ベストセラーになっているDVDマガジン「燃えろ!新日本プロレス」(集英社、1600円+税)の最終巻となる第67号「一寸先はハプニング!!新日本フォーエバー」が発売されました。2011年の発売から異例の通算180万部超という人気シリーズで、最終号はアントニオ猪木対大木金太郎など6試合を収録。メーンイベントは藤波辰爾対グレート・ムタ(1991年9月23日・横浜アリーナ)です。
実はこの試合、取材しているんです。報知新聞社に入社する前の学生時代、今は無きプロレス専門紙「週刊ファイト」(新大阪新聞社)でアルバイトしていましたが、出張取材をさせてもらったのでした。この日は新日本の横浜大会に加え、川崎球場では大仁田厚のFMWの試合がありました。この興行戦争を“はしご取材”したのでした。藤波対ムタの試合を見た後に、横浜から川崎に移動しました。アリーナからはかなりのファンが球場に流れました。メーンイベントに間に合うかどうか、微妙な時間でしたが、大仁田のFMWはそれを見越したかのように、ゆっくり進行で、“はしごファン”を待ってくれていたのでした。プロレスが熱かった時代です。
第66号「金曜夜8時を忘れない!!」は象徴的なタイトルです。金曜夜8時と言えば、テレビ朝日の「ワールドプロレスリング」のことだけではなく、それ以前に日本テレビの「日本プロレス中継」が金曜夜8時の枠に座っており、力道山以来の伝統なのです(当初はアニメ番組『ディズニーランド』との隔週放送でしたが)。「ワールドプロレスリング」時代には、日本テレビ「太陽にほえろ」、TBS「3年B組金八先生」と視聴率戦争を繰り広げた黄金枠だったのです。私もジーパン刑事(太陽)や腐ったミカン(金八)に浮気をしたことがありましたが、燃える闘魂に熱狂しました。弊社の「長嶋茂雄カレンダー」が毎年、売れているように、熱い時代の記録は日本の宝と言えるでしょう。
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