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2019年1月 7日 (月)

84歳 名古屋に挑む

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 2019年の「ランナーズ報知」は、本日7日からスタートします。新年の第1弾は北海道札幌市からのリポートです。

 猪又佐枝子さんは84歳。昨年3月の名古屋ウィメンズマラソンを6時間19分37秒で完走し、17年度の全日本マラソンランキングの女性最高齢者(83歳)となりました。このタイムは自身のベスト記録で、「私にはまだ伸びしろがある。もっと頑張りたい」と元気いっぱいです。
 高くなってきた血圧を下げるため、高齢者が走っていたことに刺激を受けて60歳で走り始めた猪又さん。1年後には5キロのレースに出場し「毎日が楽しくなった」。33歳で胃の3分の2を切除し、血清肝炎や急性すい炎などを患ったものの、ランニングが習慣となって「病気もどこかに飛んでいっちゃった」
 ハーフの記録は77歳で2時間6分台までアップしましたが、「ハーフはもう伸びない」と判断してレースはフル中心に。地元の北海道マラソンで初フルを迎えたところ、3年連続で25キロ地点の関門(3時間9分)につかまり悔しい思いをしました。その後、名古屋ウィメンズを走る二女の深澤康代さん(58)の応援に行くと、「ここだったら制限時間が7時間だからいけそう」と新たな目標を見つけました。
 2014年の名古屋ウィメンズは長女の金野実佐子さん(60)、二女の康代さんと親子3人で参加。娘たちは4時間台で、猪又さんは6時間24分で完走を果たしました。以後、家族での名古屋遠征が恒例行事となり、お母さんは少しずつ記録を伸ばしてきました。
 現在は会社員の康代さんと2人暮らしで、猪又さんが家事すべてを担当してます。起床は午前5時。バナナとお茶を取って6時半からテレビ体操し、夏場は6時50分から冬場は9時からのジョギングが日課です。雪の多いこの時期は、大きな交差点にかかる融雪装置の付いた歩道橋もコース。その歩道橋は1周200メートルのループ状になっていて、猪又さんは毎回50周をノルマにしています。
 今年3月の名古屋ウィメンズも母娘3人で参戦。「私はせっかちでじっとしているのが苦手。走っている時は束縛されないし、好きなことも考えられる。気分がいいのよ」と猪又さん。実佐子さんは「ママの前だと年のことや病気のことは言えません。『できない』とも言えないけど、すごく元気をもらってます」と楽しそうでした。

 写真=札幌市内の雪道を走る猪又さん

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