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2014年7月11日 (金)

「謎の独立国家 ソマリランド」

 昨年の講談社ノンフィクション大賞を受賞したノンフィクション作家、高野秀行さんの「謎の独立国家 ソマリランド」を読み終えました。500ページを超える大作にして、まったく飽きさせない取材力、筆力は圧巻。未知の危険地帯をこれほどまでにユーモラスに知的好奇心をかきあげるのは真のプロの物書きでなくてはできないと思いました。武装した男たちが、日本から払下げされた「ようちえん」と書かれたスクールバスに乗り込むシーンなどはリアルで笑えます。

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   複雑怪奇な分裂国家のルポは欧米諸国向けに翻訳して...も、十分な史料価値がある内容だと思いますが、分かりやすくするために部族を源氏や平氏に置き換えたり、内戦地域を「リアル北斗の拳」、海賊国家を「リアル ワンピース」と肩がこらず、ざっくばらんで分かりやすい喩にしているところがいい。高野さんは早大探検部のOB。「誰も行かないところに行き、誰もやらないことをやり、面白おかしく書く」がモットー。これから高野さんの他の本を読むのが本当に楽しみです。

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甲斐毅彦

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