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2018年10月19日 (金)

「東北・みやぎ復興」完走記

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 東北・みやぎ復興マラソン2018が14日、宮城・名取市、岩沼市、亘理町などで開催されました。コースは東日本大震災の浸水エリアで、復興の「今」を走りながら体感できます。埼玉県の横村隆さん(61)=写真=は昨年の第1回大会に続き、今年もフルの部に出場し3時間26分56秒でフィニッシュ。「横さん」の完走記を以下に掲載します。
 
 コース全域が「3.11」の被災地にもかかわらず、地元の皆さんから「来てくれて、走ってくれてありがとう!」と声援をもらった昨年の感動を忘れることができず、また、復興途中の様子を目で肌で感じながら走りたいと思い、今年も参加した。
 朝の気温15度、北寄りの風を冷たく感じての整列。スタートは4組のウェーブ制。終日、曇りベースでコンディションには恵まれるも、最後まで体の重さを払拭できなかった。スタート地点・岩沼市からの5キロは、田園地帯に造られた、かさ上げ道路を沿道からの熱い声援に押されて南下。8キロほどで阿武隈川を渡り亘理町へ。今が旬のはらこめしをエイドで補食した。造成途中だった道路や運動公園が完成し、そこを周回するコースに変更されて町内走行距離も増えていた。
 再び岩沼市へ戻り、17キロ過ぎからは海岸線を北上したが、防潮堤で海を見ることはできない。わずかに残った松並木沿いを進むと松の苗木の防風柵が続く地域。今回は前日の植樹ツアーに参加し、クロマツの幼木7本を植えた。「自分の目線に育つまでは走っていたいな~」と思いながらの20キロ地点。途中、ラン友の団長からサプライズ応援をもらい名取市へ。30キロ過ぎると特に被害の大きかった閖上(ゆりあげ)地区。一部、新しい道路をアンダーパスする箇所が増えた。コース最北で折返し南下すると残り10キロ。37キロ付近からは北上するランナーたちと対面走行でゴールした。
 完走メダルは石巻市の雄勝(おがつ)石を職人さんが加工し、ストラップは熊本県の業者さん製作。改修道路や施設近くを通るコースに変わり、10か所のエイドを災害危険地域に指定され居住できない集落に設営し、別の3か所では陸前高田市や女川町、飯館村の自治体と共同で特産品エイドを運営するなど、どこを走っても地元の方々から元気をもらうばかり。マラソンにゴールはあるが、復興には終わりがないことも改めて感じた。次回のコース変更を楽しみにしたい。
 
 

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