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2013年11月 6日 (水)

山岳気象予報士で恩返し

 ヒマラヤ8000m峰14座完登の竹内洋岳をはじめ、多くの登山家や遠征隊の「司令塔」として知られる山岳気象予報士の猪熊隆之さんの新刊「山岳気象予報士で恩返し」(三五館)を読みました

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 猪熊さんは中大山岳部出身です。富士山で滑落して急死に一生を得た大事故、大けがの影響で慢性骨髄炎を発症。アルピニズムの最前線からは退かざるを得なくなりましたが、豊富な山岳知識と少年の頃から興味があった天気予報をコラボレーションさせることで「山岳気象予報士」という新たな道を築きました。

 もっとも「山岳気象予報士」という資格があるわけではなく、呼び出したのはマスコミです。しかし、世界中の遠征隊からも猪熊さんに予報の依頼が来るようになり、現在では世界で唯一の山岳気象予報士として認知されています。大きな挫折があってこそ、前人未到の分野を切り開けたと言えるのではないでしょう。

 命がけの高所登山の成功可否を握るのは、頂上を狙うベストタイミングの天候をいかに見極められるか、という点です。例えば、猪熊さんは竹内洋岳さんとの信頼関係があるからこそ、厳しい気象条件でも「竹内さんなら行ける!」という個別具体的なアドバイスが可能になるわけです。

 山や天気予報に興味がある方はもちろん、興味がない方でも「誰もやったことがないことへ挑む」ということへのワクワク感を感じることができると思います。

 蛇足ですが、猪熊さんと竹内さんは同学年。ついでに私も同学年です。

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コメント

先輩、ありがとうございます。ヤマテンにご就職ですか。猪熊さんは人格者だし、山について学びながら職業となるなら何よりです。

 余談だけど私の後輩の女子部員が来年4月ヤマテンに就職するんだって…。

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甲斐毅彦

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