四国をお遍路する韓国人女性
四国お遍路で外国人女性初の「先達」となった韓国の旅行作家、崔象喜(チェ・サンヒ)さんの韓国語新刊「四国を歩く女(시코쿠를 걷는 여자)」をお送り頂きました。
サンヒさんは父を事故で亡くし、お店が倒産するなどの辛い経験が続く中で「四国八十八か所巡り」を知り、お遍路をしようと思い立ちます。弘法大師の足跡を辿る霊場巡りの中で人々と触れ合い「お接待」を受け、サンヒさんは人は一人で生きるのではなく、国籍や民族などは関係なく「生かされて生きる」という仏教の真髄を感得していったようです。サンヒさんはお遍路を6回まわり、2013年には外国人女性では初めての「先達」(巡礼道案内者)として認められました。
私がサンヒさんとお会いしたのは2014年10月。香川県三豊市に建設された「日韓友好のお遍路小屋」の上棟式の取材でした。
サンヒさんは大変な努力家でこの後、日本語検定試験1級に合格。ソウル在住で日本に留学していたわけでもないことを考えれば、驚くべきことです。 日韓友好への思いを共有できるサンヒさんとの出会いは私にとって幸せなことでした。
ご著書は妻と一緒にゆっくり拝読していきます。ちなみに光栄にも私が四国へ取材に行ったときの小さな写真がワンカット載っています(笑)
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