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2011年10月25日 (火)

「暴力団」(新潮新書 溝口敦)

山口組をはじめとするヤミ社会の実態を伝えてきたノンフィクション作家、溝口敦さんの「暴力団」(新潮新書)を読みました。

 暴力団組織の実態、海外マフィアとの比較、警察との癒着関係、旧関東連合など「半グレ集団」との関係など、断片的にしか知らなかった暴力団に関する知識がまとまって書かれている好著です。今後暴力団関係に調べるときの基本書になると思います。

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 様々な社会の変化や法令の整備により、暴力団関係者も一昔前に比べれば厳しい環境になって来ているようです。

 そんな状況の中でもなくならない覚醒剤取引、芸能界とのつながり、警察との裏取引が生じる背景などについて分かりやすく解説されています。長年、暴力団を取材し、背中を刺されたこともある溝口さんだからこそ内容には説得力がありますね。指のつめ方などの描写は背筋が寒くなりました。

 溝口さんには一度電話取材をしたことがあります。ご自宅に問い合わせたら奥様が出て、警戒されるかな、と思いきやすぐに携帯の番号を教えて頂き、拍子抜けしました。本人もすぐに電話に出られて取材に応じてくださいました。暴力団を見極めてしまっているからこそ、余計な恐怖心、警戒心はないのかな、と思いました。骨太なノンフィクション作家だと思います。

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甲斐毅彦

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