「百名山紀行ー股関節痛を乗り越えてー」
山岳部に所属していた都立鷺宮高校時代に古文を教わった関正美先生が「百名山紀行ー股関節痛を越えて―」(1000円税別)を自費出版しました。
痛みを抱える股関節に人工置換手術を施し、76歳で登った南アルプス最南端の光岳で百名山登頂を達成。その全記録です。
関先生は高校山岳部の顧問ではありませんでしたが、顧問の先生と親しかったので、我々生徒の山行に数回同行されていました。
最もよく覚えているのは1986年7月25日~30日にかけて北岳、甲斐駒、仙丈ケ岳の鳳凰三山を登った南アルプス合宿です。足は短いけどエネルギッシュ。眺望の良いところで休憩する時には短歌を詠み、メモ用紙に書き込んでいたのをよく覚えています。さすがに国語の先生だな、と感心したものです。
著書の中には34年前の懐かしいこの合宿の話も収録されていました。夕食のカレーライスづくりのくだり。「ジャガイモの皮も剥けない生徒もいて…」。なんだ、これは私のことではないか!
高校3年の時には古典を習い、1学期は古文の大鏡と源氏物語、2学期は漢文の史記でした。その時の教科書は今も大切にとってあります。
剣道部の顧問だっただけに、声にハリがあり、チャイムが鳴った後も授業を続けていたときに教室の外から「早く終われー」とヤジったダメ同級生を「うるさい!」と一喝。声だけでそいつがよろけたことをよく覚えています。
あれから30年以上が経ちますが、お元気で何よりでした。当時を懐かしみつつ、一山ずつじっくり拝読させて頂こうと思います。
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