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2016年1月 5日 (火)

隣のレジェンド NYで世界制覇69歳

Nyc

 「隣のレジェンド」第10回は、11月のニューヨークシティマラソンに向けて月間500キロを走り込む金村静男さん(69)=大阪・池田市=。5万人以上が出場する世界最大の大会で、「70―74歳」の部優勝が目標です。

 2009年11月の福知山マラソンを2時間59分42秒で走り、4年ぶりにサブスリー復活を果たした金村さん。還暦を過ぎて記録が下降線をたどる中、「加齢を言い訳にはしない。もう一度、やったろう」と決意。同年7月から4か月、ハードな練習を続けて「63歳の奇跡」が生まれた。
 この間、450~500キロだった月間走行距離を600キロまで引き上げた。1日20キロをノルマとし、上りも下りもスピードを落とさぬ5キロの坂道トレを週2回消化。1キロ4分~4分半の20キロペース走も週1回こなし、週末は所属する豊中グリーンクラブでインターバルやペース走を繰り返した。
 「年をとると足の回転が遅くなるから、それを意識して坂道の下りはほぼ全力で駆け下りた。休みは月に3日ぐらい。故障はなかった」。初フルから35年。以来、早朝4時に起床、5時から走り始めるスタイルは変わっていない。
 今年9月に70歳。節目の年、次のターゲットは11月のニューヨークシティマラソン「70―74歳」の部優勝に定めた。年齢を考慮し、練習内容も大幅に見直した。
 月間走行距離は500キロ。メニューはインターバルや坂道トレを控えめにして、ペース走中心に変えた。筋力低下を防ぐため、2年前から週5~6回、スポーツジムも利用。マシンの負荷を軽めに、回数を増やして脚部や臀部を鍛える。「この年になるとインターバルはあまり効果がない。国際女子マラソンに出る女性を1キロ4分30秒で十数キロ引っ張るペース走などを多くしてます」という。
 14年に続き2度目のニューヨークシティ。本番前に高知龍馬(2月)、ボストン(4月)に出場する。「ニューヨークは3時間30分切りが目標。サブスリーは無理でも、世界で最も大きな大会で1番になりたい。自分に負けず一生懸命走って結果を出す」。有言実行。浪速のレジェンドが「世界1」に突き進む。
 ◆金村 静男(かなむら・しずお)1946年9月13日、京都市生まれ。フルベストは2時間40分3秒(87年、別府大分)。164センチ、55キロ。血液型A。
 写真=14年のニューヨークシティに出場した金村さん(中央)

 次回は7日「木谷豊治さん 75歳 過酷な山岳ウルトラに挑む」

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