ブログ報知

スポーツ報知ブログ一覧

« 【ディズニー報知】4年ぶり大雪のTDR…リアル降雪「アナ雪」パレードは実現せず | メイン | 「報知」が伝えた大相撲 第10回 »

2018年1月26日 (金)

鈴木みのるは2年連続で雪の札幌テロリストになるか…金曜8時のプロレスコラム

失ったばかりか、後藤洋央紀(38)にNEVER無差別級王座まで明け渡した男が、月をまたがずしてメインイベントでさらに格上のタイトルに挑む…。
 ランキング制度があったならば、あり得ない話だが、これは理不尽な鈴木軍の実力行使ならではというよりも、ファンが鈴木を求めているということだろう。ドームでは敗者だったはずが、リング上で自ら断髪してみせ男を上げた。勝った後藤よりも輝いていた。
 鈴木と棚橋は、2012年の1・4東京ドームで棚橋が保持していたIWGPヘビー級選手権を争っている。試合は棚橋が25分59秒、ハイフライフローからの片エビ固めで防衛。“エース”棚橋もさることながら、今年6月に50歳になる鈴木のタフさ、しぶとさ、憎まれっぷりには驚かされる。
 「新日本道場の鬼から生まれ、神様と呼ばれた男に育てられた」と言う鈴木。鬼とは藤原喜明、神様とはカール・ゴッチのことを意味する。ストロングスタイルの関節技をマスターしているということだが、藤原には“関節技の鬼”とは別に“テロリスト”という顔もあった。
 1984年2月3日に札幌中島体育センターで藤原喜明が、長州力の入場時に花道で襲い、大流血させて、藤波辰巳(現辰爾)とのタイトルマッチ(WWFインターナショナルヘビー級選手権)をぶち壊した“雪の札幌テロ”が歴史に刻まれている。
 昨年、鈴木はそのオマージュをやってのけた。昨年2月5日の「復活!雪の札幌決戦」(北海きたえーる)で、オカダ・カズチカ(30)の持つIWGPヘビー級王座に挑んだ鈴木は、前日の調印式でオカダを襲撃し、右膝を破壊した。試合は40分46秒、オカダのレインメーカーから片エビ固めで敗れたが、1年後も雪の札幌の挑戦者になってみせた。
 勝つことに期待していないと書けば怒られるだろうが、負けて輝く男の生き様は、かつての藤原喜明が見せた“やられの美学”に通じるものがある。いや、違う。鈴木にはタイトル強奪という波乱を期待させる風が吹いている。(酒井 隆之)

2021年10月

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

見出し、記事、写真の無断転載を禁じます。Copyright © The Hochi Shimbun.