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2019年2月10日 (日)

石牟礼道子さん一周忌

 水俣病の悲劇を世に知らしめた石牟礼道子さんが亡くなって2月10日で1年です。追悼の意を込めて代表作の「苦海浄土」を読み返しました。

 読み返して気がついた点は、この作品は一般的なノンフィクションの取材手法のように、被害者の自宅へは足繁く通ってテープを録ってメモを取るという形で取材されて成り立ったものではないということです。

Photo



  患者、その家族の苦しみを自らのものとすることによって魂の声を紡ぎ出した。ノンフィクションというジャンルを超えて真実を描破したのだと思っています。

 この作品は「大宅壮一ノンフィクション賞」の第1回目の受賞作に選ばれましたが、石牟礼さんは「水俣病患者のことを書いた私が晴れ晴れしい舞台に立つのはそぐわない」として辞退されています。ご本人も「ノンフィクションを書いた」という自覚はまったくお持ちになっていなかったのだと思います。

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甲斐毅彦

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