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2011年3月28日 (月)

被災地・相馬市の現状

 とにかく人影がありません。車で山形県から国道113号線沿いに相馬市に入りました。市内に入っても、車はたまにすれ違うものの、歩いている人はまったくといっていいほど見かけませんでした。事故を起こした福島第一原発からは約40キロ圏内。行政からの避難指示は出ていないが、県外へ避難する人が続出しています。

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 残った市民の方々は、自主的な屋内待避をしているか、市内の避難所で電気、水道、ガスの復旧を待ちながらしのいでいます。市役所近くの避難所「スポーツアリーナそうま」にいる被災者の方は、ほとんどが高齢者でした。80代の女性は「息子も孫もめげぐさった(亡くなった)。一人だけ残ったっぺ」とか細い声でつぶやきました。

 山形などへと集団で避難する南相馬市の影響を受け、県外へ避難する家庭の多くは小学生以下の子供がいる世帯。しかし、取り残された高齢者たちが原発の恐怖を感じていないわけではありません。70歳の渡辺まき子さん(仮名)は「(放射能は)てっぺんから吹っ飛んでくるっぺ。見えねえしおっかねえな。逃げようにも車もねえ。だからここにいるわけさ」と話す。別の60代半ばの女性は「今さら子供を産むわけでもないし…」と話しました。

 避難所には公立相馬総合病院で測定された放射能レベル測定値が、模造紙で張り出されています。16日以降、2・0マイクロシーベルトを超えたことはない。通常の生活を送っても問題のない範囲です。

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 相馬市秘書課の横山英彦課長補佐は「隣の南相馬市は次々と避難しているし、市民が不安になるのは仕方ありません。怖いのはイメージの悪化です。『福島県』というだけで行きたがらないトラックの運転手さんもいます。医療品や食料品が届かなくなっては困ります」と風評被害を恐れていました。この状況はいわき市と同じのようです。

 26日には相馬市出身の巨人・鈴木尚広外野手も、見舞金100万円をもって市役所と避難所を訪問しました。故郷の凄惨な被災現場をみて言葉を失ったそうです。

 いまだに行方不明の方も多いらしく、いたましい限りです。

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新潟県長岡市のNPO法人 住民安全ネットワークジャパン、私は事務局長の笠井 徳昭と申します。

長岡市に避難して来られている南相馬の方々のご要望にお応えして、情報収集と情報発信をしたいと考えております。
それについて是非ともご協力いただきたく、失礼を顧みず、唐突なメールを送信させていただきました。

さて、
私共のまち長岡は、新潟福島豪雨水害、中越大震災、中越沖地震、H18豪雪災害、そして今冬のH23豪雪災害と、ここ6年間で五度の激甚災害に見舞われ、その都度、全国の皆様からの心温まるご支援によって支えられ、乗り越えてまいりました。
言葉に言い尽くせない感謝の気持ちでいっぱいです。

そして今、長岡市には、南相馬市からの約900名の避難者をお迎えしております。

今度は私たちの番!!
私たちが、感謝の思いを皆様を伝え支える番!それが私たちにできる精一杯の恩返しだと感じています。

先日、長岡市が避難者の皆様に対してアンケートを実施したところ、「南相馬市の情報が知りたい」という声がたくさん聞かれました。

遠く離れた地で不自由な避難生活をする中でも変わらない故郷への思い、「南相馬の情報を知りたい」という避難者の皆様の声に、私たちが応えさせていただこうと思います。

避難者の皆様にとってみれば、避難生活の中で情報を得ようと思っても、テレビは避難所の限られた場所に一台程度しかなく、インターネットをするパソコンも、また同様の状況です。
そこで、避難者の皆様でも携行している場合の多い携帯電話に対して、メールを発信し、携帯用サイトを閲覧いただくという二つの方法で、避難者の皆様に南相馬市の情報をご提供
していこうと考えております。

つきましては、お願いです。

私共に、南相馬の情報をご提供いただけませんか?
南相馬の町の様子、がんばっている人々、復旧状況等々、情報の種類はどんなものでも構いません。とにかく、南相馬の生の情報が知りたいのです。

是非ともよろしくお願い申し上げます。

ご協力いただける場合は、下記までご一報ください。
情報提供方法等、詳しいご説明をさせていただきます。

--
NPO法人 住民安全ネットワークジャパン
長岡市千歳1-3-85長岡防災シビックコア内
ながおか市民防災センター2F
http://jmjp.jp/
info@jmjp.jp
0258-39-1656
担当/事務局長・笠井徳昭

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甲斐毅彦

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