ブログ報知

スポーツ報知ブログ一覧

« ソフトバンクのPepperくん | メイン | バブルなでしこ »

2015年6月23日 (火)

「憂国」の盗作疑惑

韓国を代表する女性小説家、申京淑氏(52)が1996年に発表した短編小説「伝説」の一部が、故・三島由紀夫の短編小説「憂国」の盗作であると指摘された問題で、申氏は韓国紙のインタビューに応じ、盗作を事実上認めました。

 23日付の韓国紙、京郷新聞の電子版によると申氏は22日に同紙のインタビューに応じ「『憂国』と『伝説』を何度も読み比べた結果、盗作との問題提起は妥当だと思った」と述べています。  さらに「いくら過去の記憶をさかのぼっても『憂国』を読んだという記憶はないが、もはや私も自分の記憶を信じられない状況になった」とした上で「出版社と協議して『伝説』を、収録した単行本から削除する」「文学賞の審査委員などすべてを辞退し、自粛する時間を頂きたい」と述べ、謝罪しました。

 しかし、自粛後には作家活動は続ける意向で「小説は私にとって命のようなもの。書くのを止めたら生きていけない。文学という『地』で転んだのだから文学という『地』で起きあがりたい」と述べています。  申氏の盗作疑惑は、小説家のイ・ウンジュン氏(45)が日のハフィントンポスト韓国語版で提起。同氏が酷似していると指摘したのは「伝説」の中の「二人とも健康な肉体の所有者だった。彼らの夜は激しかった」という描写と「憂国」の「二人とも実に健康な若い肉体を持っていたから、その交情ははげしく」という部分などです。

 申氏の作品は「山のある家井戸のある家|東京ソウル往復書簡」「母をお願い」などが日本語に訳されて出版されていますが、「伝説」はまだ翻訳されていません。韓国語の本を入手するのは時間がかかるので、とりあえず、新潮文庫で三島由紀夫の「憂国」を読みました。二二六事件の殺気、軍人夫婦の情念が漂って来る短編です。

Dsc_5867

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/235990/33450789

このページへのトラックバック一覧 「憂国」の盗作疑惑:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

甲斐毅彦

2021年4月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

最近のトラックバック

見出し、記事、写真の無断転載を禁じます。Copyright © The Hochi Shimbun.