ブログ報知

 スポーツ報知 |  ブログ一覧

« 2019年3月 | メイン | 2019年5月 »

2019年4月

2019年4月26日 (金)

祝ベスト サブフォー①

Dsc_2222

 昨年度(2018年4月~19年3月)のフルマラソンで自己ベストをマークした人の歩みや練習方法などを聞く連載「祝ベスト」を、今週から掲載します。第1回は9本目のフルで念願のサブフォーを達成した福地恒夫さん(62)=千葉県=です。

 大学時代は登山、社会人になってからは週1回のテニスを続けていた福地さん。13年6月に流山市に転居後、走り始めた。同年10月、流山ロードレースの10キロで初レースを迎え、55分41秒で完走。「若者や年配の方、いろんな人たちと一緒に自分も走れた。ここは晴れ舞台なんだ」と感動し、各地の大会に出場するようになった。
 16キロ、ハーフ、30キロと距離を延ばし、16年10月の水戸黄門漫遊が初フルとなり4時間10分40秒でゴール。翌11月のつくばにも出て、こちらは4時間12分49秒だった。両レースとも「35キロ以降は別世界。何てきついんだろう」と痛感。同時に「4時間を切りたい。でも1人で走っていては限界がある」と感じ、17年6月に地元のランニングクラブ・流山CJ(コミュニティ・ジョガーズ)に入会した。
 サブスリーを目指す30~40代、しっかり練習してサブフォーをキープする60~70代の会員の姿に刺激を受けた。「4時間を切るには月200キロの走り込み」「レース直前の30キロ走」など、ランナーに必要なテクニックも聞いた。多くの情報に接して人脈も広がったが、ここから福地さんの苦闘が始まる。
 18年2月の愛媛マラソンは4時間1分21秒。目標まであと一歩だったが、4月のかすみがうらはガス欠で同25分41秒、10月の水戸黄門漫遊は両ふくらはぎのけいれんで同23分4秒、11月のつくばは両太もものけいれんで同18分53秒に終わった。
 「こりゃダメだ」と落胆したものの、毎週水曜夜には都内の練習会に参加。トラックを使った1キロ4分30~50秒のインターバル走をこなしてきた。今年1月、9本目のフルとなった勝田全国では、けいれん対策として5キロごとに塩タブレット、20キロと30キロ地点でジェルを補給。1キロ5分台のイーブンペースを守り、ついに3時間58分46秒のサブフォーをゲットした。
 「つくばは塩タブレットを忘れて失敗。なかなか結果を出せなかったけど、流山CJにはお手本になる先輩が多く、目標を突破する力になりました」と福地さん。3月の羽生さわやか(ハーフ)では1時間45分21秒のベスト記録もマーク。63歳で迎える今季も、さらなる進化が期待できそうだ。

 写真=羽生を走り終え、ラン仲間と健闘をたたえ合う福地さん(中央右)

 ★「祝ベスト」次回は5月3日に掲載します

2019年4月23日 (火)

祝完走 祝リベンジ

Img_7392

 長丁場のウルトラマラソンは当日の気象条件、体調、故障などに大きな影響を受けます。実力のあるサブスリーランナーが低体温症や脱水症状になって、リタイアするケースがよくあります。
 21日に開催された第29回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン(山梨・富士吉田市など)には、前年にリタイアした多くのランナーが出場。今年は完走し、悔しさを晴らした方々を紹介します。
 
 ◆118キロ 
 三瓶匡尚さん(56=14時間6分5秒、昨年は56キロでリタイア)「今年も60~70キロ間は走ったり歩いたり。やめようと思ったけど、脚の力が残っていましたね」
 ◆100キロ
 生松ゆかりさん(51=12時間40分2秒、昨年まで2年連続リタイア)「1月から50キロ走を続けてきた。仲間の励まし、チョコレートを食べて中盤過ぎに復活できた」
 ◆71キロ
 小森久枝さん(52=10時間0分10秒、一昨年完走、昨年リタイア)「今年は絶対、ゴールすると思って走った。西湖・野鳥の森公園は桜が満開。あそこで元気をもらった」
 
 写真=歓喜のフィニッシャーたち

 ★お知らせ チャレンジ富士五湖ウルトラマラソンの様子は5月15日(水)のスポーツ報知(東京本社版)に掲載します

2019年4月22日 (月)

初出場者に厳しい洗礼

Img_7050

 21日に開催された第29回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン(山梨・富士吉田市など)は、FUJI 5LAKES 118km、FUJI 4LAKES 100km、FUJI 3LAKES 71kmの部に計3985人が出場しました。
 メイン種目の100キロに対し、山中湖と河口湖、西湖、精進湖、本栖湖の五湖を巡る118キロは「強者」たちが集う鍛練の場、河口湖と西湖、精進湖を回る71キロはウルトラ初心者向けの場、といった雰囲気があります。118キロに初めて挑んだ人、71キロがウルトラ初挑戦となった人のコメントを紹介します。
 ◆118キロ 
 下里和久さん(46=12時間55分49秒)「明け方、山中湖で見た富士山と月のコントラストに感動した。コース全体にあるゆるやかなアップダウウンがきつかった」
、嶋田朋子さん(47=13時間34分8秒)「出るなら5つの湖を走る118キロだと思ってた。でも、一緒に参加した友人が関門に引っかかり途中で泣いてしまった」
 ◆71キロ
 小木曽靖子さん(48=7時間54分56秒)「富士山と桜が素晴らしかったのに、ラスト20キロは胃が食べ物を受けつけなくなった。給水も給食もできず大変でした」
 船田夏実さん(27=8時間41分36秒)「50キロ過ぎに股関節の右側が痛くなった。足も重くて最後の5キロの上りは3キロ走り、2キロは歩くような状態でした」
 
 写真=富士山を望める河口湖畔を進むランナー

2019年4月21日 (日)

富士山と桜 幸せタイム

Img_6977

 第29回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソンが21日、山梨・富士吉田市などで開催され、FUJI 5LAKES 118km、FUJI 4LAKES 100km、FUJI 3LAKES 71kmの部にエントリーした約4000人が山中湖と河口湖、西湖、精進湖、本栖湖周辺を駆け抜けました。昨年に続いて今年も快晴で、お昼過ぎに気温は約20度まで上昇。富士山の姿もクッキリ見えて、満開の桜とともにスマホを向けるランナーの姿が目立ちました。
 首都圏のランナーにとって、この大会はウルトラの開幕戦。都内から車で3時間ほどで宿泊せずに参加できる手軽さ、景観の良さが人気で、参加人数は6月のサロマ湖100キロウルトラマラソンと双璧です。もっとも各部とも、最終盤の5キロは河口湖から富士北麓公園までの標高差250メートルの上り。多くのランナーが肩で息をし、重い足を引きずって最後の「難関」に挑みます。レースの達成感、解放感が強い分、毎回、ゴール地点では感動シーンが見られます。
 22日と23日もチャレンジ富士五湖からリポートします。

 写真=富士山を前方に50キロ(118、100キロの部)、21.1キロ(71キロの部)地点を通過するランナー

2019年4月20日 (土)

衝撃 ノートルダム大聖堂の火災

Img_7360

 パリマラソンが14日に開催され、昨年11月の大田原マラソン(栃木・大田原市)で2位に入って代表派遣された稲田翔威(25)=壽屋(コトブキヤ)=は2時間46分49秒で完走を果たしました。
 順大時代に箱根駅伝に3回出場し、2016年4月に大手ホビーメーカー・壽屋に入社した稲田。実業団登録はしているものの、コーチのいない中、1人で皇居などで走り込む異色のトップランナーです。今年1月に左ひざを痛めたため、今回は無理せず完走狙い。「中盤からひざの痛みも消え、凱旋(がいせん)門やシャンゼリゼ通り、セーヌ河畔、ブーローニュの森などの景色を楽しめた」と満足そうでした。
 レース翌日の15日には、コース上から望んだノートルダム大聖堂で火災が発生。その数時間前、大田原マラソンから一緒に派遣された今井隆生(坂戸市陸協、2時間28分28秒で完走)、菅生晶子(ラフィネグループ、3時間15分48秒で完走)らと同大聖堂を観光してきたばかりだったので、一行に衝撃が走りました。「ホテルに戻り、食事をしている時に火災を知った。信じられなかったです」と稲田。消防車のサイレンが鳴り響き、ホテル従業員らも心配そうな表情だったそうです。
 今年のパリマラソンは4万9155人が出場。出場者数はニューヨークシティマラソンに次ぐ規模とされ、音楽やダンスの応援が盛大に繰り広げられる大会です。

 写真=エッフェル塔を背に日の丸を掲げる(左から)菅生、今井、稲田

2019年4月18日 (木)

七夕「7」並びの大会

Photo_2

 ラッキーナンバーとしておなじみの「7」並びの大会が7月7日、千葉・印西市で誕生します。種目は短距離77.7m、中距離777m、長距離7770mの3つで記録と順位を競います。
 3種目とも日本陸連の公認種目でないため、公認記録とはなりません。ただ、大会事務局によると同種目での開催例は確認できず、今大会の最高記録を「世界記録」「日本記録」として、大会実行委員会が公認記録として認定するそうです。
 また、「県記録」や「大学記録」「高校記録」「中学校記録」「小学校記録」なども公認記録として認定発表。七夕の日、遊び心満載の大会で楽しく真剣に走ってみませんか。
 詳細は下記の通り。

 ★大会名 ラッキーセブンディスタンス陸上競技大会
 ★開催日 7月7日(日)
 ★会場  千葉・印西市松山下公園陸上競技場  
 ★アクセス JR成田線木下駅よりバス9分、 北総線千葉NT中央駅北口よりバス12分
 ★種目・開始時間・参加費
  ①男子・女子77.7m=予選、決勝(11時~ 1.500円)  
  ②男子・女子777m= 予選、決勝 (9時45分~ 2.500円)  
  ③男子・女子7770m=決勝(15時20分、男女同時スタート 3.500円) 
  ④点数対抗ラッキーディタンス総合トライアル(3種目の記録に点数を設定して合計点数を競う)
  ※ラッキーディタンス総合トライアルの参加費はなし。3種目すべてに申し込むと自動的に登録
 ★参加資格 小学生以上の男女(小学生は父母の付き添い必要)
 ★直接表彰 4種目男女各3位までメダルと表彰状。77.7mで7秒77を出した方に賞品。77歳参加者全員に記念品
 ★申し込み ランネットから(締め切り 6月7日) 
 
 大会を企画・運営するのは神奈川県を拠点に活動する多摩川クラブの皆さん。大会プロデューサーを務める芳川博行さん(59) は、2008年の東京マラソンから今年3月の古河はなももマラソンまで40レース連続サブスリーを達成しました。大会ホームページに、彼の興味深い経歴が掲載されています。
 
 写真=第1回大会のチラシ

2019年4月 8日 (月)

「令和」ゆかりの地の清掃活動

201947

 5月1日から施行される新元号「令和」は万葉集第5巻の中で使用されていることで、日本最古の歌集が注目を集めています。
 ランニングクラブ名に、その歌集名があるのは富山・高岡市の「万葉健友会」。1975年、同市伏木矢田の町内会有志数名が集まってクラブを発足させましたが、伏木は奈良時代に万葉集の代表的歌人・大伴家持が越中国(現在の富山県)国守として赴任していました。「伏木は万葉のふるさと」ということで、クラブ名に「万葉」を取り入れたそうです。
 「高岡イコール『万葉』は、ここに住んでいる者にとっては当たり前のことですが、新しい元号がそこへリンクするとは意外でした。『令和』と命名したとされる中西進先生は富山県ではお馴染みの方ですよ」と事務局の江嵜末廣(えざき・すえひろ)さん。現在の会員は70人(男性50人、女性20人)。毎週日曜日の朝6時、高岡古城公園市民会館前に集合して定例会を行ってます。
 上の写真は7日に万葉健友会が開催した「二上山クリーン作戦」に集まった人たち。高岡市と氷見市にまたがる二上山万葉ライン(往復約15キロ)は車の往来が少なく、ハイカーが散策し、ランナーやサイクリストにとっては格好の鍛練の場。その一方、道端などに空き缶やペットボトル、タイヤ、大型家電などの不法投棄が後を絶たず、同会は清掃活動を毎年この時期に催して今回が29回目。当初は10人ほどで始まった活動ですが、ここ数年は他の走るグループも加わり、今年は50人以上が集まりました。
 新元号とゆかりのある土地の地道なイベントが脚光を浴び、効果の出ることを期待します。

2019年4月 3日 (水)

みろく庵 惜別の夜

20193

 将棋の藤井聡太七段(16)に「勝負めし」を出前したことで有名になった東京・渋谷区のそば店「みろく庵」が閉店日を迎えた先月31日、ランナー55人が駆けつけ別れを惜しみました=写真=。
 この日、午後5時半から集まったのは、2015年秋からホノルルマラソンに向けた練習会を毎週水曜日夜に明治神宮周辺で行い、同店での打ち上げを楽しんできたラン仲間たち。ホノルルに行く際はお店から餞別(せんべつ)を頂き、ランナーたちもハワイのお土産を贈る交流を続けてきました。31日の宴会も、おかみの檜垣ゑり子さん(68)から「最後は元気な皆さんと迎えたい」という申し出があったそうです。
 お店は45人で満席なので急きょ、ビール箱や木箱を出して対応。「残った食材を食べ切る」ことを目標にしたものの、うどんが余ってしまい参加者に一玉ずつ配られたとか。「練習よりも店での打ち上げが楽しみになって、飲むだけ食べるだけというメンバーが多かった。大将(善啓=よしひろ=さん、74)とおかみさんの人柄にひかれて通ってましたね」と幹事を務めた安岡昌彦さん(59)は振り返ってました。
 藤井七段が四段当時の17年6月、将棋界初のデビューから29連勝に王手をかけた時、みろく庵の「豚キムチうどん」(950円)を頼んだことで店名は全国区に。その一方、入居するビルの建て替え、善啓さんの体調問題などもあって3月末で営業終了。閉店は残念ですが、おもてなしと心意気はランナーの胸にしっかりと刻まれたようです。

見出し、記事、写真の無断転載を禁じます。Copyright © The Hochi Shimbun.