「オンラインでズバリ伝える力」
ついにオンライン会議向けの自己啓発書まで出る時代になりましたか…。幻冬舎の新刊「オンラインでズバリ伝える力」(佐藤綾子著)は、これからの社会で避けて通れなくなったオンラインでのコミュニケーション技術について説かれた類書のない一冊です。
「信頼は、画面に映る最初の1秒で決まる」「Zoomでは、0・8倍速で話すと、聞き取りやすい」「名刺交換できないので、肩書を明示する」「顔の表情は歌舞伎役者のつもりで動かす」「大きい声よりも、強弱のある声が心に響く」「1分間のうち32秒、カメラ目線で話すと印象UP」など…。掲載された47のテレワークのコツは、ほとんどが初耳の話です。
スポーツの試合後の記者会見なども、今はほとんどがZoom対応となり、私もようやく少し慣れて来たのですが、対面取材に比べれば、どうしても突っ込んだことが聞きにくかったり、不便さを感じているところでした。
ただコロナ禍の中で広まったオンラインの流れは収束後も変わらないと言われていますし、それならば時代に合ったコミュニケーションスキルを身に着けていくしかないのでしょうね。
著者は国会議員などのスピーチ指導を行ってきたパフォーマンス心理学の第一人者。一読すれば得るものは大きいと思います。
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