上の部で3位入賞。同じ福島県の三春町出身で「川内村は故郷に近い所。少しでもお役にたちたい」と初めて参加しました。3月に膀胱がんの手術を受け、今回が復帰レース。「練習不足できつかったけど、ボランティアの皆さんに励まされ、最後は気持ちよく走れました」と満足そうでした。
 10キロの部を44分53秒で走った樽谷剛さん(70)=神奈川・横浜市=は男子70歳以上の部で優勝。初参加ながら「具がたくさん入った豚汁がおいしかった。景品として地ビール、お米、カレーのルーを頂き、家族も喜んでくれました」。お土産に地元産のしいたけを購入し、「ちょっとは被災地に貢献できたかな。僕自身、復興の様子を見学できて勉強になった」と話してました。
  
 写真=コースはのどかな田園地帯

2018年5月 2日 (水)

川内 復興大会をプッシュ

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 「2018川内の郷かえるマラソン」が先月28日に福島県双葉郡川内村で開催され、ハーフや10キロ、5キロなど7種目に過去最多の計1793人が出場しました。
 大会ゲストは第1回大会から3年連続、村名と同姓の川内優輝(31)=埼玉県庁=とリオ五輪・女子マラソン代表候補の吉田香織(36)。2時間15分58秒で初優勝した先月のボストンマラソン後、国内2戦目となった川内はハーフの部を1時間5分54秒で駆け抜けました。また、母親・美加さん、弟の鮮輝さん、鴻輝さんもハーフを完走。川内ファミリーが総出で大会を盛り上げました。
 2011年の東日本大震災による東京電力福島第1原発事故の影響で放射能汚染地域になった川内村は16年、村の小学生の発案で復興に向けた第1回大会を開催。のどかな田園地帯を巡るコースやアットホームな運営が好評で、今年は北海道・釧路市や九州・長崎市からの参加者もいて、大会の良さが全国に伝わっているようです。
 避難指示は2年前に解除され、県外などに避難していた村民の約8割が帰村。1人でも多くのランナーが参加し、笑顔と活気があふれることが村の再生につながっていくはずです。
 明日3日も川内の郷かえるマラソンをリポートします。

 写真=大会を盛り上げた川内優輝(前列右から2人目)

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