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2015年7月

2015年7月18日 (土)

元小結・海鵬が格闘家デビュー

 大相撲の元小結・海鵬の熊谷涼至さん(42)が18日、東京・両国国技館で開催された新格闘技「巌流島」で格闘家デビューしました。リングネームはシコ名の「海鵬」で、米国の総合格闘家、ジミー・アンブリッツ(38)とヘビー級(3分3回)で対戦。相撲で磨いた寄りで、試合を有利に進めましたが、2回2分27秒、パンチによる相手の猛反撃を受けてTKO負けを喫しましたた。試合後は「力を出し切ったんですが、スタミナ不足。でも大舞台でやれて気持ち良かったです」と苦笑いしながら話していました。両国国技館でインタビューしていると、何か私自身が相撲記者をしていた10年ぐらい前に戻ったような気持ちになってきました。

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 熊谷さんは角界を去った3か月後に東京・錦糸町に加圧トレーニングジム「ベアーズ・スタジオ」を開業。ジムを経営しながら相撲道場「小松竜道場」などで少年相撲のコーチをしています。
 今回が2度目の興行となる「巌流島」の参戦オファーを受けたのは今年4月。円形のリングで行われ、リングから1回に3度相手を転落させると一本勝ちとなるルールなどから相撲経験生かせると判断。さらに「国技館でもう一度戦いたい」と思いがこみ上げて参戦を決めました。霧の若も、星風も格闘技で勝利を収めており「相撲が一番強いと思っている。星風であそこまでできるなら」と自信も沸いてきたそうです。


 現役時代は177センチ、123キロだったが、引退後は90キロ台まで落ちていました。東京・目黒区にある総合格闘技ジム「NATURAL9」でこれまでに経験のない打撃練習を開始。しかし、あくまでも力士時代に得意だった、左を差して食いついてリング下に転落させるのが作戦。そのために坂道ダッシュなどでスタミナ強化に努めながらも体重は100㌔台に増量しました。


 会場には力士仲間やジムのお客さん、相撲道場の教え子らが集まり、国技館に海鵬コールを響かせました。 1回は、アンブリッツのパンチをかいくぐっての一気の寄りで、2度転落させて試合を優勢に進めていましたが、相手の重たいパンチを浴び、顔は徐々に腫れて来ました。2回、パンチで崩され、グラウンドで連打を浴び、レフェリーストップ。

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 ほろ苦いデビュー戦となりましたが、花道を引き揚げる背中には割れんばかりの拍手と声援が浴びせられた。「体を作り直して時間をかけてやっていきたい」と再挑戦への意欲をのぞかせていました。

 42歳。私とほぼ同世代の元力士が戦う姿に勇気付けられました。海鵬関、お疲れ様でした。まずはゆっくりお休みください。

2015年7月17日 (金)

「火花」

 芥川・直木賞の受賞会見場では、朴訥としたままだった又吉直樹さんには好印象を持ちました。


 作品は読んでみないことには批評はできないので、受賞作「火花」(文藝春秋)を読んでみました。熱海の花火大会で師を仰ぐ破滅型の芸人と出会う若い漫才師が主人公。客を笑わせるという使命を持った漫才師の苦悩は文学作品のテーマとしては十分に成り立つものだと思いました。

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 私は特に文学ファンではなく、芥川賞受賞作は数本しか読んでいませんが、これまでの受賞作と比べて劣っているとは感じませんでした。もちろん魂を揺さぶられるほどの感銘を受けたわけでもありません。又吉さんにおもねる必要は何もありませんが、率直に「面白かった」とは感じました。


 又吉さんは太宰治に傾倒しているとのこと。私が好きな太宰の作品は「ヴィヨンの妻」なんですが、「火花」が描いた世界は「ヴィヨンの妻」の主人公の最後の台詞に重なるように私には思えました。
 「人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ。」

2015年7月15日 (水)

「紋切り型社会」

 紋切り型の言葉がはびこり、凝り固まっていく現代社会を新進気鋭のライターが批評した痛快無類の評論。これは目からウロコものの国民必読の書だー。

 と、敢えて紋切り型の紹介をしてみましたが、「紋切り型社会 言葉で固まる現代社会を解きほぐす」(朝日出版社、武田砂鉄著)は、冒頭のような思考停止した紋切り型の表現をバッサリと斬っています。自分よりも11歳も若いライターの言葉にウーン、ウーンと納得しながらも、紋切り型の言葉を日々何の臆面もなく世に放っている自分も切られていることに気づく(気づかないとヤバイ)。斬られながらも「痛快無類」なのです。

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 河出書房の編集者を辞めてフリーになった武田砂鉄氏のこれが最初の単行本。それにしても楽しみな若手ライターが登場したものです。デビュー作でこれだけ「紋切り型」を批判しているわけだから2冊目で同工異曲は当たり前だが許されまい。そんなことは本人も承知のはずで、そこに気概を感じます。

 筆者に会ってみたいけど、いかんせんこうして毎日「紋切り型」の文章をツラツラと書いているものですから、ちょっと気後れしてしまいますね。俺も今日から「脱紋紋切り型」を目指そう。そう「勇気を持って一歩踏み出そう。本当の主役は自分自身なのだから」。

2015年7月 5日 (日)

「日韓対立の真相」

  「日韓対立の真相」(武藤正敏著、悟空出版)を読みました。筆者は2012年まで韓国特命全権大使を務めた方。日韓外交戦の舞台裏やご近所だったペ・ヨンジュンとの交流など興味深いです。日本側の立場から韓国に苦言する部分が多いですが、無責任なヘイト本とは違い、元大使という立場からの発言なので非常に説得力があります。日韓の相互理解、友好を目指すという前提があれば、解決できそうな問題から議論は多いにしていくべきでしょうね。この本は韓国語に翻訳して韓国の方々にも読んで多いに反論して欲しいと思います。

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甲斐毅彦

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