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2014年10月

2014年10月31日 (金)

「シャトーブリアンからの手紙」

 ドイツ映画界の名匠、フォルカー・シュレンドルフ監督の「シャトーブリアンからの手紙」を観てきました。私は映画を観て泣くようなことはまずありませんが、これは涙がこらえ切れませんでした。

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 第2次世界大戦中のナチス占領下のフランス、ナント市。ドイツ将校暗殺の報復として、ヒトラーが収容所のフランス人150人の銃殺を命じた史実が題材です。特筆すべきは、この映画を加害国家であるドイツの監督が撮ったということでしょう。

 ドイツ、フランス、イギリスなどの欧米諸国と日本、韓国・朝鮮、中国との大きな違いは「われわれの歴史」として、国境を超えて歴史の共通認識が進んでいる点だと思います。この映画の感想は独仏両国民から聞いてみたいところです。そして近隣諸国との近所づきあいがうまくいっていない私たちも、観て学ぶ点があるように思います。

http://www.moviola.jp/tegami/

2014年10月30日 (木)

「警察と暴力団 癒着の構造」

北海道警の銃器対策課のエースとして暴力団の方々からピストルを取り上げていた元マル暴刑事、稲葉圭昭さんの新刊「警察と暴力団 癒着の構造」(双葉新書)を読みました。警察が正義の組織だという幻想を抱いている方には是非お読み頂きたい本です。実態は「こち亀」の両さんもびっくりのとんでもない組織だということがよく分かるはずです。

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 2002年に覚せい剤使用で道警に逮捕された稲葉さんは刑期満了後の2011年にこれまでの警察人生を赤裸々につづった「恥さらし」(講談社)を出版。そのあまりにも衝撃的な内容に驚き、一度札幌でインタビューをさせて頂きました。本の内容もさることながら想像していた人物とはだいぶ異なるお人柄にも驚いたのですが・・・。

 一般企業がそうであるように、警察にもノルマがあります。拳銃の押収というノルマに追われた稲葉さんは、有能かつ仕事熱心だったが故にドツボにはまり込んでしまいました。私にはノルマ主義が生み出してしまった犠牲者の一人のように思えます。断罪されるべきは「北海道警」という組織そのものであることが読めば分かるはずです。

...

 「警察に正義などない」と断言する稲葉さんは、マスメディアの犯罪報道のほとんどが、警察発表を拠り所としていることにも疑問を投げかけています。警察発表にはデタラメがあることを身をもって知っている稲葉さんがおっしゃるからこそ、説得力があるように思います。

2014年10月29日 (水)

東京ラーメンショー

 毎年恒例の東京ラーメンショー(報知新聞社後援)は駒沢オリンピック公園で開催中。行列ができていた大分佐伯ラーメンを試しました(チケット制ですべて850円)。ガラパコス的な発展を遂げたという豚骨醤油味。

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 今日で第1幕が終わり、明日から第2幕で新店舗が登場。11月3日までやっています。

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2014年10月28日 (火)

「長嶋茂雄 最後の日」

報知新聞出身の大先輩、スポーツジャーナリスト、鷲田康さんの新刊「長嶋茂雄 最後の日」(文藝春秋)を読みました。1974年10月14日、戦後最大のスーパースターが現役生活に終止符を打った日。当時3歳だった私にはリアルタイムの記憶にはありません。断片的な映像でのみ知っていた、この時の空気を秘話、裏話とともに知ることができました。

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 前年1973年の石油ショックで高度経済成長が失速して来た時代。三菱重工などの旧財閥系大企業を狙った爆弾テロが起こり、田中角栄の金脈問題が追及され始めた頃でした。長嶋茂雄は、焼け野原から復興し、急成長を遂げ、高度成長が終焉を迎えるまでの戦後日本を象徴する存在だったのでしょう。

 40年後の今、時代は大きく変わりました。アジアでは中国が台頭し、日本の国際社会での存在感は影が薄くなりつつあります。超満員になった長嶋引退試合の後楽園球場で、外野ゲートに集まった小学生たちのために、職員が黙って門を開放してあげた40年前と比べれば、現代は世知辛くなってしまいました。閉塞感を感じる現代に、国民に希望を与えるような「長嶋茂雄」が現れる日は来るのだろうか。そんなことを夢想してしまいました。

 

2014年10月27日 (月)

赤瀬川原平さんを悼む

 私は赤瀬川原平さんの学術小説「外骨という人がいた!」(ちくま文庫)を読んで、明治時代の痛快なジャーナリスト、宮武外骨のことを知りました。「スコブル」や「滑稽新聞」などでパロディを駆使して権力や権威を嗤い、4度投獄されても筆を折らなかった言論人。美術家にして作家だった赤瀬川さんも外骨同様、既成概念にとらわれぬ奔放な表現者だったと思います。ご冥福をお祈り申し上げます。

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2014年10月26日 (日)

「イラク チグリスに浮かぶ平和」

 ポレポレ東中野で25日から公開されているジャーナリスト、綿井健陽さんのドキュメンタリー「イラク チグリスに浮かぶ平和」を観てきました。胸に突き刺さるようで、生涯心に残る作品。一人でも多くの人にお勧めしたい映像でした。

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 綿井さんは2003年3月、米英軍の空爆に曝されたバグダッドを現地で取材。爆撃で3人の子の命を奪われた当時31歳の男性を追い「リトルバーズ」を公開しました。  今回はそれから10年後、イラクはどうなったか。そしてその男性の家族たちはどうなったか。再訪してのリポートです。それ以上はネタバレになるので避けますが、米国による「イラク解放」とは一体何だったのか。そして集団的自衛権を巡り、米国との安全保障での連携を強める日本の在り方が本当にこれで良いのか。改めて考えさせられると思います。

 上映後は「ソフィーの世界」などの翻訳で知られる池田香代子さんと綿井さんのミニトークショーもありました。綿井さんは、私と同い年。同世代のジャーナリストがフリーという立場で、世界中の人の魂を揺さぶるだけの映像作品を作り上げたことに深く敬意を表したいと思います。

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2014年10月25日 (土)

ラーメン店探訪4

 東京・永福町の大勝軒は、「大勝軒」ですが、つけ麺がありません。そしてラーメン普通盛でも大盛りです。1000円ちょうど。行く度に小盛りで出して欲しいと思いながらも美味しいのでたまに行きます。

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2014年10月24日 (金)

「アジア主義ーその先の近代へ」

 北大准教授の中島岳志さんの新刊「アジア主義ーその先の近代へ」(潮出版)を読みました。これから日本、韓国・北朝鮮、中国をはじめとするアジア諸国がどのように連帯していくべきか。アジアの未来像にヒントを得たい方には是非お勧めしたい本です。

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 明治維新以後、欧米列強に対抗するためにアジア諸国と対等に連帯していこうという思想家は日本に少なからずいました。西洋の「覇道」に対抗する東洋の「王道」。しかし、現実的には日本はアジアの救世主とはなりえず、西洋がアジアに対して行ってきた侵略をそのまま真似してしまいました。    この本では、征韓論を唱えたとされる西郷隆盛から満州事変を首謀した石原莞爾まで、欧米に対抗するためのアジアの在り方を模索し、行動した人物を丹念にたどっています。

 第2次世界大戦後、アジア主義は侵略主義の別名とされ、全面的に否定されました。しかし、中島さんは米国の一強の時代が終焉を迎え、中国が台頭してくる今、もう一度彼らの思想・行動を掘り起し、思想的可能性を掬い出すべきだと主張します。

 明治維新以降、日本が近隣アジア諸国に対してやって来たことは全肯定はできません。同時に全否定もできないのです。中島さんは「人間の歩みは複雑なものであり、そう簡単に単純化できるものではありません」と言っています。

 嫌韓・嫌中、反日の声が高まる中で、是非このような本を手に取って歴史を知り、アジアの未来について議論を深めていくべきだと思います。

2014年10月22日 (水)

ラーメン店探訪3

 感動するほどうまいラーメンに巡り合ったのはいつ以来でしょうか。神田佐久間町「青島ラーメン」の生姜醤油ラーメン(720円)。濃いめの醤油スープの味を生姜が引き締めた昔ながらの中華そば。シンプル に見えますが、自家製のチャーシューのレベルが非常に高い。薄切りで口の中でとろけるように柔らかく癖がない。一つの丼で調和のとれたひとつの世界を現わしているかのような完成度の高さです。カウンター越しに大鍋で麺を茹でているところが見え、店構えがシンプルなところがまたいい。新潟・長岡発のラーメンだそうです。ここはお勧めです。

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2014年10月21日 (火)

ふなっしーまん

ファミリーマートから「ふなっしーまん」が10月28日から発売されます。税込190円。中はジューシーな肉まん。

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甲斐毅彦

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