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2012年8月17日 (金)

禅が教えてくれる美しい人をつくる「所作」の基本

 庭園デザイナーとして世界的に知られる曹洞宗の僧侶、枡野俊明さんの「禅が教えてくれる美しい人をつくる『所作』の基本」(幻冬舎)が21万部を超えるベストセラーになっています。「朝は早く起きる」「姿勢を正す」「正しい言葉を使う」。誰もが子どもの頃から説教されて来たはずなのに、いつの間にか忘れている当たり前のこと。もう一度正してみようという気持ちにさせられるのは「マナー」ではなくて「所作」を説いているからかもしれません。枡野さんにお話をうかがって来ました。

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 庭園デザイナー、大学教授としての顔も持つ枡野さんは、我々一般的なサラリーマン以上に多忙です。1年のうち休みは4、5日。年間15~20回は、海外出張に行きます。しかし、生活のリズムは決して変えません。朝は5時前に起きて、仏様にお茶を備えて掃除をするところから始まります。「朝ゆったりした時間を持てば、一日が充実するんです」。

 寝る時間は日によって異なるのは仕方がありませんが、枡野さんは睡眠の密度が常人とは違います。健康機器メーカーが枡野さんの熟睡度を計測。10~20%台の人が多いそうですが、枡野さんは99・8%という驚異的な数字が出たそうです。「不安を引きずらないで寝ることが大事。好きな音楽を聴いたり、アロマを炊くのもいいでしょう。頭を空っぽにして眠りに入ることです」

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 そんな充実した毎日を過ごすのに秘策はありません。枡野さんは、日常生活の中での所作、つまり立ち振る舞いそのものを整えるに尽きる、と説きます。「通勤電車の中でお化粧したり、お弁当を食べることを『マナー違反か』と問えば『迷惑はかけていない』という権利の主張につながる。問題はその行いが、美しいかどうかということ。所作とは自分に問うことなんです」

 所作を整えることは、呼吸を整えることにもつながります。呼吸を整えることは、能力を最大限に引き出すことにつながります。「五輪を見ていても、特に格闘技に言えることですが、同じ実力だったら勝ったのは、必ず呼吸を整えて相手が見えている方です。柔道でも肩で息をして自分の技に持ち込もうと執着してしまうとかからないんです」

 数々の名場面が生まれたロンドン五輪を振り返ってみると、確かに金メダリストたちは国の内外を問わず、強いだけでなく、美しくもあったように思えて来ました。

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甲斐毅彦

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