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2014年8月26日 (火)

元代ゼミ生として

  あまり出来の良くなかった高校時代、なんとか現役で大学に合格しようとすがりついていた代々木ゼミナールが、全国27カ所の校舎を7カ所に減らす方針を固めました。20カ所では2015年度以降の生徒募集をやめ、閉鎖するそうです。


 私が高校生だった1980年代はバブル経済全盛期。金ピカ先生などのタレント講師を寄せ集めて、高校生や浪人生を呼び寄せていた代ゼミは当時、まさにバブルに乗じて全盛期でしたが、少子化化や現役志向の高まりでついに限界が来たようです。


 世界史の講義を通じて社会会科学への目を開かせてくれた山村良橘先生をはじめ、教わった先生方には今も敬意と感謝の気持ちを持っていますが、高校生だった当時からとにかくタレント講師で生徒を集める代ゼミの方針には何となく違和感を感じていました。 

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 当時から駿台、代ゼミ、河合塾が3大予備校。今思えば、体系化された学習カリキュラムで地道な実力をつけるという駿台の姿勢が、受験生のためになるように思います。

 26年前の夏は代々木ゼミナール本校で夏期講習を受けていました。大学受験を目指す高校3年生でした。この日は世界史・山村良橘先生の「世界現代史ゼミ」。いまだに第1次世界大戦以降の歴史の流れを確認するときには、このテキストを参照します。

 高3のとき、1年間単科で世界史を教わった山村先生は社会科学への目を開かせてくれた恩師でした。幅広く、深い教養に裏付けられた講義は高校の授業とは比較にならぬほど面白く、大学で学ぼうという意欲を駆り立ててくれるものでした。...受験テクニックも素晴らしく、「世界史年代記憶法」は陳腐な語呂合わせを超えた「歴史川柳」とでも言うべき作品でした。

たとえばイギリスの選挙法改正(第1回から第5回まで)1832年、1867年、1884年、1918年、1928年。
これを「闇に、やむなく、はやしたが、悔いはなく、苦にはならない」と覚えます。語呂合わせは記憶に残らないというのは嘘で、26年たっても頭に焼き付いて離れないですね。

 最近の事情はよく分かりませんが、80年代の代ゼミには、魅力的な講師が多くいたと思います。大学で何を学ぶかを考えさせられる、人生においてもっとも貴重な時期。予備校講師は人生を左右するだけの影響力を持っています。代ゼミが大幅に萎むことが決まった今、少し現在の予備校事情に注目してみたくなりました。

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甲斐毅彦

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