ブログ報知

スポーツ報知ブログ一覧

« ブラジルフェスティバルに猪木 | メイン | 隅田川花火大会 »

2014年7月25日 (金)

三鷹市ストーカー殺人事件公判傍聴記

  公判(東京地裁立川支部)の傍聴に行っていました。24日は被告人質問が行われ、元交際相手の女子高生を刺殺した池永チャールストーマス被告が証言台に立ちました。


 弁護人からの質問で被害者を殺害したことについては「後悔している」と言いつつも、遺族への謝罪については「彼ら(遺族)の気持ちを想像はできるけど、共感はできません。まだそのような(謝罪する)段階ではない」と証言。さらに殺害した被害者への現在の思いを問われると「彼女の死を同一視してみたい。彼女のことが好きなので、直面した死という苦しみ、痛みを自分も味わってみたいです。(死の恐怖を)共感したい。シェアしてみたい」などと陶酔した様子で話していました。


 裁判所で読み上げられた供述調書などによると、池永はフィリピンのマニラ市出身。フィリピン人の母とともに1歳10か月のときに来日。しかし育児放棄され、内縁...の夫から断続的な虐待を受けて育ちました。育ったのは大阪ですが、家庭環境に翻弄され、小学校だけで3回転校させられています。


 証人として出廷した山梨県立大の西沢哲教授(臨床心理学)は「幼少期の虐待や育児放棄でアイデンティティーの形成が不十分だった」として「母親に見捨てられた幼少期の経験が、彼女に振られたことと重なった」という分析結果を示しました。100%うなづける分析ではないと思いますが、池永が「心の大部分を彼女が占めるようになった」と振り返っているのは本心でしょう。
 

 真相を明らかにするためには池永が残虐な犯行に及んだ素因を究明するのは、もちろん大事なことです。しかし、ここまでの公判を聞いていてもどうも釈然としません。幼少期の家庭環境を凶悪犯罪と結びつける点が、どうも短絡的に思えてしまうのです。
 

 出廷した池永の言葉遣いは丁寧です。いや、丁寧すぎて気持ちが悪い。「~ございます」「存じております」といったしゃべり方。どこかに「俺は常識人なんだよ」ということをアピールしたいと感じさせるところがあります。手錠をかけられても自己顕示欲は衰えない。率直にいえば傍聴しているだけで不快感を感じさせられる男です。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/235990/32359201

このページへのトラックバック一覧 三鷹市ストーカー殺人事件公判傍聴記:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

甲斐毅彦

2019年5月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近のトラックバック

見出し、記事、写真の無断転載を禁じます。Copyright © The Hochi Shimbun.