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2014年4月

2014年4月24日 (木)

「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」

ずっと読みたかった「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」(増田俊也著)を文庫本で読み終えました。期待以上の面白さ。読み進めるのがもったいないと感じるほどのノンフィクション作品は久しぶりでした。

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 作品では著者の木村への敬慕が一貫して綴られていますが、木村を通じて柔道・柔術はもちろん、空手、相撲、合気道、プロレスなど戦前戦後の壮大な格闘技史にもなっています。多岐に渡る取材には著者の執念も伝わってきます。力道山の「ブック破り」で生き恥をかかされた木村の名誉を回復させたいという思いを何としても形にしたかったのでしょう。

 表題のとおり「木村寄り」の作品なので、異論は当然あるでしょう。それでも格闘技ファンにとっては必読の作品だと思いました。

2014年4月19日 (土)

サザエさんの公式カフェ

「サザエさんの街」として知られる東京・世田谷区の桜新町に19日、サザエさんカフェの「Lien de SAZAESAN」がオープンしました。「サザエさん焼き」が早くも人気で行列が出来ていました。明日のスポーツ報知でも紹介しています。

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2014年4月18日 (金)

「絶望の裁判所」

 最高裁の中枢にいた元エリート裁判官、瀬木比呂志明大法科大学院専任教授の「絶望の裁判所」(講談社現代新書、820円)は、日本の裁判所、裁判官の腐敗を告発する話題の新刊です。一般的には、硬いけれども公正・中立は保たれているイメージがある裁判所。国民への司法サービス向上へ向けての「司法制度改革」が始まって約15年たった今、改善されつつあるどころか国民が気づかぬうちに腐敗が進んでいるようです。瀬木さんに直接お話をうかがいました。

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 ストーカー行為、痴漢、児童売春…。裁判官による性的な犯罪が近年増えています。すべてが公表されるわけではありませんが、瀬木さんによれば報道されたものを数えるだけでも2001年以降で8件はあるといいます。「全国の裁判官の数は3000人弱。同じ規模の会社でこれだけの不祥事があれば、どうなりますか。しかも高度専門職集団の裁判官です」。


 司法制度改革により、裁判官の数は増え、弁護士数は激増しましたが、反対に訴訟事件数は減っています。裁判官の負担は軽減しつつあるはずなのに、ある調査結果では民事裁判を利用して「満足している」と答えた人は、わずか2割程度。「商品の売り上げ(事件数)が減り、仕事も減っているのに不祥事があって利用者の満足度は低い。会社だったら相当に危機的な状況でしょう」。


 瀬木さんは近年の裁判官全体のモラル、士気、能力低下をもたらした諸悪の根源は、上層部の腐敗にあるとみています。その典型的な事例が、裁判員制度を導入した舞台裏だという。「市民の司法参加自体は意味があります。しかし、制度の導入は、民事系に対して劣勢だった刑事系裁判官たちのトップが覇権を握り、人事権を掌握するのが狙いだったのではないか。改革を悪用していると考えられるのです」。


 裁判員制度導入後、司法のピラミッド型ヒエラルキーは硬直的、一元的なものとなり「異論を許さない一種の全体主義体制」になりつつあるといいます。ですが、内部にいた人ではないと、なかなか気がつきません。「支配のシステムがものすごくよく出来ているので一般の人には見えないんです」。


 瀬木さんは、改善案として弁護士経験者から裁判官を任用する「法曹一元制」の導入と司法行政トップの解体を提言しています。「国民の『おかしい』という声が大きくなれば、実現の芽は出てきますよ」

甲斐毅彦

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