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2016年12月 4日 (日)

映画「東柱」

 母校の立教大学へ。異文化コミュニケーション学部主催のシネマ・シンポジウム「70年の時を経て出会った尹東柱と立教生」に出席して参りました。

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  尹東柱(ユン・ドンチュ)は、日本統治時代の朝鮮から日本に渡って立教大学(後に同志社大学に編入)で学んだ伝説的な人物。1943年に治安維持法違反容疑で官憲に捕らえられ、福岡刑務所で獄死した悲劇の詩人です。 シンポジウムでは今年韓国で公開されて120万人が観た映画「東柱」が日本で初めて上映されました。

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 映画上映後のトークセッションには、映画の中で特高警察役として出演し、尹東柱を絞め上げた俳優(大悪役ですが)がサプライズ登場。当たり前ながら流暢な日本語で出演していたので日本の俳優かと思いましたが、金仁友という在日の俳優でした。韓国人でありながら韓国人を弾圧する役回りをすることに葛藤がなかったのか気になるところでしたが「是非やりたい役だった。日本という国が悪いのではなく、軍国主義が起こしたことが悪い」と話していたのが印象に残りました。

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 映画はよくできた作品で感動しましたが、事実を基にしているとはいえ、だいぶ脚色がなされているとのこと。例えば、立教大留学中、尹東柱に恋慕する日本女性が登場しますが、これは創作の人物だそうです。

 ともあれ、密度の濃い素晴らしいシンポジウムでした。このようなイベントを無料で開催してくれた立教大を誇りに思います。舞台進行などで活躍した異文化コミュニケーション学部の学生の皆さんも皆、自分の在学中の立大生よりも優秀そうでした。

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 ちなみに尹東柱の詩集「空と風と星と詩」は、岩波文庫からも出ています。巻末にはハングルの原詩もついています。原詩を暗唱できるようになるぐらい読み込みたいものです。

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甲斐毅彦

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