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2019年5月24日 (金)

令和になってもジャンボ鶴田さん最強説…金曜8時のプロレスコラム

 全日本プロレスによる「ジャンボ鶴田メモリアルマッチ」が20日、東京・後楽園ホールで行われた。全日本プロレス社長の秋山準(49)が西村修(47)、鈴木鼓太郎(40)とトリオを結成し、全日本最古参の渕正信(65)、大森隆男(49)、ブラックめんそーれ組と対戦した。

 初代三冠ヘビー級王者のジャンボ鶴田さんが2000年5月13日に49歳で亡くなってから19年になる。令和の時代になっても、このメモリアルマッチが恒例行事として続いていることをうれしく思う。

 まずは秋山組が鶴田さんの最初の初期の入場テーマ「チャイニーズ・カンフー」で入場。1970年代のディスコミュージックが懐かしい。赤と青に白い星が3つ入ったショートタイツの鶴田さんが、ロープを飛び越えて入場してきそうだった。そして、渕組は「ローリング・ドリーマー」で入場。鶴田さんが自ら歌ったヴォーカル入りレコードを思い出す。「出会いの数だけ 別れがあると わかっているのに 恋をする」まさに、「人は誰でもローリング・ドリーマー」だ。

 試合は秋山が鶴田さん直伝のジャンピングニーやバックドロップを繰り出し、最後は自らの必殺技、エクスプロイダーでブラックめんそーれを押さえ込んで勝利した(9分23秒、体固め)。渕が鶴田さんの遺影を持って出場者が記念撮影を行った後、秋山に促されて渕が、右手を高く突き上げる鶴田さんの決めポーズ「オーッ」を四方のコーナーに上って行い、会場を盛り上げた。その後ろで、この試合を裁いた和田京平名誉レフェリー(64)も右手を突き上げていた。

 「ジャンボ鶴田メモリアルマッチ」が行われるようになったのは、全日本プロレスが秋山社長の新体制になった2014年からだった。和田京平レフェリーらが、鶴田さんの遺族(保子夫人、長男・祐士さん)と会談し、その年の5月16日の後楽園ホール大会で渕正信、井上雅央組vs秋山準、金丸義信組として実現したのだ。それから5月シリーズ(SUPER POWER SERIES)の後楽園ホール大会での開催が恒例化し、これまでに菊地毅やザ・グレート・カブキも参加しているが、秋山、渕、そして和田レフェリーが、欠かせない存在になっている。

 この日のメインイベントの三冠ヘビー級選手権王者・宮原健斗VS挑戦者・石川修司)も裁く京平さんが、レフェリーポロシャツを白から黒に着替える合間に、鶴田さんについて話を聞いた。

 「やっぱり思い出すのは、ジャンボが天龍さんとバチバチやってたことかな。あの怒らないジャンボを何とか怒らせたいという天龍さんとの試合はすごかった」京平さんは、ジャンボが怒った試合を裁いている。平成元年(1989年)4月20日の大阪府立体育会館での天龍源一郎との鶴龍対決。初代三冠王者として初防衛戦で“怪物”鶴田がついに本気を出してしまい、パワーボムをえぐい角度で見舞い、天龍は失神。京平さんは泡を吹いている天龍を見て、3カウントを数えた。

 「それから三沢にとっての大きな壁だった。三沢は、ジャンボをやっつけないとトップになれないというね。一番いい壁だったよね。ただ、病気でちょっとダウンしちゃったけど」肝炎を患いながら三沢光晴さん(2009年に46歳で没)、川田利明、田上明、小橋健太(現建太)の四天王と激闘を繰り広げた。負けはしても四天王にねじ伏せられたイメージがないまま、フェードアウトしたため最強論は伝説になった。

 「プロレスファンとしては当時見てた人が大人になってるから、やっぱりジャンボのすごさをよく知ってる世代なんだよね。今のお客さんでもよく知ってる人いっぱいいるもんね。その辺が暖かいよね。全日本はそういうのがいいよね」と京平さんはうれしそうに話した。

 今年2月19日に「ジャイアント馬場没20年追善興行~王者の魂~」(両国国技館)が開催された。来年は鶴田さんも没後20年を迎える。「ご家族のご意向を聞いて計画するでしょう。どんどん忘れられちゃうから、こういう時でもないと思い出さないから、どんどんやるべきなんだよね。1試合じゃなくて、このシリーズをジャンボのメモリアルシリーズにしてもいいんだよね」と夢プランを語った。昭和のプロレスファンにとっては、令和になってもジャンボ鶴田最強説を唱えられる幸せを感じようではないか。(酒井 隆之)

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