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2019年2月 1日 (金)

87歳 東京への誓い

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 「元気な80代」第4弾は熊本道夫さん(87)=埼玉県=。60代で陸上競技を本格的に始め、米寿の年に迎える来月の東京マラソンで5時間切りを目指しています。

 中学校から大学までテニスや野球、ボクシングに打ち込み、「体育会系」だったという熊本さん。サラリーマン時代は登山に明け暮れ、国内の3000メートル級の山々をすべて登破。定年後にはカナダのバンフ近くにある登山学校に入学し、見聞を広めてきました。
 「若い時から運動に取り組み、ずっと走り続けてきた」ことで、61歳からマスターズ陸上の会員に。これまで800、1500、3000、5000、1万メートルのトラック種目に加え、5キロや10キロ、ハーフ、フルのロード種目に挑戦。現在はM85(85~89歳)の部で10キロ(56分24秒)、ハーフ(2時間10分12秒)、フル(4時間48分17秒)の日本記録保持者です。
 初フルは64歳の時、網走マラソンを3時間46分10秒で完走。翌年のボストンマラソンが100回目の記念大会と知り、出場資格を取るために出場しました。ボストンも3時間台の記録でゴールし、「沿道の家の前にテーブルが並んで料理が振る舞われ、ガソリンスタンドでバンド演奏があったりと、街をあげての応援に感動しました」。
 70代に入ると、世界7大陸の最高峰を制覇した米国人の著書に感動。その後、アコンカグア(6962メートル=m、アルゼンチン)、デナリ(6190m、米国)、キリマンジャロ(5895m、タンザニア)、エルブルス(5642m、ロシア)、コジオスコ(2228m、豪州)の5大陸5峰の登頂に成功しました。
 この間、74歳で出場したつくばマラソンで3時間23分34秒のベスト記録をマーク。山とマラソンで輝きを放つ一方、悲しいできごとを乗り越えてきました。66歳の時、妻・俊子さんが心不全のため64歳で死去。「あれが人生唯一の計算違い。つらかった分、頑張ってこれたと思う」
 現在は20代のお孫さん2人と同居。おじいちゃんが家事全般を受け持ち、チキンのトマトケチャップ煮込み、ポークリブなどの手料理が喜ばれています。
 毎日10キロの走り込み、早大スポーツ科学部のグラウンド(埼玉・所沢市)が拠点の「ワセダクラブ」の練習会で、来月の東京マラソンに向けた調整を続ける熊本さん。「東京は右ひざが痛くならなければ5時間を切りたい。毎日、女房に『東京を完走させてくれ。お迎えはその後にしてくれ』とお願いしてるんだ」とか。大丈夫、きっと奥さんが背中を押してくれますよ。

 写真=マイコースの所沢航空記念公園でくつろぐ熊本さん 
 

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