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2012年5月 6日 (日)

多発するGWの山岳遭難事故

 残念ながら今年のゴールデンウィークも山岳遭難が多発してしまいました。

 白馬岳では6人のパーティー全員が亡くなる惨事があり、大変残念に思っています。

 写真は1990年10月、大学山岳部時代に訪れた白馬大池。

 この神々しい風景を見たいと思うのは人間として自然ですし、山に行くこと自体が悪いわけではありません。

 今回、事故を起こしてしまった方々はかなり高齢だったようですが、充分な準備は万全とは言えなかったようです。

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  6人が亡くなった稜線は、大学山岳部時代に夏期、積雪期ともに縦走したことがあります。積雪期でもザイルを必要とするところはなく、さほど高度な技術は求められません。アップダウンも少なく、素晴らしい眺望が楽しめる。夏期ならばミズバショウやチングルマが群生している白馬大池付近の風景は北アルプスの中でも際立って美しく、中高年に人気があるのは理解できます。

 6人が出発前に泊まった栂池ヒュッテに問い合わせたところ、メンバーは積雪期登山に不可欠なピッケル、アイゼンは装備し、積雪期用の登山靴を履いていたそうです。しかし、防寒装備に乏しく、着ていたのはヤッケではなく、雨合羽やフリース。吹雪を想定していたとは思えません。

 装備全容は明らかになっていませんが、宿泊予定地には白馬山荘を予定していたことからテントは持っていなかったようです。しかし山荘にたどり着けないことを想定して最低限、ツェルト(緊急用簡易テント)は常備しておくべきでしょう。または、ピッケルを使って雪洞が掘ってしのぐ方法もありますが、この稜線付近には雪洞が彫れそうなところはないかもしれません。高齢者なら若い人に比べて低体温症になった時の耐久力も一般的には低くなります。

 雪解けの5月の山は、1年間のシーズンのしめ。厳冬期以上に雪崩などの危険が高くなることを入山者は十分知った上で行くべきでしょう。来年のGWは無事故であって欲しいものです。

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甲斐毅彦

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