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2013年9月19日 (木)

「成長戦略のまやかし」

アベノミクスに警鐘を鳴らしている行動派経済学者、小幡績先生の新刊「成長戦略のまやかし」(PHP新書)を読みました。既存の経済構造のままでの成長戦略は理論的に破綻している、と指摘する小幡先生は、真の活力を生み出す原動力は人を成長させるしかない、と説いています。

 

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 本書の9終章では、その具体的な提言がなされています。新経済理論から導き出される成長メカニズムは労働力、資本、人の知識の3つを増やすこと。しかし労働も資本も、物量を投入しただけでは規模の拡大にしかならず、経済を質的に向上させることはできない。国民一人ひとりの所得を上げるために必要なのは、質的な向上。となれば、残るは人を育てるしかない。


 当然なことのようにも思えますが、実は国を挙げて本気で人を育てるというような取り組みはやっているようで、あまりやっていないように思います。小幡先生は人の成長を軸に、基礎から再構築する必要性を説いた上で、こう指摘しています。「日本経済から失われたのは、新しいものを生み出す力だ。イノベーションをお越し、新しいものを生み出すためには、供給サイドの能力をアップさせることが必要だ。力がないものどうしが競争しても何も生まれない」
 

 失速しつつある日本に不安を感じている方には一読をお薦めしたいと思います。 

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コメント

「成長戦略」や「新経済理論」などといわれても何か基本的な間違いをしてるのでは?と思ってしまいます。
経済とは人々が「夢」に向かって頑張り、「夢」に向かって働くこと、その皆が活動した集大成が経済だと思います。
何が間違っているのか?一番はGDPという大きなパイの切り方(だれがどれだけもらうのか)だと思います。
現在は格差が広がり消費に回らないお金がたくさんあると思います。
経済はGDPだけではなりたちません。GDPの分だけ消費に使われなければ経済は成り立ちません。
GDPが伸びているのに世帯収入は減少続きです。世帯消費支出が減った分だけ国が国際を発行して国が消費支出しているのが現状です。
労働者の取り分が足りないのでは?と思います。
皆が夢と希望をもって頑張れる取り分が必要と思います。
科学技術が発達し、生産性も高くなったた現在、知恵と工夫をもって出来ないことではないと思います。

人を成長させるには仕事をやらせる以外にない。デフレ社会は投資機会がなく仕事をする機会も少なく、自信を得る機会もない。したがって人が成長することの少ない社会です。人を成長させるには仕事の多い社会を作ること。つまりデフレ脱却を実現することではなかろうか。
 デフレ脱却のためにはお金を使うことが必要です。日銀にお金を刷らせていますが企業も富裕層も金を使おうとしません。こういうときには政府が率先してお金を使うことが必要です。日銀が刷ったお金は借金ではありません。心措きなく使って景気を盛り上げなければなりません。

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甲斐毅彦

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