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2011年3月19日 (土)

仙台市のガソリン事情

 仙台市では、食糧は根気よく並べば買うことはできるようになりました。しかし、燃料は数時間並んでも手に入らない場合は少なくありません。

 仙台市近郊にある出光興産塩釜油槽所が17日から供給を再開しましたが、市内のガソリンスタンドへすぐに配送されるというわけではありませんでした。

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 近くの油層所で供給が開始されるからといって、市内の流通量が急に増えるわけではありませんでした。青葉区の北仙台のあるスタンドで前日の夜9時から並んだ男性は、翌朝7時半の開店と同時に10リットル制限の給油に成功。しかし、11時前には完売となりました。この日給油ができたのは約300台。後続の200台以上の人々は徒労に終わりました。

 雪降りしきる厳寒の中、ガソリン浪費を抑えるため、暖房を消して待ち続けた30代の男性は「デマと同じだ。凍え死んだらどうしてくれるんだ」と怒りの声をあげました。

 タクシーも余裕はありません。燃料となるLPガスの供給は、仙台市内では1回30リットル限定ですが、補給態勢しだいでは、枯渇する恐れもなくはありません。宮城野区のタクシー会社の女性運転手は「このままではタクシーで病院へ通う患者さんの命を切り捨てることになる」と訴えました。

 緊急車両は優先的に給油ができますが、それでも並ばなくてはいけません。仙台市内にあるENEOSのある代理店は3店舗で緊急車両限定で給油を受け付けています。本町店は警察、北六店は消防・救急、日の出店はその他の緊急車両と分担。だが、本町店の男性は「明日まで持つかどうか…」と不安をもらしていました。

 混乱の中、偽装緊急車両も現れ始めました。偽物の黄色いサイレンを取り付けた車や偽造した「緊急車両」のステッカーを貼った車など…。青葉区のスタンドの店主は「個々の事情はあると思うが、仕方なく一般車両側に並んで頂いています」と話していました。

 持ち主なのかは不明ですが、名取市では損壊して放置された車からポンプでガソリンを抜き取る男性を目撃しました。他人の車から抜き出す行為が横行したらどうなるのか。あるスタンドの店主は「暴動だけは避けるために、量は少なくても平等に供給します」と力説していました。

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甲斐毅彦

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