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2016年4月

2016年4月30日 (土)

「モンスターマザー」

  ゴールデンウィーク中のお勧めノンフィクション作品を紹介します。「モンスターマザー」(福田ますみ、新潮社、1512円)

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 2005年12月、長野県の高校1年生が自殺した事件が題材です。いじめ事件として学校の責任を追及する母親が、校長を告訴したましたが、教師たちは、常識外の執拗な追及を続ける「モンスター」と化した母親との対決を決意することになります。

 筆者の福田さんは2007年に「でっちあげ 福岡『殺人教師』事件の真相」で新潮ドキュメント賞を受賞しています。学校の先生が生徒に悪質ないじめをしていたという福岡の事件ですが、取材すると生徒の親がモンスターペアレントのクレーマーであることが明らかに。事実を掘り下げることの意義を感じさせる力のあるノンフィクション作家だと思います。

2016年4月29日 (金)

基本ラーメン700選(27)

  高田馬場にある野菜豚骨の人気店「とらとはと(虎と鳩)」(東京都新宿区高田馬場3-12-1)へ。野菜豚骨塩らーめん(700円)。豚骨に蓮根や人参などの根菜や椎茸などを煮込んだスープはまろやかです。ちょっと違和感のある味ですが、柚子胡椒を加えるとしっくりきます。鶏チャーシューは食べ応えがあり、美味しかったです。

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2016年4月28日 (木)

「オマールの壁」

  4月16日から上映されているパレスチナ映画「オマールの壁」(ハニ・アブ・アサド監督)を渋谷アップリンクで観てきました。  パレスチナのパン職人の青年オマールと分離壁の向こう側に住む美女ナディアとの「パレスチナ版ロミオとジュリエット」。占領下での暮らしを打開しようと行動に出たオマールは、イスラエル兵殺害容疑で捕えられ、終身刑かスパイになるかの選択を迫られるというストーリーです。もちろんフィクションですが、今のパレスチナを生きる若者たちの描き方にリアリティーを感じられました。100%パレスチナ資本で作製されたとのこと。主人公の心理描写も見事で、完成度の高い作品でした。複雑なパレスチナ問題について考えるきっかけとなるかもしれません。お勧めです。

http://www.uplink.co.jp/omar/

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2016年4月27日 (水)

ラーメン店探訪26「鬼そば 藤谷」

そばしお  渋谷センター街の「鬼そば 藤谷」(東京都渋谷区宇田川町24-6 渋ビルヂング 5F)へ行ったら、2011年の東京ラーメンショーで優勝した時に取り上げた弊紙記事が大きく貼ってありました。

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故・佐野実氏の弟子で、アゴまね芸人のHEY!たくちゃんの店なんです。いただいたのは鬼塩ラーメン(750円)。焦がしオニオンが効いた透明感のある塩スープです。

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山河ノスタルジア

  渋谷のル・シネマで中・日・仏の合作映画「山河ノスタルジア」(ジャ・ジャンクー監督)を観ました。

 急速に経済が発展し、格差が生まれ、拝金主義が蔓延る中国の現在を山西省のある一家を通じて描いた秀作でした。 過去(1999年)、現在(2014年)、未来(2025年)の三部構成。

 小学校教師の女性タオは、炭鉱労働者と実業家2人の男性の求愛を受け、実業家と結婚し、息子をもうけるが、離婚。タオは息子の将来を思って財力がある前夫に息子を渡す。離れ離れになた息子とは父親の葬儀で一度だけ再会を果たす。そして2025年。前夫に連れられ、オーストラリアに移住した息子は英語を話し、中国語は忘れてしまっていた。激流にもまれる中国で暮らす人々にとっての家族、アイデンティティー、郷愁を見事に描いているように思えました。世界中どこへ行っても出会う中華民族。彼らはいったい何を考えて暮らしているのか、と素朴な疑問を感じることが今までもありましたが、この作品はひとつの視点を示していると思います。 http://www.bitters.co.jp/sanga/

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2016年4月25日 (月)

だからデザイナーは炎上する

 

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2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレムは今日25日午後3時に発表されます。一般公募1万4559作品から最終候補に残った4作品のいずれかから選ばれることになります。

 昨年9月に酷似の指摘を受けて炎上し、撤回に至ったあの大騒動は何だったのか。あらためて背景にあったものを見つめ直すには「だからデザイナーは炎上する」(藤本貴之、中央公論新社)を一読されるとよいと思います。筆者は情報デザイン論を専門とする東洋大の准教授。なぜ昨年炎上騒動が起きたのか。デザインとアートの混同、そもそもパクリって何がダメで何が許されるのか。さらに筆者自身が新エンブレムに携わった体験を踏まえて一連の騒動を検証しています。

2016年4月24日 (日)

「外道クライマー」

 2012年7月、世界遺産の那智の滝を登攀中に逮捕されてしまったクライマーの処女作「外道クライマー」(宮城公博、集英社インターナショナル)を読みました。1年に一度出合えるかどうかというぐらいに面白い本。これはとんでもない。「山に登る人に悪い人はいない」なんていう言葉は絶対に嘘っぱちですね。こんな連中がいるんですから。

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 那智の滝事件のときには私も熊野那智大社の宮司さんに電話で取材しましたのでよく覚えています。御神体に登攀具を打ち込んでよじ登られたわけですから当たり前ですが、宮司さんの怒りはすさまじいものでした。この事件で一応の反省をした外道クライマーは、北アルプスや台湾やタイへ向かいます。そして、目指すのはあくまでの前人未到の地。死んでもおかしくないことやっているのに、文章のユーモアセンスが妙に冴えているところがまたいい。

 そして巻末の探検家・ノンフィクション作家、角幡唯介氏も解説が素晴らしい。「こいつはただのバカではなく、本物のバカかもしれない・・・」と本音をつぶやきながらも、那智の滝事件の本質を見事に突いています。「登山行為が本来抱えている原罪を露骨にあぶりだした」。まさにその通りだと思います。

 とにかく「命を懸けて山に登るなんて気が知れない」という人も、「死んで上等」の山登りを否定しない人も是非読んでみて欲しいと思います。読んで「危険な勇気が沸いてきてしまった」という人たちと私はお友達になりたいと思います。

2016年4月23日 (土)

「月刊 佐藤優」スタート

 スポーツ報知では24日から新コラム「月刊 佐藤優」の連載をスタートします。日本を代表する知性、元外務省主任分析官の佐藤優さんに最新の外交、政治、国際情勢を分析して頂きます。どうぞご期待ください。

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ラーメン店探訪25「モモンガ」

 新宿・職安通りの「モモンガ」(東京都新宿区歌舞伎町2-46-7)を初訪問。海老つけめん(800円)。海老を主体に鶏がらを加えたスープは風味があり良。喉越しのよいツルツルの麺とこんがり焼き豚も及第点です。大盛りも同料金。職安通り付近に行かれたときにお勧めです。

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2016年4月22日 (金)

映画「スポットライト 世紀のスクープ」

  4月15日に公開された米映画「スポットライト 世紀のスクープ」を観てきました。
 2002年1月、ボストンの地方紙がものにした一大スクープ(2003年度のピュリツァー賞)を題材とした作品です。


 ボストンとその周辺で連続して起きていたカトリック司祭による児童性的虐待。4人の取材班が、権威を頼みに教会が組織的に隠蔽していたことを暴きだすストーリーです。
当事者から話を聞きだす困難さやウラが取れてパッと視界が開けるような展開にはリアリティーが十分にあり、新聞の存在感を感じさせる作品でした。
 ただし、私は新聞記者の原動力はあくまでも好奇心であり、必ずしも正義ではない(正義ならそれにこしたことはないけど)と思っています。映画だけに大分かっこよく描かれているなとは思いましたが、お勧めできる映画でした。

http://spotlight-scoop.com/

甲斐毅彦

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