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2017年12月 1日 (金)

ジャンボ鶴田“最強伝説”にもフレームインしてきた大仁田厚…金曜8時のプロレスコラム

 初代三冠ヘビー級王者のジャンボ鶴田さん(2000年没、享年49)のことを書いて、前回かなりの反響を頂いので、違う観点でもう1回。22日に発売されたDVDボックス「ジャンボ鶴田伝説」(バップ、1万8000円+税)は、5枚組のDVDに往年の名勝負が全24試合、トータル709分にわたって収録されている。
 「ジャンボ鶴田試練の十番勝負」が懐かしい。1976年3月から79年1月にかけて、鶴田(以降、敬称略)は世界の強豪と対戦した。バーン・ガニア、ラッシャー木村、テリー・ファンク、ビル・ロビンソン、ボボ・ブラジル、アブドーラ・ザ・ブッチャー、クリス・テイラー、ハーリー・レイス、大木金太郎、フリッツ・フォン・エリックを相手に4勝2敗4引き分けだった。すべて60分3本勝負だったのがすごい。
 そのうち木村、テリー、ロビンソン、レイス、エリック戦が収録されていた。過去に見た映像でも、DVDでじっくり見れば、新たな発見がある。リングサイドに控えているセコンドを見るのも面白い。この時代、やはりセコンドは、大熊元司、グレート小鹿の極道コンビに、後にザ・グレート・カブキになる高千穂明久が中心。日本プロレス出身の“番人”が目を光らせているのだ。
 レイス戦から気になり出したのが、若手時代の大仁田厚(当時19歳)。リングに上がってレイスのトロフィーを受け取ったり、チョロチョロ出てきては、テレビ画面にフレームインしてくるのだ。今年、還暦を迎え引退したが、まだまだ隠居しそうにない大仁田。そのアグレッシブさは、40年前から変わっていなかった。
 そして、エリック戦がすごい。フリッツが鉄の爪アイアンクローで鶴田の顔面をわしづかみにし、鶴田は流血。レフェリーやセコンドが割って入っても離さない。そこに飛んで火に入る形で、大仁田が顔を出し、フリッツのアイアンクローでリングにつまみ上げられるのだ。リングをのたうち回りながら、反対の場外へ放り投げられ、さらに場外で机にたたきつけられ流血。
 日本テレビ・倉持隆夫アナウンサーが「大仁田の額にアイアンクローが入りました。危ない、危ない」「助っ人に入りました大仁田厚が顔面を切られました」と実況。NWA認定インターナショナル・ジュニアヘビー級王者として凱旋帰国する以前に、大仁田は全国デビューしたのだった。ジュニア王者時代の82年にチャボ・ゲレロにトロフィーで殴られたのが大仁田の流血史のルーツだと思ってきたが、それ以前の流血劇があったことをジャンボ伝説が教えてくれた。(酒井 隆之)

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