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大会レポート

2019年5月 2日 (木)

川内村復興へ仲間と帰省

2019

 本日も4月30日に開催された「第4回川内の郷かえるマラソン」(福島県双葉郡川内村)をリポートします。
 2011年の東日本大震災による東京電力福島第1原発事故で出ていた川内村への避難指示は16年に解除され、村民の約8割が帰村しましたが、まだ復興途上にあることは確かです。
 同村出身の秋元信二さん(66)=東京都=は今回、「故郷のお役に立ちたい」とラン仲間13人を引き連れて参加。仲間たちには、沿道各所に繰り出したお年寄りの応援、給水ボランティアの熱のこもった励まし、カエルの絵が入った完走メダル、具だくさんの豚汁などが好評でした。
 「昨年の忘年会で参加を呼びかけたら、多くの方が賛同してくれてうれしかった。村が潤い、生活にメドがたつような状況になれば帰って来れる人もいる。この大会に参加することで少しでも貢献したい」と秋元さん。この日、仲間たちに名産のシイタケ、ソバなどをお土産として勧めてました。
 ゴールしたランナーには小学生が完走メダルをかけてくれ、ボランティアがハイタッチのお出迎え。「遠くから来てくれてありがとうございました」という言葉には、感謝の気持ちがこもってました。

 写真=ハーフの部のスタート地点には、チコちゃんら仮装ランナーたちが集結

2019年5月 1日 (水)

川内村で平成ラストラン

2019

 「第4回川内の郷かえるマラソン」(福島県双葉郡川内村)が4月30日に開催され、ハーフや10キロ、5キロなど計7種目に過去最多の約2000人が出場しました。
 2011年の東日本大震災による東京電力福島第1原発事故の影響で放射能汚染地域となった川内村。その復興に向けて始まった大会は手作り感たっぷりの運営、田園地帯を巡るのどかなコースが好評です。参加者の半数は福島県外のランナーで、北海道や沖縄から来る人もいます。
 大会ゲストは第1回大会から4年連続、村名と同姓の川内優輝(32)=あいおいニッセイ同和損害保険=と一般ランナーに「カオリン」と親しまれる吉田香織(37)。また、川内の母親・美加さん、弟の鮮輝(よしき、28)=Jaybird=、鴻輝(こうき、26)=MEDIFOAM=も出場して大会を盛り上げました。
 平成「最終日」のこの日は朝から雨。あいにくの天候となりましたが、沿道の温かい応援やボランティアの熱い励まし、川内と吉田のハイタッチもあって、ランナーたちの笑顔があふれていました。
 明日2日も「川内の郷かえるマラソン」をリポートします。

 写真=空が高~く見える田畑の道を進むランナー

2019年4月23日 (火)

祝完走 祝リベンジ

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 長丁場のウルトラマラソンは当日の気象条件、体調、故障などに大きな影響を受けます。実力のあるサブスリーランナーが低体温症や脱水症状になって、リタイアするケースがよくあります。
 21日に開催された第29回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン(山梨・富士吉田市など)には、前年にリタイアした多くのランナーが出場。今年は完走し、悔しさを晴らした方々を紹介します。
 
 ◆118キロ 
 三瓶匡尚さん(56=14時間6分5秒、昨年は56キロでリタイア)「今年も60~70キロ間は走ったり歩いたり。やめようと思ったけど、脚の力が残っていましたね」
 ◆100キロ
 生松ゆかりさん(51=12時間40分2秒、昨年まで2年連続リタイア)「1月から50キロ走を続けてきた。仲間の励まし、チョコレートを食べて中盤過ぎに復活できた」
 ◆71キロ
 小森久枝さん(52=10時間0分10秒、一昨年完走、昨年リタイア)「今年は絶対、ゴールすると思って走った。西湖・野鳥の森公園は桜が満開。あそこで元気をもらった」
 
 写真=歓喜のフィニッシャーたち

 ★お知らせ チャレンジ富士五湖ウルトラマラソンの様子は5月15日(水)のスポーツ報知(東京本社版)に掲載します

2019年4月22日 (月)

初出場者に厳しい洗礼

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 21日に開催された第29回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン(山梨・富士吉田市など)は、FUJI 5LAKES 118km、FUJI 4LAKES 100km、FUJI 3LAKES 71kmの部に計3985人が出場しました。
 メイン種目の100キロに対し、山中湖と河口湖、西湖、精進湖、本栖湖の五湖を巡る118キロは「強者」たちが集う鍛練の場、河口湖と西湖、精進湖を回る71キロはウルトラ初心者向けの場、といった雰囲気があります。118キロに初めて挑んだ人、71キロがウルトラ初挑戦となった人のコメントを紹介します。
 ◆118キロ 
 下里和久さん(46=12時間55分49秒)「明け方、山中湖で見た富士山と月のコントラストに感動した。コース全体にあるゆるやかなアップダウウンがきつかった」
、嶋田朋子さん(47=13時間34分8秒)「出るなら5つの湖を走る118キロだと思ってた。でも、一緒に参加した友人が関門に引っかかり途中で泣いてしまった」
 ◆71キロ
 小木曽靖子さん(48=7時間54分56秒)「富士山と桜が素晴らしかったのに、ラスト20キロは胃が食べ物を受けつけなくなった。給水も給食もできず大変でした」
 船田夏実さん(27=8時間41分36秒)「50キロ過ぎに股関節の右側が痛くなった。足も重くて最後の5キロの上りは3キロ走り、2キロは歩くような状態でした」
 
 写真=富士山を望める河口湖畔を進むランナー

2019年4月21日 (日)

富士山と桜 幸せタイム

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 第29回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソンが21日、山梨・富士吉田市などで開催され、FUJI 5LAKES 118km、FUJI 4LAKES 100km、FUJI 3LAKES 71kmの部にエントリーした約4000人が山中湖と河口湖、西湖、精進湖、本栖湖周辺を駆け抜けました。昨年に続いて今年も快晴で、お昼過ぎに気温は約20度まで上昇。富士山の姿もクッキリ見えて、満開の桜とともにスマホを向けるランナーの姿が目立ちました。
 首都圏のランナーにとって、この大会はウルトラの開幕戦。都内から車で3時間ほどで宿泊せずに参加できる手軽さ、景観の良さが人気で、参加人数は6月のサロマ湖100キロウルトラマラソンと双璧です。もっとも各部とも、最終盤の5キロは河口湖から富士北麓公園までの標高差250メートルの上り。多くのランナーが肩で息をし、重い足を引きずって最後の「難関」に挑みます。レースの達成感、解放感が強い分、毎回、ゴール地点では感動シーンが見られます。
 22日と23日もチャレンジ富士五湖からリポートします。

 写真=富士山を前方に50キロ(118、100キロの部)、21.1キロ(71キロの部)地点を通過するランナー

2019年4月20日 (土)

衝撃 ノートルダム大聖堂の火災

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 パリマラソンが14日に開催され、昨年11月の大田原マラソン(栃木・大田原市)で2位に入って代表派遣された稲田翔威(25)=壽屋(コトブキヤ)=は2時間46分49秒で完走を果たしました。
 順大時代に箱根駅伝に3回出場し、2016年4月に大手ホビーメーカー・壽屋に入社した稲田。実業団登録はしているものの、コーチのいない中、1人で皇居などで走り込む異色のトップランナーです。今年1月に左ひざを痛めたため、今回は無理せず完走狙い。「中盤からひざの痛みも消え、凱旋(がいせん)門やシャンゼリゼ通り、セーヌ河畔、ブーローニュの森などの景色を楽しめた」と満足そうでした。
 レース翌日の15日には、コース上から望んだノートルダム大聖堂で火災が発生。その数時間前、大田原マラソンから一緒に派遣された今井隆生(坂戸市陸協、2時間28分28秒で完走)、菅生晶子(ラフィネグループ、3時間15分48秒で完走)らと同大聖堂を観光してきたばかりだったので、一行に衝撃が走りました。「ホテルに戻り、食事をしている時に火災を知った。信じられなかったです」と稲田。消防車のサイレンが鳴り響き、ホテル従業員らも心配そうな表情だったそうです。
 今年のパリマラソンは4万9155人が出場。出場者数はニューヨークシティマラソンに次ぐ規模とされ、音楽やダンスの応援が盛大に繰り広げられる大会です。

 写真=エッフェル塔を背に日の丸を掲げる(左から)菅生、今井、稲田

2019年3月25日 (月)

女子のワクワク感いっぱい

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 本日も24日に開催された渋谷・表参道Women'sRunをリポートします。
 女性だけの大会といえば名古屋ウィメンズマラソンが筆頭格ですが、「渋谷・表参道W'R」も負けてません。メイン会場の代々木公園はJR山手線・原宿駅、小田急線・代々木八幡駅から徒歩10分とアクセス満点。ラン仲間と参加し、繁華街の渋谷や新宿でのアフターに最高の大会なのです。
 もっとも女性専用の大会ですから、男性が想像する以上に支持される「理由」がありそう。完走した皆さんのコメントを紹介します。

 佐野 千晃(27=43分55秒)「見た目と匂いが華やかな大会。表参道を走れるので、ラン仲間8人と参加しました」
 杉山 薫(55=45分36秒)「女性だけだと給水所や更衣室の秩序が保たれている。『私が私が』という感じがない」
 中野 由記子(32=45分51秒)「東京に続き、ここでもベスト。今季前半は故障で、後半にやっと復活できました」
 東 晴絵(32=48分24秒)「アニメ『はたらく細胞』の仮装で参加。去年は抽選で外れたので、その分も楽しめた」
 松田 聡子(49=49分31秒)「桜の季節で暑くも寒くもなく、ほどよく楽しめた。シーズンの最終戦に最適ですね」
 渡邊 奈摘(38=50分10秒)「女性同士だと、ぶつかってもごめんなさいですむ。男性は勢いがあって怖い時がある」
 加瀬 絢子(23=54分50秒)「参加賞のピンクのTシャツ、暖かい春の陽気など、女子のワクワク感がありました」
 加瀬 葉子(57=56分41秒)「渋谷と表参道の大会は華やかでにぎやか。走っているのは女性だけだし別世界よね」
 小泉 朋子(50=56分54秒)「初参加。渋谷や表参道の車道、スタッフだけが見守る明治神宮を走れて楽しかった」
 平田 奈穂(37=58分50秒)「名古屋から初参加。空気のきれいな明治神宮の森、参加賞のリンゴに感激しました」(敬称略)

 写真=パイナップルのかぶり物で走った仲良しグループ。咲き始めた桜のそばで笑顔も満開

2019年3月24日 (日)

過去最多「渋谷・表参道W'R」

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 渋谷・表参道Women'sRunが24日に開催され、メインの10キロの部を過去最多の5073人が完走しました。
 スタート地点の代々木公園から渋谷、表参道に向かうところは東京で一番おしゃれな街並み、明治神宮は緑あふれる森が望めます。そんな華やかなコースを女性だけが駆け抜けるコンセプトが受け、今回は国内46都道府県、海外15か国(中国、韓国、台湾、香港、フィリピン、タイ、インド、オーストラリア、ニュージーランド、米国、カナダ、ドイツ、英国、デンマーク、イタリア)から参加者が集まりました。
 定員2500人の一般枠の抽選倍率は4倍に達し、多くのランナーたちが「やっと当たった」。完走者の最高齢は82歳、最も参加者が多かった年代は40代で「若い人に元気をもらった」。桜も咲き始めたポカポカ陽気の中、カラフルなウェアに身を包んだ女性たちの笑顔があふれていました。
 明日25日も「渋谷・表参道」をリポートします。

 写真=表参道を埋めた女性ランナー

2019年3月19日 (火)

フル100回完走の軌跡

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 本日も17日に開催された板橋Cityマラソンをリポートします。高橋正忠さん(74)=神奈川県=は6時間11分1秒でゴールし、フルマラソン100回目の完走。1983年10月の新潟マラソン(現新潟シティマラソン)から刻み始めた「足跡」は、36年の時を経て大台に達しました。

 ちょっと肌寒くなってきた午後3時23分、高橋さんがフィニッシュ。バンザイやガッツポーズはなし。腕時計のラップボタンを推し、ゴール後方で待機していたラン仲間に手を振った。
 「予定通りの時間でしたね」と声をかけられると、「そうだね。調子がよかった」と高橋さん。2週間前の東京マラソンを6時間10分16秒で完走したが、気温5度の冷たい雨に打たれ続けて体調が心配されていた。それでも「足は何ともない。走れる」と、この日の出場を決めた。
 5キロごとのラップは中盤、30分から40分台に低下。25~30キロ地点では51分16秒まで落ちたが、そこから息を吹き返した。35~40キロでは45分36秒まで戻し、ラスト2.195キロは16分34秒。「最後はモチベーションが上がった。風も追い風になってラッキーだった」
 37歳の時、ダイエット目的で走り始め、禁煙もスタート。数か月後、初レースとなった三浦国際市民マラソン(ハーフ)を1時間35分16秒で走り「面白くなってきた」。翌年、初フルとなる新潟マラソンに臨む際は、近所の鶴見川サイクリングロードで42キロ走を決行。3時間45分ほどで走り、本番は3時間27分34秒でまとめた。
 以後、年2~3本のフルを消化。47歳でマークした3時間6分27秒がベスト記録だ。海底トンネルの設計者としてバンコク(タイ)やイスタンブール(トルコ)、プサン(韓国)に赴任し、このアジア3国の16大会も走破。「どこでもランニングクラブに入って友人ができた。韓国のランナーはお酒好きで歌って踊る人が多くて楽しかったなあ」という。
 そんな明るくにぎやかな走歴が、2007年1月のフロストバイトロードレース(ハーフ)で暗転。残り1キロをスパートし、ゴール直後に倒れて意識を失った。AED処置後、救急病院に搬送されて一命は取りとめたものの心室細動と診断され、同年4月にペースメーカーの植え込み手術を受けた。
 元々、血圧が高めだったという高橋さん。無理はできない体になったが、引退するつもりはなかった。白血病を克服した同年代の男性が散歩を続けていることを知り、一緒に歩くようになって元気をもらった。走る距離を少しずつ伸ばし、同年夏には都内の大会でレース復帰を果たした。
 加齢も加わり、フルマラソンのタイムは4時間から5時間台に落ち、17年4月のかすみがうらでは初めて関門不通過に。昨年10月の新潟シティで左側のでん部と大腿(だいたい)筋を痛め、同月の金沢では6時間40分29秒のワースト記録を体験した。
 もっとも、万全な状態でなくても大ベテランは楽観的だ。「僕にはペースメーカーが入っているから倒れても大丈夫」。タイムへのこだわりは消え、気がついたら完走回数が90回を超えて「100回まで頑張ってみるか」。今回、その目標は達成したが、はしゃぐことなく、通過点ととらえることが高橋さんのダンディズムでもある。
 「年3回、フルに出てればだれでも100回はできる。僕は飛び抜けて速いランナーではなかったけど、年を重ねて遅くなってきても大きな故障がなかったから達成できた。自慢するかって? しないよ。自己満足の世界だから。制限時間が7時間の大会じゃないと厳しいけど、楽しいからしぶとく走り続けますよ」
 
 写真=レース後、記念撮影する高橋さん      

2019年3月18日 (月)

板橋City 救いの追い風

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 板橋Cityマラソンが17日に開催され、フルの部にエントリーした約1万5000人が東京の荒川河川敷を駆け抜けました。いつもは下流から上流に向かう後半の向かい風に苦しめられる大会ですが、今年はその後半が追い風。しかも快晴で暖かく、コンディションは上々だったようです。
 完走した10人のコメントを紹介します。

 石野 真史(57=2時間57分46秒)「初参加。起伏が少ない反面、景色はやや退屈。前半は向かい風で我慢して走った」
 山下 正(55=2時間59分34秒)「大阪から初出場。記録を狙う人が多く、みんなで励まし合うなど走りやすかった」
 藤井 幹子(47=3時間14分19秒)「半年前に東京に転勤。ずっと練習不足ですが、後半が追い風で15分を切れた」
 松井 一葉(61=3時間16分42秒)「先週の名古屋は14分台。1週間後もちゃんと走れたから、まだいけそうかな」
 加藤 志保(44=3時間33分9秒)「1キロ5分ペースで淡々と走れた。ほぼイーブンの予定通りのレースでした」
 中村 研二(50=3時間43分44秒)「初参加で今季のベストタイム。後半が追い風になって歩かず楽しめました」
 石川 清人(66=4時間8分39秒)「30キロ手前で脱水状態になって両足がけいれん。少し歩いて何とか回復した」
 小林 有希子(49=4時間29分35秒)「10本目のフルでベスト記録を1分更新。板橋出身なのでうれしいです」
 山口 雅子(48=4時間59分15秒)「初フル。両ももと大でん筋ががっつり痛い。登山が中心ですが、きつかったあ」
 押切 貞夫(77=5時間23分12秒)「風もなく暑くもなくて最高。ずっとフルに出場することが今の目標だよ」(敬称略)

 写真=10キロ地点を通過するランナー
       
 

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