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2019年1月

2019年1月30日 (水)

平成最後の平成維震軍

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  東京・後楽園ホールで行われた越中詩郎デビュー40周年記念大会「侍祭り~平成最後の平成維震軍~」を取材してきました。写真は40周年セレモニーの一コマで、藤波、カブキ、長州、天龍、武藤らレジェンドが集結。平成というより昭和が漂った瞬間でした。

越中詩郎、40周年大会で還暦侍ヒップアタック…平成最後の平成維震軍 

越中詩郎40周年記念セレモニーに天龍、長州、藤波、武藤、カブキらレジェンド集結…全試合結果  

22歳のGHC王者・清宮海斗が越中詩郎に“侍魂”注入される…平成最後の平成維震軍 

入場テーマでコールしやすい越中詩郎と橋本真也…金曜8時のプロレスコラム

越中詩郎、平成最後の平成維震軍で平成生まれと対決「ぬるま湯体質の奴らをぶっ飛ばす」

2019年1月25日 (金)

入場テーマでコールしやすい越中詩郎と橋本真也…金曜8時のプロレスコラム

 平成維震軍の越中詩郎(60)が30日に東京・後楽園ホールでデビュー40周年記念大会「侍祭り~平成最後の平成維震軍~」を開催する。平成維震軍の旗揚げ戦(オープニングマッチ、1994年11月13日・東京ベイNKホール)を取材した立場として、平成の最後を見届けないわけにはいかない。

 楽しみなのは、越中の入場シーンだ。テーマ曲「SAMURAI」に乗せて、観衆は「コッシナカ! コッシナカ!」とコールをとどろかせる。見事にテーマとマッチした大合唱だ。昨年8月21日の「PRO‐WRESTLING MASTERS」(後楽園ホール)のメインイベントで、これを久しぶりに体感したが、心の底から響き渡るコールだった。

 ここまで声援にマッチした入場テーマ曲はないと思う。強いて言うならば、橋本真也さんの「爆勝宣言」だろうか。「ハッシモト! ハッシモト!」。このコールはプロ野球・ロッテ時代の橋本将選手がテーマとともに踏襲したほど有名だが、橋本真也さんが亡くなってからは、あまり聞く機会がなくなった。

 テーマに合わせたコールは、他にあるだろうか。アントニオ猪木の「炎のファイター」は「イノキ、ボンバイエ! イノキ、ボンバイエ!」というイントロで始まるが、観客は合わせにくい。鈴木みのるの「風になれ」(中村あゆみ)の大合唱は、後楽園ホールを超えて東京ドーム級の大合唱になるが、この表題と同じクライマックスの歌詞にたどりつくまで、とにかく時間がかかりすぎるのだ。

 新しい所では、三冠ヘビー級王者の宮原健斗(29)が、テーマ曲「BREAK HEART」に乗って入場する際に、観衆に拍手と「ケント!」コールをおねだりするが、結局は「レフェリー、和田京平」というリングアナウンサーのコールとともに大合唱となる「キョーヘー!」のボルテージには及ばない。

 そう言えば、UWFインター時代の高田延彦が、使用した「POWER AND GLORY」(イングウェイ・マルムスティーン)は、曲中に「タッカッダ タッカッダ」というコールが入っていたが、観衆がそれに合わせてコールすることはなかった。やはり越中の「SAMURAI」は、つい「コッシナカ! コッシナカ!」とコールを合わせたくなる。30日は記者という立場上、大声を出して応援するわけにはいかないが、大越中コールを体感しに行きたいと思う。(酒井 隆之)

2019年1月18日 (金)

プロレス大賞授賞式に見る全日本VS新日本…金曜8時のプロレスコラム

 「2018年度プロレス大賞授賞式」(東京スポーツ新聞社制定、スポーツ報知などが選考)が17日、都内のホテルで開かれ、選考委員の末席を汚す者として、出席させていただいた。

 授賞式では、最優秀選手賞(MVP)に選ばれたIWGPヘビー級王者・棚橋弘至(42)=新日本プロレス=ら受賞者が一堂に会した。棚橋への授賞時には、SKE48のメンバーで、2018年度「AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙」で1位に輝いた松井珠理奈(21)が、サプライズゲストとして登場した。

 珠理奈は、昨年度にテレビ朝日系で放送されたドラマ「豆腐プロレス」において、“ハリウッドJURINA”のリングネームで女子高生プロレスラー役を演じたことなどが評価され、プロレス大賞特別賞を受賞しており、これで2年連続の授賞式登場となった。

 そして、壇上で棚橋とプロレス愛を語り、そろってエアギターを弾いて、夢のセッションが実現した。それが今回のクライマックスであったことは間違いない。それこそ平成最後のプロレス大賞授賞式にふさわしい、名場面と言えるだろう。だが、私が記者になる前の、昭和のプロレス大賞授賞式は、そうではなかった。

 当時は、ジャイアント馬場(故人)の全日本プロレスとアントニオ猪木(現参院議員)の新日本プロレスが、年に1度だけ顔を合わせるという、とてもとてもピリピリした唯一の現場だった。東京スポーツ本紙はもちろん、「プロレス」(月刊から週刊)、「ゴング」(同)、「週刊ファイト」が、そのピリピリ感をこぞって伝え、読者は1年1度だけのそのリポートを楽しみにしたものだった。

 東京ドーム時代、そして他団体交流戦の時代になった平成は、そんな堅いこと抜きで楽しむことができていたが、今回の授賞式では、昭和の古き良きピリピリ感を呼び覚ますスピーチがあった。それは殊勲賞を受賞したプロレスリング・ノアの丸藤正道(39)によるものだった。全日本から派生したノアの丸藤は言ってのけた。「ここ数年のプロレス大賞MVPは、やはり新日本さんの独占が続いてますので、負けないようにしっかりがんばって評価してもらえるように最高の試合をしていきたいと思います」

 新日本の一人勝ちは許さないという、業界を代表する声でもあった。今回、唯一、全日本勢で受賞したのが、最優秀タッグチーム賞の暴走大巨人コンビ、諏訪魔(42)&石川修司(43)だった。このコンビは、2年連続での受賞となる。

 選考委員会が行われた昨年12月には、フリーだった石川が、年が明けて正式に全日本と所属契約を結び、壇上で「全日本プロレスの石川修司です」とあいさつした。諏訪魔は「2019年は暴走大巨人、総決算の年として、いろいろ騒がせていきたいと思います」と胸を張って言った。

 無骨な全日本代表に対して、新日本の受賞者であるMVPの棚橋、ベストバウトのケニー・オメガ(35)VSオカダ・カズチカ(31)、技能賞の内藤哲也(36)のスピーチは洗練された名ゼリフが続いた。どっちがいいかの判断は分かれるが、新日本のエンタメ性が優位だったことは間違いない。

 では身体ではどうだろう。集合写真を見ればわかる通り、身長のデカさでは、石川修司が抜きん出ている。新日本ではオカダも大きいが、この2人とそれ以外の選手が比べられることがないような絶妙な並び順になってもいた。だが、そんなデカさ論争をぶち壊す、最終ゲストが現れた。

 アンドレ・ザ・ジャイアントパンダの子連れ登場だ。東スポの平塚雅人記者(かつてのハッスル解説者)が「危険です! お下がりください!」「でも子パンダは安全です」と叫んでいたのには笑ったが、パンダのデカさは半端なかった。「絡みたくない」とばかりに、どんどん退席していくレスラーたち。その中で、満面の笑みで唯一絡んだのがMVPの棚橋だった。最後の最後に棚橋という男の人間の大きさを感じさせられた授賞式だった。(酒井 隆之)

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