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2010年4月 9日 (金)

佳桜忌

 8日は80年代に活躍したアイドル歌手、岡田有希子さんの命日でした。あれから早くも24年。所属事務所のサンミュージックは移転してしまいましたが、今年も四谷4丁目前にはお昼頃から多くのファンの方が集まり、献花して1分間の黙祷を捧げました。

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 岡田さん(本当はユッコちゃんと呼びたいけどファンサイトではないので)の本名・佳代さんの一文字をとってファンの間では、4月8日は「佳桜忌」と呼ばれています。

 昨年のこのブログで取りあげさせていただいてから一部のファンの方にもご覧頂いているようなので、今年も取りあげさせて頂きました。昨年の記事は期限切れのせいか、添付できませんでしたが「森田健作氏のあの時の言葉」でグーグルなどで検索して頂けば出てきます。

 私の記憶では不思議なことに4月8日というのは、だいたい小春日和になるんです。今年もそうでしたし、あの事件があった1986年もそうでした。

 今年も大勢いらしてましたね。大半は私と同世代の30~40代ですが、中には「伝説を聞いてファンになった」という20代の若い方もいらっしゃるんですね。

 当時大ファンだった私にとっても長年この日は辛い日で封印していましたが、20周忌から毎年献花にお邪魔するようにしています。やっと彼女の死を受け入れられたという感じですね。私の場合は悲しみを思い出すというよりも「ユッコのぶんまで元気で生きているよ」という報告のつもりで訪れています。

 お墓は実家のある愛知県内にあるのですが、お墓の方にも佳桜忌にはファンが集まるんです。今年も大勢集まられたそうです。お寺のご住職は「有希子さんはもう随分前に成仏された。だからもう悲しむのではなく、皆さんが元気で暮らしているということを報告するつもりでお墓参りをなさってください」とおっしゃられています。

 毎年四谷には、寄せられた献花を愛知県のお墓まで運んでくださる男性がいらっしゃるんですね。岡田さんと同学年のファンの方です。今年は御礼をかねて少しお話をさせていただきました。

 その方がこんなお話をなさったのが印象に残りました。

 「24年前の事件の後は新聞、テレビ、雑誌すべてが『自殺の原因は何なのか』という報道ばかりに集中していましたよね。そこにばかり集中しちゃって心の病を持った方へのケアの必要性とか、そういった視点ではほとんど報じられなかったと思うんです。今でしたらあれほどの報道はしないでしょうね。それもユッコのような事件があったからかもしれませんよね」

 確かに当時の報道は「俳優に失恋した」ことを原因として、かなりプライバシーに踏み込んだ報道が過熱していました。さらに事件からしばらくたつと荒唐無稽な噂話が無数に全国に広まり、いまだに都市伝説的に信じられているものもあります。

 でも確かに男性が言うとおり、心の病を抱えた方のケアという視点で報じたメディアは皆無でしたね。

 サンミュージックの相沢さんも証言されているように岡田さんが「恋の悩み」を抱えていたのは事実でしょう。しかし、それだけが原因ではなかったと私は思っています。自殺へと至る人間の心理は、もっと複雑なものなのではないでしょうか。自戒をこめて言えばマスコミ報道というのは、物事を単純化して報じざるをえないため、真実が見えにくくなるという危険性は常にあると思っています。

 岡田さんの事件の真相を追究することに、もはや意味はないでしょう。大事なことは心の病を持った方をまわりにいる人間が、どうすれば救っていくことができるのか、ということではないでしょうか。

 事件から24年たちますが、当時よりもこの国の自殺者は増えているようです。あの頃に比べれば、うつ病に対する社会的理解は進んでいるはずであることを考えれば事態は深刻です。

 

 私の高校入学式の前日に起きた事件から24年。今年は、そんなことを考えながら手を合わせて来ました。

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» Believe In You によせて トラックバック イカルスの夢・組曲 作品∞
  この曲を聴くのは悲しいものがある。時期としてまったく関係ないと思っても  今となってはユッコへのレクイエムに聴こえてしまうのだ。  間奏のキーボードの音色がまた、切な過ぎる。  「 あなたとまた逢う日まで〜」 ・・・・ちょっと出来すぎだ。  あの事件のあと、若者が自殺する事件が続いた。そういったこともあって  僕もかなり気が滅入ってしまった。その後、週刊誌は峰岸さんをバッシング  したりした。 見出しをみただけでアホ..... [続きを読む]

コメント

自分の駄文に付き合って頂きありがとうございます。これだと小島さんのブログにつながらないのでもう一度 http://m.ameba.jp/m/blogArticle.do?unm=f4koji&articleId=10503969196

 キミタンさん、ありがとうございました。私は小島選手と同い年です。2年前まではプロレス担当をしていたので全日でお世話にもなりましたよ。

 私も高校入学式のときの記憶と重なっているんです。小島選手もユッコが好きだったとは何か嬉しくなりましたね。2、3年前はガラにもなくヒール役をやってましたが、ナイスガイですよね。

先日のコメント載せて頂きありがとうございます。ご存知でしょうが小島聡さんが http://m.ameba.jp/m/blogArticle.do?unm=f4koji&articleId=10503969196人の痛み知り、死に様を見てるレスラーの言葉は重みがあります。

 めぐみさん、ありがとうございました。彼女は当時の女性アイドル歌手にしては珍しく同世代の女性ファンも多かったですね。男性でも比較的、行儀のよいファンが多かったと思います。めぐみさんのようにお若い世代のファンもいらっしゃるので、ファン層が幅広いのは間違いないでしょう。ご療養中とのこと。お体を大事になさってください。来年お元気になられたら四谷へ行かれてみてください。

 バルベニーさん、お久しぶりです。コメントありがとうございました。ブログ、よく覚えていらっしゃいましたね。嬉しいです。1年ぶりにユッコちゃんのことをブログで触れただけで大変多くの方からコメントを寄せて頂いて驚いています。
 なかなかマスコミで取りあげる機会はないですが、ユッコファンは心と心で通じ合っているんですね。ブログ記事にしてみてよかったと思っています。
 わずか2年足らずの芸能活動でしたが、ひたむきに努力し、輝き続けた彼女の伝説が色褪せることはないでしょう。描き方は非常に難しいですが、僕はいずれドラマにすることは可能なのではないかと思っています。実際の映像を交えるという手法で。

 バルベニーさん、またお話しましょう。

甲斐さん、はじめまして。有希子さんへの想いや、佳桜忌について書いてくださって有難うございました。私は女性で、有希子さんが活躍していた頃は小学生でしたが、30代になった今も有希子さんが大好きです。周りに有希子さんファンがいないので、甲斐さんの文章やファンの方達のコメントを読んで、とても嬉しくなりました。体調を崩してもう何年も療養中なのですが、元気になったら命日には四谷に行きたいと思っています。そして、有希子さんに心から「ありがとう」と言いたいです。

甲斐さん お久しぶりです。なかなかチャットでタイミング合わず失礼しております。
以前MIMIさんのHPに常駐してたおかげで多くのユッコファンの友人もでき、今では本当にユッコファン達と楽しく過ごせてます。
確かにあの頃は過剰な報道でモラルも欠けている部分も目立ち、ファンとマスコミが喧嘩してたこともあったようですが、人間の汚い部分として多くの人たちがその過剰な報道をテレビにかじりついて見てたのも現実です。
あの頃はそういう部分で視聴者にも問題があったとも言えます。今でも50代以上のおばさんとかに『岡田有希子』と名前を口にすると、結局自殺の原因は何だったの?と聞かれます。
今でもユッコファンだと言いながら、ユッコの死の原因はなんだったのか、あの頃のマスコミを許さないだの執着して語りたがる人がいますが、そういうのって野次馬気分で聞いてくるオバサン連中となんにも変わらないと思います。
そんな事が語りたいならファンだと名乗るのは止めて欲しいとさえ思います。
新しい若い世代のファンも没後で純粋にユッコが好きになった方はそんな事を語ることに興味はないのでは?
もちろん生前からのファンももうそういう話にうんざりしてると思います。
私はある理由があって死ぬまでユッコを封印できません。かといってユッコファンだと胸を張れるような人物でもありません。
でもいつまでもユッコの笑顔や歌声が語り継がれ、ユッコファンがいい意味でユッコを思って生きて行けるそんな日本であって欲しいと思います。


ちなみにプロレス担当から政治担当に変わられたんですね?
政治を語るのも好きです。超保守派ですが。
またタイミングが合えば語りましょう。

 まきやんさん、お久しぶりです。よくこのブログにお気づきになりましたね。ありがとうございました。お元気そうで何よりです。また良き80年代を語り合いたいですね。ご多幸をお祈りしております。

 「ユッコの分まで生きる事が彼女に対する供養だ!」鈴木氏(あえて本名)が当時言われた事なぞ俺の耳に入る余地などなかった。ただしばらくして彼女の生きた年月は生きようと思った。ノルマは果たした。   追伸ユッコファンは受難だと思った。本田美奈子の死や酒井法子の事件でユッコの事を思い出したのだから。


 甲斐さんはじめまして。
 188888さんとはブログ仲間です。
 ユッコのことをブログ記事で取り上げてくださって
 ありがとうございます。
 自分も甲斐さんと同じ気持ちです。

 

 

甲斐さん、お久しぶりです。
今はこちらでブログをされているんですね。
かつてチャットで甲斐さんをはじめとする多くの仲間と、ユッコとの楽しかったいろんな思い出を時間を忘れて話しあったのがとても懐かしいです。

8日は僕はお寺の方に行ってきました。
当日は朝から体調が優れず、よっぽど行くのをやめようかと思いましたが、関東の熱烈なユッコファンの友達から、(ユッコの墓前にぜひお供えして欲しい!)と荷物が届いていたので、黙祷の時間ギリギリになんとか行ってきました。

今年はお寺の方も昨年以上に沢山ユッコファンが集まりましたよ。
初めてお墓参りに来た方もかなり多かったようで、有志の方がお墓参りに際するゴミ分別の徹底など、必要最低限のマナーを30分ほどにわたり丁寧にお話されていました。

夕方、四谷からの花束が届いた時も、お寺の住職さんが驚かれるほど、昨年以上に沢山の方が居残り、皆で心を込めてお供えしました。
今年は四谷でも昨年の倍以上の花束が供えられたんですね。
あまりにも大量で大変驚いた同時に、いまでも冷めることのない皆のユッコへの熱い想いを実感しました。

これからも年に一度でいいのでユッコのことをブログにしていただけると嬉しいです。
甲斐さんの今後のご活躍を祈っております。

甲斐様 有希子さんの佳桜忌のことをブログ記事にして頂き

本当にありがとうございます!

私は、ここ何年も4月8日の佳桜忌にここを訪れ黙とうと献花を

させて頂いております 有希子さんの事を風化させずこうして

記事にして頂くけるのは本当にうれしいです!

彼女は歌手としてもっともっと評価されるべき存在だと思います!

歌手としての有希子さんの再評価の記事も書いて頂けると

もっとうれしいです!

 MIMIさん、コメントを入れて頂き、ありがとうございました!まさかMIMIさんが書き込んで頂けるなんて思いませんでした。うれしいです。実はよくBetty’sチャンプルにお邪魔していますよ。私を含めて多くのファンにとっての心のよりどころ。心から感謝しています。本当にお忙しいようですけど、お体に気をつけて。ご多幸をお祈りしております。

甲斐さん、はじめまして。
本当の有希子さんは不器用だけど一生懸命で繊細な女性だと思います。
しかし、当時の無慈悲・無責任な新聞や雑誌によってばら撒かれた心無い写真やゴシップが緒を引いてしまって、時代が移り今度は彼女の悲劇を蜜の味としか思っていない一部のネットの連中達によって例の写真が貼られたり、根拠の無い都市伝説を広められたりしていることは大変残念なことです。
何とかこの動きを止めることが出来ないのか、何らかの法的処置はできないものなのか・・・大変悔しく思います。
彼女の悲劇より彼女がいかにあの時代を生きた素晴らしいアイドルであったのかということに興味を持ってほしいし、それを伝えてほしい・・・それが私の願いです。
でも最近若い方のファンも増えているようでうれしい限りですね。

スポーツ報知許せんという感情はありますが、それを当時、学生の貴方に言っても仕方ありません。ブログに載せるのも、 天国にいるユッコの謝罪 になれば。

甲斐さん、はじめまして、こんにちは。

ゆっこちゃんの事をブログ記事にして下さいまして、ありがとうございます。(*^O^*)
当時、今の時代のように、心の病について人々の知識が多かったら…。と今考えても仕方がないですねっ。
4/8はお天気も良く、新宿御苑の桜もまだ綺麗だったみたいですね。
私は今年もお仕事で行けませんでしたけれども、職場からお祈りしておりました。


 24年、俺が年を取ったのもあたり前だ。近年本田美奈子や峰岸徹の死、酒井法子の事件で改めて彼女の事が話題に登っているだろうね。
 俺も死ぬまでに彼女の姉や竹内まりやと彼女について話しがしたい。

 テーミスの秤さん ありがとうございます。「新進気鋭の女優」と聞いたら本人もさぞ喜ぶと思いますよ。アイドルでありながらも、常に歌唱力を磨こうという向上心もあったし、しっかりした演技ができるタレントになりたいという意欲を持ち続けていた女性でした。ひたむきな努力家だった点が今でもファンに愛される理由でしょうね。

 トムさん ブログをご覧頂き、ありがとうございます。私もファン一人ひとりの胸の中で今も生き続けていると思っていますよ。ファンサイトの運営お疲れ様です。私もたぶん時々お邪魔していると思います。

 188888さん、ありがとうございます。現場にいらしていたんですね。いつも同じ言葉になってしまうんですが、今でも思い出を共有している方がいらっしゃることをうれしく思います。まさに永遠のアイドルですね。忘れられることはないでしょう。

佳桜忌と言うのですか?
私にとっては岡田さんは歌手・アイドルというよりも新進気鋭の女優さんだと思っていました。
ドラマ「禁じられたマリコ」~かわいかったですね。もう一度観たいです。

甲斐 様
今回、初めてブログを拝見させて頂ききました。
私はデビュー時からの有希子さんのファンでもあり、彼女の私設ファンサイトを運営しています。
私は昨日の24年目の命日には仕事の都合で行けなかったので同時刻に離れた地で黙祷させて頂きました。
24年の月日が流れても日々、サイトを通じてファンの人達の有希子さんへの思いと彼女の魂だけは確実に生き続けている事を毎年の命日に改めて確信しています。
有希子さんの事を忘れずに年に1度でもファンの人達が集まり、彼女の事を思い出してあげる事が何よりも1番の彼女への供養だと思っています。
こうして、ブログの中で有希子さんの事に触れて頂けた事も同じファンの一人として、嬉しく思いコメントさせて頂きました。
ありがとうございました。

甲斐さん 有り難うございます。
私も、今回初めて10分程遅れましたが、参加させていただきました。
となりの女性に、去年より人数が多いと聞きました。
24年過ぎても、ファンの中では、永遠のアイドルですし、ユッコちゃんは、一人だけですから。
元もとののファンの年齢は、ちょうど、仕事も家庭も落ち着く頃で、
昔を、懐かしみたくなる時期でもありますよね(^^)
若い方のファンがいるのも現実ですよね
芸能界の中から忘れられたくないですね~。

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甲斐毅彦

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