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2019年5月

2019年5月30日 (木)

祝ベスト サブスリー②

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 「祝ベスト」最終回は、不本意な結果だった大会を冷静に分析し、再調整して臨んだ昨シーズン最終戦でサブスリーをゲットした小泉緑さん(30)=神奈川県=です。

 高い目標を掲げて仲間同士が切磋琢磨する「Breakthrough」(ブレイクスルー=限界突破の意味)に入会した昨年5月から、サブスリーを意識し始めた小泉さん。福岡国際(Aグループ2時間27分以内)、びわ湖(2時間30分以内)出場を目指す男性、東京エリート(2時間52分以内)資格取得が目標の女性と接して目を見張った。30代から50代までのメンバーたちが必死で走り込む姿に、「みんなの日ごろの意識や取り組み方を学べば、サブスリーも夢ではない」と思った。
 毎週土曜日は都内のトラックや公園を使ってのブレイクスルー練習会。ペース走などの設定タイムは各自で考え、終了後にはフェイスブックに「振り返りメール」を送る。仲間のメールには「意見やアドバイス」コメントが返信され、「目標へのプロセスをみんなで考え、全員でやっていこうというスタイルが刺激になった。きっかけやヒントをメンバーにもらい、最後は自分の力で考えていく癖がつきました」と小泉さんは振り返る。
 月に350キロほど走り込んで臨んだ昨年11月のつくばは3時間0分23秒。サブスリーまであと一歩だったが、「勇気がもてずギリギリのラインを狙い過ぎ。給水ができない所もあって後半、上げられなかった」と敗因を分析した。
 初出場となった今年1月の大阪国際女子は、直前に気管支炎にかかり3時間15分7秒。体調は最悪だったが、「次につながる展開でいこう。弱気になったつくばの反省を生かそう」と前半から飛ばした。後半は大きく失速したものの、無理は承知でテーマをもって走り切った。
 その翌日、「楽しく走って今シーズンを終えたい」と3月のソウル国際にエントリー。2月の走行距離は245キロに抑え、強度も落とした。疲労回復と自信を取り戻すことを最優先とした。
 初めての海外レースだったが、気負わずリラックスしてスタート。気温2~10度と走りやすい環境下、1キロ4分15秒前後のペースをキープした。道路幅が狭くなり、地元の人たちが熱い応援を繰り広げる30キロ付近では「おねえさん、カッコいいよ」という声援をもらった。気分よく2時間59分6秒でゴール。シーズン最終戦でサブスリーランナーになった。
 2012年に迎えた初フルは4時間52分だった小泉さん。「走り始めたころは、サブスリーなど夢にも思いませんでした。ただ、様々な仲間と知り合って、ここまでくることができた。新しい方と出会うことで自分の考えも変わる。ブレイクスルーでは改善とアクションの繰り返しで、これは仕事にも生かせてます。共に練習し、たくさん応援してくれた皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです」(終わり)

 写真=ソウル国際を走り終え、仲間と健闘をたたえ合う小泉さん(左から2人目。白いシャツ姿)

2019年5月28日 (火)

夜の丸の内 企業対抗リレー

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 企業単位で参加するランニングイベント「ブルームバーグ スクエア・マイル・リレー 東京」が23日、東京・丸の内仲通りで開催され、過去最多の70チーム約700人のランナーが夜のオフィス街を疾走しました。
 同大会は2007年にロンドンで初開催され、現在、世界12都市で行われています。日本では3年連続3回目の開催で、各チーム10人のランナーが1人1マイル(約1.6キロ)の距離をリレー形式でつなぎ、総合部門はBarclays_1(バークレイズ)が昨年の記録を約2分上回る51分30秒で大会2連覇を達成しました。
 大会は19時スタートで、今年は参加チームの7割以上が「リピーター」。この日のために用意したおそろいのTシャツで駆け抜け、その同僚たちを応援する観客の熱気が会場にあふれていました。
 大会は総合のほか、男女混合チーム(最低4人の女性と最低1人の男性で編成)、女性チーム、個人優勝の各部門を表彰。参加費は1チームあたり18万5000円(税別。選手10人分のアフターパーティー参加費含む。早期割引、前大会参加チーム割引あり)。

 写真=緊張のスタートシーン

2019年5月26日 (日)

ユプシロン達成 コース変更が吉

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 第25回星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン(長野・南佐久郡南牧村)が19日に開催され、100キロと71キロ、42キロの部に計2812人が出場しました。

 標高差が約1000メートルに及ぶ国内屈指の山岳ウルトラとして名高い「野辺山」は今回、昨年10月に発生した台風24号の影響でコース前半の未舗装路部分の復旧が間に合わず、コースを大幅に変更して実施されました。
 横岳中腹の1908メートルの最高地点を巡るコースが回避され、20キロまでは「急激な上り」から「適度なアップダウン」に。この変更をチャンスととらえ、大記録を達成した人がいます。
 100キロの部・20回完走者に贈られる称号「ユプシロン」(ギリシア語アルファベットの第20字)に王手をかけながら、両ひざの故障で足踏み状態だった三田茂延さん(68)=長野県=は13時間55分13秒でゴール。3年ぶり20回目の完走を果たし、「ユプシロン」をゲットしました。
 「ひざを故障後、最近のフルマラソンベストは4時間34分。野辺山の従来コースの完走に私が必要だと考える4時間30分には戻っていないけど、今年のコースなら完走可能と判断した。ただ、前半と後半の二つの大下りはひざの『難敵』。ここを慎重に下って制限時間(14時間)をいっぱいに使った。90~95キロは苦しかったが、今回はウルトラの女神が私に微笑みを投げかけてくれたね」
 多くのラン仲間に祝福され、三田さんは喜びをかみしめていました。

 写真=ステージでインタビューを受ける三田さん(右)

2019年5月24日 (金)

祝ベスト サブスリー①

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 「祝ベスト」第5回は月間走行距離を300キロ以上に延ばしてサブスリーを達成した塚田健太郎さん(39)=千葉県=です。

 20代後半になり、運動不足解消のために走り始めた塚田さん。当初は週1ジョガーでレースも10キロ止まりだったが、2013年の春、「つくばマラソンに出よう」と職場の仲間に誘われた。近隣の大会だったこともあり気軽にエントリー。「どうせ出るならサブフォーを目指そう」と練習量を増やした。
 月100キロほどの走り込みで挑んだ初フルは3時間49分31秒。あっさり4時間切りを果たしたが、「30キロ過ぎに急激に体が動かなくなった。歩かなかったけど、ゴールまでが長かった」。その後、「もっと頑張ってみよう」という思いがふくらみ、地元のランニングクラブ・流山CJ(コミュニティ・ジョガーズ)に入会した。
 記録向上を目指す30~50代の人たち、健康のために走り続ける年配の方々が和気あいあいと楽しむ流山CJの「水」が心地よかった。「練習を強要されることもなく、会員それぞれが自分の目的に向かって走っていた。どこかに『緩さ』があるのが僕には合ってた。一緒に過ごすメンバーに恵まれました」という。
 新しいラン仲間に誘われ、3年前から都内の夜間練習会に参加。トラックでのインターバルやペース走を毎週こなしてきた。少しずつ記録も伸び、17年のつくばは3時間2分43秒でゴール。流山CJのメンバーからは「そろそろ(3時間を)切れるよね」とハッパをかけられるようになった。
 後半の失速を克服しようと、18年からは250キロ前後だった月間走行距離を300キロ超に。土曜日のポイント練習では江戸川河川敷の不整地を使い、1キロ3分台でのインターバル走を行った。満を持して臨んだ11月のつくばは16キロで干し梅を、20、30キロ地点でジェルを補給。1キロ4分10秒ペースを後半まで維持し、2時間58分25秒で走り切った。前年のつくばで出したベスト記録を4分以上更新し、念願のサブスリーランナーになった。
 社会福祉士としての仕事に追われながら、走歴10年となる塚田さん。走るノウハウを吸収し続け、日々のジョギングにも「こだわり」をもつようになった。
 「平日は夜のランニングが日課ですが、1キロ5分以内のペースで走ってます。遅く走ることに慣れてしまうと、速い動きから離れていってしまう。基本ベースとなるジョギングから、そのことをいつも意識してます」。今年も勝負レースはつくば。2時間55分、50分切りが次のターゲットとなっている。
 「僕をここまで押し上げてくれたのはサブスリーにこだわって頑張る先輩たち。今年も彼らの背中を追いかけていきたい」。さらなる高みへ、後輩がステップアップする。

 写真=流山市総合運動公園内でジョギングする塚田さん

 ★「祝ベスト」次回は30日に掲載します

2019年5月20日 (月)

トランス・エゾ 短いパート新設

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 北海道の宗谷岬と襟裳岬を往復する約1100キロのウルトラマラソン「TRANS・YEZO」(トランス・エゾ=8月4日~17日)が参加者を募集しています。
 今年で23回目を迎えるトランス・エゾは、ウルトラ愛好者にとっては気になる存在。ただ、途方もない距離と8月のお盆と重なる日程とあって、二の足を踏む方も多いはずです。
 そんな人向けに今回、3~4日間だけパート参加できる「リトルYEZO」の部が新設されました。要項は下記の通り。   
  
 【種目】
 ①「toえりも」(宗谷岬~襟裳岬=約547キロ、4日~10日、7ステージ)
 ②「toそうや」(襟裳岬~宗谷岬=約555キロ、11日~17日、7ステージ)
 ③「アルティメイト・ジャーニー」(宗谷岬~襟裳岬~宗谷岬=約1100キロ、4日~17日、14ステージ)
 ④「リトルYEZO」
   第1部=オロロンパート(4~6or7日 約250~340キロ)
   第2部=太平洋パート(8~10or11日 約210~300キロ)
   第3部=十勝狩勝パート(11~13or14日 約250~320キロ)
   第4部=オホーツクパート(14or15~17日 約240~310キロ)
  
 ※各部とも参加分担金。宿泊費あり。6月30日締め切り。申し込み、問い合わせは no-miso@nifty.com

 「toえりも」「toそうや」はルートが異なり、観光では体験できない自然やグルメを楽しめます。時間が取れない方は「リトルYEZO」で北の大地を駆け抜けてみませんか。
  
 写真=オホーツクラインの9キロ続く直線で気合を入れる参加者たち。ゴールの宗谷岬まであとひと息(16年8月21日)

2019年5月17日 (金)

祝ベスト サブ3.5②

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 「祝ベスト」第4回はランニングキャンプで刺激を受け、効率的な練習と本番直前のレースを組み合わせてサブ3.5を達成した漁師恵里子さん(33)=静岡県=です。

 中学校はソフトボール部、高校は陸上部で中長距離(1500、3000メートル)に打ち込んだ漁師さん。24歳の時、ダイエット目的で再び走り始め、半年後にはしまだ大井川マラソンで初フルを迎え、4時間19分24秒で完走した。
 2014年には、ハーフがメイン種目だった前身の静岡駿府マラソンがフル化された第1回静岡マラソンに出場。3時間34分48秒まで記録を伸ばし、一般女子29歳以下の部で7位入賞を果たした。だが、15年と16年大会は「モチベーションが保てず」、4時間台に低迷。17年は3時間38分43秒、18年は同45分2秒と盛り返し、「来年は3時間半を切れそう」と手応えをつかんだ。
 昨年のゴールデンウィーク中には静岡・小山町で開催された2泊3日のランニングキャンプに参加。フルマラソンで「3時間30~50分」を目指すグループの練習メニューをやり通せて自信になり、同時にメンタル面でも転機になった。
 「年上の方々がハーハーゼーゼーと息を切らしながら走っていて、『つらいけど私も頑張ろう』と思った。目標が同じラン仲間と一緒に過ごすことが楽しくて、高校時代の合宿の気持ちがよみがえってきました。『私は走るのが好きなんだ』とも認識でき、うれしかった」
 秋から距離を延ばし、1キロ4分~4分15秒のインターバル走(1キロ×2本、つなぎ500メートル)も消化。今年1月、安倍川河川敷で開催された静岡30Kは2時間28分20秒で、目標の1キロ4分55秒ペースで走り切った。その1か月後に行われた静岡マラソンでは、さらなる進化をとげて周囲を驚かせた。
 「この日のために練習してきたんだ。今までやってきたことを考えれば3時間半を切れる。絶対、切るんだ」。心を強くもってスタートすると体も連動した。40キロまで4分45~55秒のペースをキープ。残り2キロだけ5分台に落ちたが、ベスト記録を10分近く更新する3時間25分45秒でゴール。一般女子30歳代で10位に入るナイスランだった。
 来春、再び走り始めて丸10年となる漁師さん。ランニングへの思いは日増しに強くなっている。
 「マイナス思考になっていたり、このままの状況を引きずりたくない時は、ゆっくりでも走ることで気分がスッキリして笑顔になれます。唯一、自分自身に向き合える時間で、精神面や体の調子もよくなって日々、生き生きと過ごすことができる。気持ちを前向きにしてくれる私の原動力なんです」

 写真=静岡マラソンでバンザイしてゴールする漁師さん(手前)

 ★「祝ベスト」次回は24日に掲載します

2019年5月14日 (火)

富士五湖ウルトラ 来年は30回大会

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 明日15日のスポーツ報知「ランナーズ報知」(東京本社版)は、先月21日に山梨・富士吉田市などで開催された「チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン」特集です。
 ここ3年間は天候に恵まれて富士山がクッキリ。ピンクの桜、赤紫のツツジも見ごろとなって、多くのランナーがスマホを向けてました。明日の紙面でも、そんな絵はがきのような写真をド~ンと掲載しております。
 1991年、出場者13人で始まったレースは来年、記念の第30回大会。企画・運営を担うランナーズ・ウエルネス社長で、日本テレビ系「24時間テレビ」のマラソントレーナーでおなじみの坂本雄次さん(71)は「私がサラリーマン時代に立ち上げたので、ずいぶん時間がたった気がします。競技運営面では富士吉田市陸上競技協会、ボランティア面ではいくつかの銀行など、地元の皆さまのご協力があってここまでこれた。5つの湖ごとに色や形が変わって見える富士山の姿を、今後もランナーに体感してもらいたい」と話してました。
 
 写真=残り約20キロ、富士山を見上げながら進むランナー

2019年5月10日 (金)

祝ベスト サブ3.5①

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 昨年度のフルマラソン大会の自己ベスト達成者にスポットを当てる連載「祝ベスト」第3回は、緩やかなペースアップで5年ぶりにベスト記録を更新し、サブ3.5をマークした石田豪さん(43)=静岡県=です。

 2009年3月、結婚を機に禁煙とランニングを同時に始めた石田さん。同年4月には掛川・新茶マラソン10キロの部で初レースを迎えて49分34秒で完走した。翌10年10月のしまだ大井川マラソンが初フルで5時間8分48秒。「後半はほぼ歩いた。達成感はあったけど(フルは)もうやらないと思った。でも、翌日からジワジワと喜びがわいてきた」という。
 3回目のフルとなった12年のしまだ大井川は3時間52分47秒でサブフォー達成。だが、その後の富士山、板橋City、袋井クラウンメロンは、いずれも4時間台に逆戻り。14年6月、富士忍野高原トレイルレースのロングコース(約36.1キロ)に出場し、不本意な7時間2分30秒に終わり「脚力がないとトレイルはきつい。しっかり練習しないとダメだ」と痛感した。
 同年10月のしまだ大井川は3時間35分3秒と、ベスト記録でサブフォー復帰。「サブ3.5もいけるんじゃないか」と気をよくしたが、長女・伊織ちゃん(4)が生まれて育児に時間を取られ、十分な練習を積めなくなった。
 伊織ちゃんが幼稚園入学後、自分の時間がもてるようになった昨年6月、地元の静岡走ろう会に入会。30キロ走やトレイルラン、飲み会などの予定が入り、「仲間と一緒に走るからには速くなった方がいい」と気分も前向きになってきた。
 今年2月の静岡マラソンに向けた練習方針は「ロング走で脚づくり、インターバル走で心肺強化」。1キロ5分半から5分以内、4分50秒以内とペースを上げていく30キロ走を1月は3回、2月は1回消化。1キロ4分15~45秒のインターバル走は1月に2回行った。
 手応えをもって臨んだ静岡の5キロごとのラップタイムは
 25:55→25:27→25:1→24:52→24:35→24:46→23:50→23:16→9:53 
 最初は1キロ5分10秒前後で入って少しずつペースアップ。最後は4分30秒まで上がり3時間27分35秒で走り切った。14年のしまだ大井川の記録を5年ぶりに、しかも7分以上も更新して3時間半切りを達成した会心のレースだった。
 「後半は呼吸が苦しくて脚もつりそうだった。いい感じできてたからイケイケ状態で頑張った」と石田さん。走り始めて丸10年が経過し、「日々の積み重ねが一番、重要なんですね」。結果を出せない時期が長かったこともあり、口調には実感がこもっていた。

 写真=1月の静岡市民継走大会に静岡走ろう会のメンバーと参加した石田さん(右端)

 ★「祝ベスト」次回は17日に掲載します

2019年5月 3日 (金)

祝ベスト サブフォー②

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 昨年度のフルマラソンで自己ベストを達成した方をクローズアップする連載「祝ベスト」第2回は、夢のトライアスロン大会完走を目指してサブフォーをゲットした外山貴子さん(37)=千葉県=です。

 社会人になってからフットサルを楽しみ、2008年と09年の東京マラソンを6時間台で完走した外山さん。記録を狙うガチランナーではなかったが、ホノルルマラソンに出場した15年ごろから「大会ごとの土地を走って美味しいものを食べ、お酒を飲むことが大好きになった」。これまで10キロから100キロまでの40大会(フルは23回)に出場し、すべて完走。「レースを走ることが練習でした」という。
 17年10月下旬、「転機」が訪れた。トライアスロンに挑戦したくなって翌18年5月のホノルルトライアスロン(スイム1.5キロ、バイク40キロ、ラン10キロ)に応募。全く泳げなかったが、週4回スイミングスクールに通い、2か月後にはクロールで25メートルを泳げるようになった。ホノルルトライアスロンは2時間57分20秒でゴール。その数日後、強者が集う19年4月の宮古島トライアスロン(スイム3キロ、バイク157キロ、ラン42.195キロ)にエントリーした。
 「ホノルルも宮古島も、トライアスロンの神様が降りてきた感じ。宮古島は抽選大会で、外れたら『まだ早い』、当たったら『行きなさい』というお告げだと思って、神様にゆだねました」。結果は当選だったものの、「スイムとバイクは期待できない。サブフォーの脚力がないと宮古島は完走できない」と冷静に判断し、マラソン大会を有効利用することにした。
 今年1月はハイテクハーフ、フロストバイト、新宿シティのハーフ3大会に出場。フロストバイトは1時間50分19秒で、ハーフのベスト記録をマーク。3月の古河はなももは「1キロ6分台に落とさない」と踏ん張って3時間56分28秒。ベストを16分更新してサブフォーを達成した。
 宮古島はスイムとバイク、ランを合わせ12時間58分12秒でフィニッシュ。苦手のスイムとバイクで約1時間の「貯金」ができ、余裕をもってランに臨んだ。しかし、暑くなって氷入りの水とコーラを続けて飲んだことで腹痛に。トイレに何度も駆け込み、走って歩いて約6時間。制限時間30分前に何とかゴールゲートをくぐった。
 「一番しんどいマラソンでしたが、サブフォーできた『脚』が残ってたから前に進めた。胃腸の強いはずの私なのに意外な展開で、貴重な体験になった」と外山さん。今月から9月までトライアスロン4大会にエントリー。管理栄養士として目一杯働きながら、「3種目」に磨きをかけるつもりだ。

 写真=宮古島のゴール後、笑顔を見せる外山さん

 ★次回「祝ベスト」は10日に掲載します

2019年5月 2日 (木)

川内村復興へ仲間と帰省

2019

 本日も4月30日に開催された「第4回川内の郷かえるマラソン」(福島県双葉郡川内村)をリポートします。
 2011年の東日本大震災による東京電力福島第1原発事故で出ていた川内村への避難指示は16年に解除され、村民の約8割が帰村しましたが、まだ復興途上にあることは確かです。
 同村出身の秋元信二さん(66)=東京都=は今回、「故郷のお役に立ちたい」とラン仲間13人を引き連れて参加。仲間たちには、沿道各所に繰り出したお年寄りの応援、給水ボランティアの熱のこもった励まし、カエルの絵が入った完走メダル、具だくさんの豚汁などが好評でした。
 「昨年の忘年会で参加を呼びかけたら、多くの方が賛同してくれてうれしかった。村が潤い、生活にメドがたつような状況になれば帰って来れる人もいる。この大会に参加することで少しでも貢献したい」と秋元さん。この日、仲間たちに名産のシイタケ、ソバなどをお土産として勧めてました。
 ゴールしたランナーには小学生が完走メダルをかけてくれ、ボランティアがハイタッチのお出迎え。「遠くから来てくれてありがとうございました」という言葉には、感謝の気持ちがこもってました。

 写真=ハーフの部のスタート地点には、チコちゃんら仮装ランナーたちが集結

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