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2015年5月

2015年5月26日 (火)

「またやぶけの夕焼け」

敬愛する辺境ノンフィクション作家、高野秀行さんが東京・八王子市で育った少年時代を描いた自伝的小説「またやぶけの夕焼け」(集英社文庫)を読みました。

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 高野さんの傑作「ワセダ三畳青春記」になぞらえて言えば、これは「八王子少年探検記」。1970年代後半、小学4年生の主人公が、1学年上のカッチャン率いる軍団入りし、まだ自然が残る八王子で川原の探検、クワガタ捕り、野球、プロレス、ゴルフごっこをした日々がつづられています。時代は遡ってもユーモラスな高野節は他の作品と変わりません。お勧めです。

 読めばきっと自らの少年(少女)時代のことを振り返ってみたくなるはず。私は高野さんよりは4学年下ですが、ほぼ同時代に中野区で育った少年時代のことを思い出しながら読みました。中野刑務所裏の雑木林での探検ごっこ、すでにドブ川となっていた妙正川で排水溝に入り込んでの「洞窟」探検・・・。しかし、創意工夫に長けた「カッチャン軍団」にはとてもとても及びません。いまさら気づきました。自分は勉強以上に遊びが足りなかったんだ、と。

 この作品は、後にアフリカへ怪獣探しの探検に出掛け、未知のものを追い続けるノンフィクション作家となった高野さんの原点を知る、第一級の資料でもあります。カッチャン軍団での探検の日々が源流となり、幻獣ムベンベ探しへとつながったのでしょう。

 「またやぶけ」から「ムベンベ」へとつながる中学・高校時代については高野さんはまだあまり語っていらっしゃらないと思います。高野ファンの一人としては、この水脈が尽きることなく、どう広がっていったのか、知りたくなりました。

 

2015年5月24日 (日)

「国際市場で逢いましょう」

16日に公開された韓国映画「国際市場で逢いましょう」(ユン・ジェギュン監督)を早速観て来ました。期待を裏切らない素晴らしい作品。これはお勧めできます。

http://kokusaiichiba.jp/

 朝鮮戦争(1950~53)の避難民によって形成された釜山の国際市場で露店を営む一家の物語。離散家族となり、時代に翻ろうされる一家を描きながら朝鮮戦争、外貨獲得のために西ドイツ炭鉱への集団派遣、ベトナム戦争、そして離散家族との再会と韓国現代史を辿っていきます。ストーリーはフィクションとはいえ、韓国現代史の一大叙事詩と言えるでしょう。韓国で歴代2位の興行収入を記録したというのも納得できます。

 もう一つ1999年に「シュリ」で主演したキム・ユンジンが16年も経っているのにほとんど年をとっていないように見えたのが驚き。本編ではうら若い女性時代から老女となるまでを見事に演じきっています。

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2015年5月17日 (日)

登山家・竹内さんが募金活動

日本人初のヒマラヤ8000m峰14座登頂に成功したプロ登山家、竹内洋岳さんが17日、JR新宿駅西口であしなが育英会の募金活動に参加し、4月25日に発生して8400人を超える死者が出たネパール地震で遺児となった子どもたちへの支援を呼び掛けました。

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 「14座のうち8座はネパールにあります。年前から成長を見続けて来ましたが、今回の震災で(世界遺産など多くのものが)壊されてしまいました。親を失ってしまった子供たちのための支援をお願い致します」と竹内さん。

 ネパール地震が起きた4月25日、竹内さんはエベレスト登山のため中国・チベット側の6300m地点で登山活動をしていました。テント内で揺れを感じた時には「雪崩が起きたのか」と思ったという。だが、次第に揺れは大きくなり、外に出てみると足元の氷河で亀裂の音が走り、石が転がり込む音が聞こえてきたそうです。

 ベースキャンプでも死傷者が出たネパール側のような損害はありませんでしたが、余震などに供えて登山活動は自粛。まもなく中国当局から「すべての登山活動を中止する」との通達があり、撤退を余儀なくされました。ベースキャンプからネパールの首都カトマンズへは陸路で戻りましたが、道路が所々寸断されていたそうです。カトマンズに戻ってからは多くの建物が倒壊し、救出活動が続けられている地獄絵図を目の当たりにしました。

 募金ではさりげなく学生たちのボランティアに混ざりましたが「登山家の竹内さんですよね」と気づき、募金していく女性が多かったです。「日本にも多くの方々がネパールのことを思っていることが分かり、嬉しくなりました。皆さんの思いはネパールの方々にも伝えていきたい」と竹内さん。日には登山活動の残務処理などのため、再びカトマンズに向かう予定です。

 

2015年5月11日 (月)

あの稲葉刑事が探偵事務所を開業

 北海道警の元マル暴対策刑事、稲葉圭昭さんが、札幌で探偵事務所を開業。冗談のような本当の話で稲葉さんからお知らせを頂いてびっくり。札幌で浮気・素行調査を頼むなら「いなば探偵事務所」へ。

http://inaba-tantei.com/

 稲葉さんには御著書「北海道警 悪徳刑事の告白 恥さらし」(講談社)の著者インタビューでお会いさせていただいたことがあります。道警裏金事件発覚のきっかけとなった「稲葉事件」の当事者となった方ですが、詳しくは是非御著書をご覧になってください。

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 ご本人には失礼ながらホームページのキャッチフレーズを見て、吹き出してしまいました。「暴力団担当の元刑事が調査 安心の探偵事務所」。いやー普通の方はすぐに安心できませんよ、稲葉さん(笑)。

 しかしホームページの「ご依頼からの流れ」の漫画は秀逸。素晴らしい出来ですよ。劇画チックに描かれてる稲葉さんは、真実の稲葉さん。一度お会いすれば、温かみがあり、信頼できる方だということが分かると思います。  これで札幌の街では浮気をする輩は減っていくことでしょう。北海道にお知り合いがいらっしゃる方には、是非お知らせしてください。

2015年5月 1日 (金)

奥多摩・高水三山

 奥多摩の高水三山に登って来ました。午後から出発しても日帰りできそうなところを探して、見つけたのがこの三山。初心者向けとなっていますが、私は初めて。私にとっての未踏峰の700m峰3座に挑みました。

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 軍畑駅を13時40分発。旧鎌倉街道を登り平溝橋に出たところでY字路を左へ。登山口の石碑を出たのが14時ちょうど。ウグイスの鳴き声を聞きながらスギ・ヒノキの植林帯を黙々と登ると、常福院という真言宗の古刹が現れました。こんな山奥によく寺を造ったな、と古人の偉業に関心しつつ、山門をくぐり、本堂裏の坂道を登ると高水山(759m)の頂上に出ました。14時53分。

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 急なアップダウンを経て30分ほど歩くと岩茸石山(793m)に到着。15時20分。このミニ山行のハイライトはここからの眺望。棒ノ折へと続く稜線、奥武蔵の山々、関東平野が見渡せます。

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 樹林帯を南に進むと杉の巨木に囲まれた惣岳山(756m)の頂上に到着。15時59分。視界は開けていませんが、700m峰3座完登の喜びに浸りました。

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 尾根道を下ること約1時間。2基の送電鉄塔を通過すると徐々に車道を走る車の音が聞こえてきます。御嶽駅周辺の集落が見えてきたところで午後5時を知らせるチャイム音が聞こえて来ました。御嶽駅着17時11分。全行程3時間31分の山歩きでした。

甲斐毅彦

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