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2011年12月29日 (木)

気仙沼に打ち上げられた漁船

  気仙沼港から北へ内陸約500メートル。JR鹿折唐桑駅周辺のガレキは片付けられたが、打ち上げられた排水量330トンの巻き網漁船、第十八共徳丸は、そのまま残されている。町復興計画策定委員会のアドバイザー、東北大の首藤伸夫名誉教授が保存を提唱し、菅原茂市長)は復興記念公園内のモニュメントとすることを検討していますが、賛否は分かれています。

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  市内に打ち上げられた100トン以上の大型船は17隻。共徳丸以外はすべて撤去されています。同市水産課は「市民の間では保存に賛否両論で、3・11を風化させないために後世に残すべきという声もあります。ただし保存にはばく大な費用がかかり、維持管理は国に頼らざるを得ないかもしれません」と説明しました。

 自宅が倒壊した60代の自営業の男性は船の保存に疑問の声を上げました。「この船が自分の家をなぎ倒して来たかもしれないと思うとね・・・。できればオレはもうあまり見たくないね」

 共徳丸は、福島県いわき市小名浜の株式会社儀助漁業の所有。総工費約6億円で、1991年に就役して以来、巻き網漁船として千葉、青森沖でサバやイワシの魚群を追って収穫する主力漁船だった。同社取締役の柳内克之さんにお話を聞きました。

 「一番活躍してくれた船が陸に上がった姿を見るのはつらいし、さらされるのはかわいそう。本来なら解体を見届けるのが責務です。しかし気仙沼市にはお世話になっており、職員にも出身者がいる。復興の役に立つならば協力しないわけにはいきません。どちらに転んでも気持ちは晴れませんが…」。重機を使って海に戻すなら費用は5億円以上。さらに船の重さで下水道などインフラを破損した場合の損害額を見積もることができず、断念したそうです。

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コメント

 テーミスの秤さま、お久しぶりです。忘れずに拙いブログをご覧頂き、感激しております。お忙しかったのですね。3・11以降、私もいろいろなことを考えさせられ、今こうして自由に生きていることの有難さを感じております。おっしゃるとおり、来年は皆さまにとって良い年となって欲しいと祈念しています。

甲斐さん、お久しぶりです。
アホな親族のおかげで野暮用を抱えていたので、ブログは拝見するものの、書き込みができませんでした。野暮用というのはわが親族の恥にかかわることなので、そのうち、落ち着いたらお話します。
今年は3月11日から、日本は狂ったままのような気がします。
活躍してくれた船がモニュメントとしても残せないというのが、悲しいですね。ただ、まず人の生存が最優先。政府の動きが遅すぎるのと、皆さん、現政権を誰もあてにもしていないことはよくわかります。縷々、くだらないことを書き綴ってすいません・
来年こそは日本にとって、皆様にとって、いい年であってほしいです。

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甲斐毅彦

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