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2018年2月23日 (金)

70歳・タイガー戸口の“レスラーぶり”を武藤敬司が絶賛…金曜8時のプロレスコラム

 16日に後楽園ホールで行われた「PRO―WRESTLING MASTERS」でタイガー戸口(70)が約7年ぶりにリングに上がり、その存在感を見せつけた。

 戸口は、グレート小鹿(75)、百田光雄(69)と214歳トリオを結成し、越中詩郎(59)、青柳政司(61)、斎藤彰俊(52)の平成維震軍を撃破した。何よりファンを沸かせたのは戸口のでかさだ。パンフレットに記載されている193センチ、125キロは決してサバを読んだ数字ではない。

 プロレスラーは、でかくて、強くて、すごいヤツというイメージを見事に体現。和歌の世界では、男らしさを表現する益荒男(ますらお)ぶりという言葉があるが、戸口の“レスラーぶり”はハンパない。プロデュースした武藤敬司(55)が「感動したよ。70歳なのに何であんな体が作れるんだってね。存在感あったし、今のプロレスの中でもやれんじゃないのか」と絶賛。それを本人に伝えると「試合をするからにはと体を仕上げていったからね。やはりプロは体を見ればわかってくれるんだね」と喜んだ。

 本名は、戸口正徳。東京・葛飾区生まれで、修徳高柔道部から67年に日本プロレスに入門。在日韓国人2世であることからキム・ドクを名乗り、大木金太郎と韓国師弟コンビを結成し、76年と77年に全日本プロレスでジャイアント馬場、ジャンボ鶴田組からインタータッグ王座を奪取。81年に新日本に移籍し、キラー・カーンと組んで出場した82年のMSG(マジソン・スクエア・ガーデン)タッグリーグ戦ではアントニオ猪木、ハルク・ホーガンの日米スーパースターコンビに、敵役として挑み、準優勝した。その後はタイガー・チャン・リーとして米WWF(現WWE)など海外を主戦場とし、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画「レッドブル」(88年)に出演するなどアジア系悪役俳優としても活動した。

 今回の試合は足を仕上げ切れなかったと、赤いロングタイツだった。かつては星条旗風のタイツもあったが、私にとっては、戸口のイメージカラーは緑だ。グッズ売り場ではチームフルスイングが製作した緑のトートバッグ(通販あり)が売られていてうれしくなった。ヘッドバットやチョップは本物の音がした。昭和のプロレスラーは平成の次の時代にも通用しそうだ。(酒井 隆之)

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