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2013年5月15日 (水)

「登山の哲学」

 昨年5月に日本人初のヒマラヤ8000m峰14座登頂に成功したプロ登山家、竹内洋岳さんの「標高8000メートルを生き抜く 登山の哲学」(NHK出版新書)を読みました。

 竹内さんは1971年1月8日生まれ。私は1971年1月3日生まれ。ともに東京で生まれ育ち、学校は違いましたが、都立高校と大学で山岳部に所属、山に親しみ、世界の山への夢を膨らませた点では全く同じです。

 しかし、その夢を実現して行った竹内さんと、どこかで諦めてしまった私とは何か大きな違いがあるはずです。

 私自身はそれが何だったのかを考えながら読ませていただきました。

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 今まで何度も竹内さんをインタビューさせて頂いていますが、それでも書籍という形になると、やはり新たな気づきがあるものです。

 竹内さんがこれまで語っていてもなかなか腑に落ちなかったことも活字になると分ったりするものです。

 普通の人が体験できないことを体験した人は大げさに話を膨らませたりすることもありますが、竹内さんには全くそれがない。雪崩に見舞われて生死をさまよったことも、14座すべて登ったこともすべて冷静に淡々と語っています。14座について「今さらの記録」とご本人が思っていらっしゃるのも、本心でしょう。だからこそ次のステージへの扉が開けるのだと思います。

 楽しみなのは、竹内さんの次のステージ。「14座」から解放されたこれからこそ、竹内洋岳らしい創造性に溢れる登山が始まるのかもしれません。

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コメント

 先輩ありがとうございます。竹内さんと一緒に8000m峰の頂点に立った人でなくては感じられない点もあるのでしょう。是非今度お話をお聞かせください。

俺も読んだよ。共感できるところもあればできないところもある…。山登りは人それぞれ、様々な思い入れがあるもの…。
ただ読んで一番感じたのは、結局は何事も人と人との繋がりで成り立っているということ。

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甲斐毅彦

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