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2009年2月12日 (木)

一度でも土俵に上がれば元力士

 24年前に大相撲の幕下力士だった男(43)が、結婚詐欺の容疑で警視庁高輪署に逮捕されました。1級建築士を語り、デートでは運転手尽きのリムジンを借りるなどで“セレブ生活”を装った上で、結婚を約束した女性から現金730万円をだまし取った疑い。同署は他にも詐取された女性が3~4人いるとみて余罪を追及中。本人は容疑を認めているとのことです。

 この男性は84年春場所に初土俵を踏み、翌85年の春場所で廃業しています。土俵生活は20年以上前で、しかもわずか1年だけ。それでも新聞上は「元力士」の見出しが立ってしまいます。

 弟子の傷害致死事件、大麻問題と角界は不祥事続きですが、さすがにこの事件を同列に考えてはいけないでしょう。容疑者はもうとっくに辞めている人ですし、43歳のいい大人です。

 競技生活がいかに短くても新聞報道上は何か犯罪を犯してしまえば「元力士」「元プロボクサー」の見出しが必ず立ちます。仕方がないことですが、やはり相撲へのイメージが良くなるはずがありません。真面目に稽古して相撲を取っているお相撲さんはいい迷惑でしょう。この容疑者が所属していた春日野部屋もしかり。親方もとっくに代わっているし、現在の部屋とは全く関係がないわけですから。

 11日は久々に両国国技館に行って、この件の取材をしました。ちょうど「NHK福祉大相撲」をやっていたので関係者も多く、取材面では助かりました。容疑者を知る古株の方々からは、良い評判は聞けませんでした。「トラブルばかり起こしていた」「口も悪かった」「顔はやさしいけど、何をしでかすか分からなかった」・・・・。こんな声ばかりでした。

 一度土俵に上がった以上は、本人が忘れていようといまいと、何かあった時には死ぬまで「元力士」の肩書が浮かび上がって来てしまいます。

 角界を離れた後も、角界をイメージダウンさせる行為。こればっかりは「気をつけろ」などと指導のしようもないし、解決策は見つかりそうもない。メディアが「元○○」の報道を自粛するわけにもいかないと思うし、困ったものです。

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コメント

 食品の表示偽装などの詐欺、裁判所書記官による訴訟詐欺?が露見してからしばらくたちましたが、今度は元力士による結婚詐欺ですか?振込詐欺が蔓延してからというもの、世の中、詐欺事件だらけですね。降込詐欺~とうとうというか、ついにというか、中国・上海でも発生?

 相撲界に限って言えば、先日の元親方による傷害致死事件の公判でゆれているところに、日本人力士の覚醒剤所持事件。今回の元力士の結婚詐欺事件で相撲界に対する国民のマイナスイメージはとどめというような感じがしますね。もちろん、そんなお相撲さんばかりではないと思うのですが?プロスポーツのOBが犯罪に走っていたことを聞かされるとやるせないですね。どの世界でもプロと言われる領域に達するのは並大抵の努力ではいけないはずです。本来、厳しい修練に耐えている人たちだから意思は強いはずです。この元力士さんも将来を嘱望されていた人だったのでしょう。難しいことかもしれませんがプロスポーツの世界に一度でも身をおいたことがある人は、世俗の汚れとか欲にまみれないでほしいです。人生の生き方まであれこれ注文つけるつもりはないんですが、引退したら猾さにまみれるのではなく、賢く生きていって欲しいです。

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甲斐毅彦

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