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2012年6月29日 (金)

「長崎ちゃんぽん」が韓国で商標登録?

 長崎県発祥の郷土料理で全国的に知られる「長崎ちゃんぽん」が、韓国で商標登録申請されていることが分かり、長崎県やちゃんぽん麺製造業者などの間で困惑と驚きが広がっています。

 日本国内では「和歌山ラーメン」や「沖縄そば」に商標登録が認められたのに、実は「長崎ちゃんぽん」は申請を却下されています。専門家は韓国でも登録が認められる可能性は少ないとみていますが、もしも「長崎ちゃんぽん」が韓国で商標登録されてしまったら・・・?

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  韓国で「長崎ちゃんぽんブーム」が起きています。火付け役はソウル市の三養食品。昨年7月に即席めん「長崎ちゃんぽん」を発売して大ヒット。月平均の売上は約10億ウォン(約7000万円)。一日100万食を生産しています。豚骨の白いスープですが、韓国人の味覚に合うピリ辛で、なかなか美味しい。韓国では日本でも売られている赤い唐辛子色の「辛ラーメン」がシェア1位ですが、長崎ちゃんぽんが猛追中です。

 昨年11月、韓国特許庁に「長崎ちゃんぽん」の商標登録を韓国語表記で申請したのは、三養食品とは無関係の一般男性。申請の事実を長崎県に報告した日本貿易振興機構(ジェトロ)の担当者は「屋号や飲食店メニューで使う狙いではないか」と話しています。三養食品に問い合わせてみると「その男性は全く分かりません。地理的に近い長崎は韓国でもブランド力があると判断して商品化しました。当社は登録を申請する予定はない」とのことでした。

 韓国内でも「チャンポン」は中華料理店の定番メニュー。「長崎ちゃんぽん」と銘打って提供する飲食店も多いです。日本のちゃんぽんと違って辛口です。2007年にも韓国の特許庁に別の一般男性が申請したが「日本の有名な地名」として却下されています。

 もし、今回の申請が認められ、韓国で商標登録されてしまえば、長崎ちゃんぽんのチェーン店「リンガーハット」が、韓国に出店したとしてもメニューに「長崎ちゃんぽん」と表示できないことになってしまいます。

 長崎県生麺協同組合は2006年に地域団体商標としての申請しましたが「あまりにも全国的な知名度が高く、地域ブランドとして認められない」との理由で却下されています。「博多ラーメン」も却下されているそうです。

 同組合の勝本博文理事長は「私たちが先祖から受け継いできた長崎の食文化。韓国の違った味が広まるのは防ぎたい」と話しています。韓国での審査は8月に始まる見通し。長崎県は韓国特許庁に「郷土食として日本で認知されている本来のイメージを損なう。今後輸出する際の妨げとなる」とは働きかける方針です。

 「女子大生マイの特許ファイル」の著者、科学ジャーナリストで弁理士の稲森謙太郎さん(42)に見解をうかがいました。

 「韓国も国際問題にしたくないでしょうから申請は認めないでしょう。ちなみに日韓ともに法的には外国の周知・著名商標は登録できません。しかし、韓国の審査官が気づかず、名古屋の『矢場とん』が登録されてしまったこともあります(後に模倣店が韓国の商標権を矢場とんに譲渡して和解)。一番安心なのは外国で商標登録を出願しておくことではないでしょうか」

 

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甲斐毅彦

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