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2011年12月31日 (土)

3・11に生まれた子どもたち

多くの尊い命が奪われた大災害が起きた2011年もまもなく終わろうとしています。

 歴史的災害が起きた今年の3月11日に生まれた赤ちゃんたちは、9か月が過ぎて、ハイハイもできるようになりました。岩手、宮城、福島の東北3県で3月11日に誕生した子に「希望の『君の椅子』を贈る活動をしている旭川大学客員教授の磯田憲一さんが3県の128市町村に手紙を出して照会したところ、104人の新生児がいることが分かっています。

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 12月12日、岩手県花巻市で行われた贈呈式には2人の女の子の赤ちゃんが出席し、ナラ材の無垢のイスが贈られました。旭川の家具職人による手作りです。

 花巻市内の産院で午前1時39分、第3子となる深谷菫花(すみれ)ちゃんを産んだ母・こず恵さん(37)は分べつ後、安静にしていた病室で大きな揺れを感じ、涙が出てきました。「こんな大事な日にこんなことが起こるなんて」。院内が停電する中、医師、看護師、助産師らが菫花ちゃんのいる新生児室を出入りしながら対応している様子が分かりました。

 「皆さんが余裕のない中で…。多くの方が亡くなった日に助けられた命。たくさんの人を助けられる人に育って欲しいです」。菫花の名は、小さいながらも大地に命を宿した喜びを込めて名付けられました。

 佐藤万里愛(まりあ)ちゃんは震災が起きる46分前の午後2時ちょうど、北上市済生会病院で生まれました。2448グラムの低出生体重児でしたが、その後はスクスクと成長。人見知りはするものの、いつもニコニコ。ハイハイも上手になった。母・純子さんは「聖母マリア様のように、たくさんの人に希望や夢を与えられる人に育って欲しいと思います」。3・11に生まれたという意味を、いつか万里愛ちゃんに伝えるつもりでいます。

 悲しみを乗り越え、未来を担う子どもたちの健やかな成長を見守っていきたいものです。

 2012年が皆さまにとって幸福な1年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

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甲斐毅彦

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