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2019年2月13日 (水)

83歳 100キロの夢再び

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 「元気な80代」第6弾は中野陽子さん(83)=東京都=。80代の女性の中ではずば抜けて速く、新聞やテレビ、専門誌などに引っ張りだこ。最も有名な高齢者ランナーの「今」を報告します。

 上の写真は2011年6月のサロマ湖100キロウルトラマラソンに初出場し、12時間30分10秒でゴールした中野さん(カメラのタカハシ提供)。70歳で走り始め、75歳で100キロ完走を果たして一躍「時の人」になりました。
 中野さんはマスターズ陸上でも活躍。「80―84歳」のカテゴリーでは800メートル(m=3分30秒)、1500m(6分52秒)、3000m(14分27秒)、5000m(24分44秒)、1万m(51分46秒)、フルマラソン(4時間11分46秒)のトラック、ロードの計6種目で世界記録を打ち立てました。
 彼女の1週間は走る日が3~4日(ロード2~3日、トラック練習1日)、スポーツセンターでのストレッチ1日、完全休養2日で、月間走行距離は約200キロとか。毎週1日は近所の特養ホームに出向き、リネン係として働いてます。
 「マラソンを通じた友人は20代から60代が多く、若くて元気な方が多い。反面、一般的なこととは違った感覚になりがちなので、自分の年代に近い方のいる特養ホームで働いて年相応の生活感や考え方に接するようにしています」
 20代後半からスキーに打ち込み、準指導員の資格も取得。その影響から70歳で走り始めた際も、まず、ランニング教室で基本を学んで記録を伸ばしてきました。71歳で迎えた初フルは4時間44分(06年、ホノルル)、73歳でマークした3時間49分(09年、北海道)がフルマラソンベスト記録です。
 それでも70代後半から記録は低下。昨年末に83歳となり、「以前は1キロ5分30秒でいけたのに、今は6分も楽ではない。記録が伸びてたころは雨が降っても走ってたけど、最近は『雨か、やめようか』。普通にこなしてた30キロ走も、せいぜい20キロになっちゃった」
 来月3日は東京マラソンに出場。その後、4月は日立さくらロードレース、燕さくらマラソン、5月は仙台国際ハーフマラソン、6月は利尻島1周55キロと、ハーフ3本とウルトラレースに出場予定です。
 「利尻島は今回が10回目の出場。前夜祭と後夜祭を楽しみ、人とのつながりができた。孫のようなラン仲間もいっぱいできてマラソンの輪が広がった。体は衰えてきたけど、今後は行ったことのない土地の大会に出たい。体調が良ければ100キロをもう1回、走ってみたいとも思ってます」
 153センチ、40キロ。小柄な「レジェンド」には夢の続きがありそうです。

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